HOME 0 〜 50 〜 100 〜 150 〜 200 〜 250 〜 300 〜 350 〜 400 〜 450 〜 500 〜 

350: 卯月朱美さんファイナル・ステージ    4月11日(月)00時16分 by 行った人

2011年3月31日、渋谷の道頓堀劇場に行って卯月朱美さんのファイナル・ステージを見てきました。
なお出演者は香盤順に、1春乃はなみ 2なたね 3春風るな 4香坂玲来 5川中理紗子 そして6卯月朱美の皆さんでした。以下、時間を追って。

渋谷駅を出て道玄坂から百軒店(ひゃっけんだな)商店街に入り、劇場に着いたのが午後5時の少し前。入口には卯月さんの大きな写真やたくさんの花。受付で入場料を払い、係員さんに聞くと、今は2回目で、今日は4回回しとのこと(なお27日に来た時は3回回しでした)。階段を下りる途中にもファン一同や踊り子さんたちから贈られたフラワースタンドがたくさん置かれていました。「おつかれさま」「ありがとう」など暖かいメッセージが添えられて。
階段を下り、すぐ中に入ります。
5番目の踊り子さんのショーの最中。お客は大勢いましたが、まだ満席にはなっていないので、なんとか3列目に座れました。
オープンで出てくる時、舞台上手隅に次の卯月さんのために花瓶をそっと置いていきます。
オープンが終わり、舞台暗転。この時点で5:05。

ドラムスの音、そして「アハ、アハ、キューティー○イ、イェイ…」と乗りの良いオールディーズのカバー曲。
照明がつき、卯月さん下手(左)から笑顔で登場。拍手。
ピンクの着物に紫の袴という女学生姿で上に白いエプロンを着て、メイドさん帽子、赤いスリッパ。両手に白いシーツをたたんだものをささげて本舞台の奥に置きます。そして先ほどの花瓶をシーツの左横に置きます。
そして今度は金属製の丸いお盆を持って、
歌「神様がくれた すてきなわたしの天使…」
に乗ってかわいくちょっとコミカルに踊ります。手拍子。
お盆を両手に持って、おしりを振ったり、のりのりで。
お盆をしまうと今度はデッキブラシを取り出し、床をゴシゴシ掃除しながら踊ります。
やっぱりおしりをふったり元気いっぱい明るく。
女学生がバイトに励んでいるようです。
歌「キュー○ィーパイ」
そんなふうに1曲踊ります。拍手。
一瞬静寂。

突如ピピピピ…
卯月さん急に真剣な顔でケータイを取ります。
照明は落ち、顔だけにスポットライト。
ここであの「スパイ大○戦」のテーマ曲、そして当局からの指令が流れます。
機密文書を盗み出せだったか、秘密兵器の設計図を奪還せよ、だったか。
卯月さん機敏な動作で上手すみに行き、
袴を脱いで着物をかぶった姿で、そして着物をぱっと脱ぐと
モスグリーンの(人民帽みたいな)帽子にベージュの作業着、そしてはだし、
清掃作業員の男に変装。敵陣に潜入します。
モップを持って掃除しながら、鋭い目であたりを窺っています。
しだいに敵陣奥まで入り込みます。ここで
パタン
うっかりモップを落としてしまった!
ウウウウーーーーーーーとサイレンの音。
ここからが見せ場です。
卯月さん一人大活劇。
見えない敵たちを相手に
足を蹴りあげたり、ブリッジの姿勢から後方宙返りしたり側転したり、器械体操のように大活躍。
卯月さん体が軽い。客席からおおーーっという歓声。
あやうく捕らえられそうになったところを躱(かわ)し
今度はレーザービームをかいくぐって匍匐(ほふく)前進。
そして本舞台に逃れます。後方から
ダダダダ………と機銃掃射の音。光が点滅。
すぐ暗転。

静寂。
少しして、静かな、ブルースのような曲が流れます。
本舞台の奥にスポットライト。
先ほどの白いシーツ、気のせいかふくらんでいて、わずかに動いている。
と、そこから白い手がすーっと伸びてきて、何かをさぐるような手つき。この手がセクシー。
そして花瓶の赤いバラを取ります。
そして顔を出します。クールな表情。
そしてシーツを持ったまま立ち上がり、シーツをはらりと落とします。
表れたのは深紅のドレス(肩の出ている膝丈くらいのワンピース)でバラの花枝をくわえた美女。拍手。

ゆっくりと丸盆にやってきます。
ここで曲が変わります。エロチックな、悶えるような感じの曲。
ここで卯月さんバラの花をかぶりつきのお客の一人に渡します。
そして丸盆の上で腰を下ろし、ゆっくりドレスの上をはだけて自分の胸を愛撫。
このあたりで丸盆が回転しながら40センチほどせり上がります。
スモーク、そして赤色の照明。
卯月さん今度はスカートをまくりあげて股間に手をのばします。
ここからオナベッドショー。
最初は軽く、しだいに激しく。
このへんでドレスは脱いで
両足を大きく開きます。
曲と照明とそしてステージと客席が一つになって、エロチックで美しい空間が作られていきます。
卯月さんうつぶせになったり
あおむけになったり。
あっ、あっ
初めはかすかな声。それが
しだいに大きくなっていきます。
手の動きは更に速くなり、
苦痛のような表情。
声は更に大きくなります。
ああー、ああー  そして
果てた ようです。
同時に曲も終わります。

すぐ次の曲。静かな女性ボーカル
「お気に入りのうた 一人きいてみるの…」
やわらかい照明になります。
卯月さん横たわったまま、少しづつ息を整えています。
時間がゆっくり流れています。
やがて起き上がり、
ここで乱れた髪を少しなでて、かすかな笑顔。
このへんで丸盆が下りてきたと思います。
ここで、さっきの白いシーツを体に巻いて
先ほどのバラを受け取って
ゆっくり本舞台に戻っていきます。
歌「…私のまぼろしを愛したの」
そしてバラの花にキスして、
笑顔で軽くポーズ。拍手。
暗転。
 
(ここでストーリーを、想像を加えて補足します。
ふだんはお茶目な女学生、実はプロフェッショナルな女スパイ。今日も当局から指令。男の作業員に変装して敵陣に潜入、今一歩のところで失敗、作戦変更、本来の美女の姿に戻ってバラの花に隠された機密文書を盗み出す。だが予想外のことが。敵側の諜報員と恋に落ちる。ミッションには成功するも、スパイ映画のルールに則り、失恋。1本のバラの花に思いを込めて。ということだと思います。違っていたらゴメンナサイ)

すぐまた明るくなって、いつものオープン曲が流れ
卯月さん法被を羽織って出てきて
元気いっぱいのオープンステージ。手拍子。
明るく元気一杯に、
腰をふったり、両足開いたりおしりをふったり
笑顔でエロくてそして気品のあるオープン。
股間からオーラが出ているような。
そんなふうにして盛り上がってオープンが終わります。5:25。 

アナウンスで、川中さん卯月さんのデジカメコーナーです、とのこと。
時間調整のため2人一緒になったようです。
最初に川中さんが出てきて舞台上手で、後から卯月さんが(淡い黄緑の衣裳で)出てきて下手でそれぞれデジカメショー。
衣裳、ヌード、2ショットなどなど延々と続いています。
結局、デジカメショーが終わったのが6:00。
暗転。

すぐBGMが流れ、明るくなってフィナーレになります。
まず劇場所属の3人(春風さん香坂さん川中さん)がうさぎ耳をつけて出てきます。そして今回の東日本大震災の救援の募金になります。大勢のお客が募金していました。私も少しですが入れさせていただきました。
そのあと「それではスペシャルゲストの紹介です」ということで、春乃さん、なたねさん、そして卯月さんの3人が順に出てきます。卯月さん淡いブルーに胸元に黄色い花がいっぱいついたトロピカルな衣裳で似合っていました。
メンバー紹介があり、盛り上がってフィナーレが終わったのが6:05。
休憩時間になります。

*************

6:13になって(学校の授業開始みたいな)チャイム、そしてBGM、アナウンス。ブザーとともに場内の照明が落ちて
そして3回目が始まります。今回も2人づつ「Wポラ」の進行でした。
 ……(中略)……
5番目の踊り子さんのオープンが終わったのが8:15ころ。
いったんカーテンが閉まります。
暗転。何か準備している様子。
少ししてアナウンスで紹介があって、
暗い中、カーテンが開いて卯月さんが出てきた様子。
ドンドコドンドコ和太鼓の音、ソイヤッという威勢のいい男性の声。三味線、笛の音。
照明がつきます。
舞台中央で
卯月さん絢爛豪華な和服で後ろ向きに立っています。拍手。
そしてゆっくり振り向きます。
赤地に金銀赤緑、花に松に鶴に蝶の色とりどりの模様の和服、帯は大きく前結びにして大きな花飾りを胸のあたりにいくつかつけた豪華絢爛な花魁(おいらん)衣裳。頭にはたくさんの簪をつけ、髪(かつら?)は後ろにおすべらかしのように束ねて垂らしてちょっとおひな様みたい。白い肌に赤い唇。クールな表情。
誇り高く美しく、羨望と嫉妬、あらゆる視線を跳ね返すように。
そしてゆっくり本舞台にさがります。

すぐ次の曲。静かなボーカル
歌「おぼえてますか はじめて誰かを愛したころの
 春のひざしを…」
卯月さんここで少しやさしい笑み。
そして着ていた打ち掛けを外し。
その打ち掛けを両手で前に持って
軽く踊ります。
歌「あー、人それぞれに恋をして
 百花○乱 したたかに…」
ここで卯月さん懐紙のようなものを出してヒラヒラさせると
桜の花びらが散ります。拍手。
吉原はもう春。
そんなふうに踊ります。
そして打ち掛けを脱いでポーズ。拍手。
 
次の曲。
三味線、笛の速い曲。手拍子も乗ってきます。
卯月さんここで舞台上手すみに行って
赤い帯の一端をかぶりつきのお客の一人に持たせて
くるくるくるっと体を回して解いていきます。おなじみの構図。
次は白い下帯を自分でほどいていきます。
そのあと小袖を脱いで赤い襦袢姿になります。 このあたり不正確です。当方ファッションとりわけ和服に疎いので。(^^;
そして舞台隅に置いてあった手燭(てしょく/柄のついた行灯)と、長いキセルを持って
ゆっくり立ち上がります。

ここから次の曲。
歌「なみだにならない悲しみがあることを
 知ったのはついこのごろ…」
(もとは山口○恵ちゃんの歌)
ここで舞台中央に出てきます。赤い襦袢姿で頭に桜の花枝。
そして横すわりになって、
長いキセルを口にします。この姿が粋(いき)
 ふーっ  紫の煙が見えたような
そして目を閉じます。
何かを思い出そうとしているのか、
それとも、忘れようとしているのか。
少ししてキセルを置くと、
手燭を持って丸盆にやってきます。拍手。
そして傍らに手燭を置くと腰を下ろします。
このへんで丸盆がせり上がり、回り始めます。
歌「恋する女は…罪つくり…」
ここで襦袢を脱いだのか、はだけたのか、
(タスキのような)赤い帯を解くと、股間に渡します。
歌「いのちすべてを 燃やしつくすの…」
今度は赤い帯を両手に持って、
ちょっと躊躇、そして決心した顔。
そして自分で目隠しします。
自分で目隠しする意味は2つ。
1つは、外見に惑わされず真実を見抜こうとする時。もう1つは
男なら誰でもいいから私を抱いて、という時。この場合は、はたして…
歌「白いゆめさえ まっかにそめる」

次の曲。三味線のような、不思議なビート。そして
「SAKURA SAKURA…」あとずっと英語。
ジャパネスクでエロチックで、そして心の奥底に響くような曲。
スモーク、赤い照明。
ここからオナベッド。
着物の胸をはだけて乳房を愛撫したり、
股間をもんだり。指を突っ込んだり、
ここで曲は消えます。

静寂の中で
 ぁー ぁー
かすかなあえぎ声だけが聞こえます。
目隠ししたままのオナベッドは
しだいに激しくなっていきます。
仰向けになったり
うつぶせになったり、
のけぞったり、
このへんで目隠しも取れたみたい。
手の動きはさらに速くなり
腰を激しく上下に動かしたり。
 ああー、ううー
しだいに声が激しくなり、
のけぞり、体が痙攣
あー
そして、果てる。

再び「SAKURA SAKURA…」(BGMのことはすっかり忘れていた)
照明は消えて、丸盆(プラスチック製で白く光っている)だけが巨大なローソクみたいに見える、幻想的な光景。
卯月さんゆっくり起き上がると
まだ呆けた顔、乱れた髪。
このあたりで丸盆が下がってきます。
卯月さん手で髪を整え、
手燭の火を吹き消します。
そして手燭を持ってゆっくりと本舞台に下がっていって
晴れやかな笑顔で、ポーズ。左右からリボン。拍手。

暗転。
続きましてオープンですとアナウンス。
卯月さんピンクの法被で笑顔で出てきて
元気一杯のオープン。手拍子。
終わると「はーいどーもありがとーございましたー」。拍手。8:35頃。

このころになると満席で、立ち見も大勢。
「続きましてデジカメショーです」とアナウンス。今回もWデジカメです。
卯月さんは先ほどのフィナーレの時のトロピカルな衣裳でした。さっそく行列ができました。。
駆けつけた踊り子さんたちも一緒に2ショットを撮ったりしていました。
デジカメショーは延々と続いています。
アナウンス「時間がかなり押してますので、最終回にもデジカメありますので…」と促していますが延々と。この間も花束や差し入れする人がたくさんいたようです。
9:12になってやっとデジカメショーが終わりまし、卯月さん「どーもありがとーございました」と言って荷物を持って引っ込みます。拍手。
暗転、
すぐ又明るくなってフィナーレ。また道劇所属の3人が出てきてフィナーレ、今回も募金がありましたが、前回にも増して寄付する人がいっぱいいました。後ろの席からわざわざ前に進み出て募金する人も。こんなふうに、こんな時だからこそ明るく皆で助け合うのって良いですね。
そのあとスペシャルゲストが紹介されて順に出てきます。最後に出てきた卯月さん、ピンクの着物に紫の袴で胸に桜の花枝を挿して笑顔で登場。まさに卒業式の衣裳です。大きな拍手。

そして司会の川中さんがマイクを持って「それではこれから卯月朱美姉さんの卒業セレモニーになります」と開会宣言。
まずは花束贈呈。ファンたちが花束を渡しています。若い人、年配の人、それぞれが思いを込めて。ステージは花束でいっぱいになります。
そのあと出演タレントから一人づつ花束贈呈。
司会「それでは順に祝福の言葉を」ということになって、出演の踊り子さんたちが順に祝福の言葉を述べていきます。
「大好きな朱美姉さん、ご卒業おめでとうございます」「新しい人生、もっともっと輝いてください」「すばらしいステージで勉強になりました」「やさしく色々教えてくれてありがとうございました」。中には「私はすべりこみで姉さんに会えたのですが、スパイダーマンには感動しました」なんて言う人も。さっそく突っ込みが入ります「スパイダーマンじゃなくてスパイ大作戦!」(爆笑)
そして司会の川中さんが「その澄んだ瞳でまっすぐ前を向いて進んでください。おつかれさまでした」
卯月さんうるうるしています。私もこみ上げてくるものがありました。
司会「それでは駆けつけてくれたお姉さん方から、どなたか」と言います。後ろを見ると、客席の後ろの方に女性たちがずらーっと並んでいます。私服の踊り子さんたちのようです。本当に学校の卒業式みたいになってきました。ここで皆に促されて御幸奈々さんささっと舞台そばまで来ます。(なお御幸奈々さんは3月11日、仙台の劇場にいて地震に遭ったそうですが、踊り子さんたちは皆無事だったそうです)
そしてとびきりの笑顔で「朱美ちゃん、おつかれさまでした。私より先に卒業なんて。 あとで、ゆっくり」(拍手)。そんな感じの短い祝辞でしたが心がこもっていました。あとでゆっくりつもる話をされたことでしょう。
このあと記念撮影ということで,たくさんの花束を前に置いて卯月さんを囲んで舞台の踊り子さんたちが記念撮影。
ここでファン代表から祝辞ということ。
上手の客席にいた紳士がマイクを持って祝辞「朱美さん10年間おつかれさまでした。…夢に向かって歩いていってください」(拍手)暖かい祝辞でした。そのあと「卒業証書授与」とのこと。何だろう?と思っていると
下手(しもて)側にいた、いかにも校長先生といった風貌の人が、どこで用意したのか卒業証書を両手で持って
「卒業証書 卯月朱美殿 右は本学園を優秀な成績で卒業し…平成二十三年三月三十一日 ストリップ学園ファン一同」と述べます。卯月さん両手でしっかり受け取ります。大きな拍手。
ここで司会「それではいよいよ卯月朱美さんに一言お願いします」と言って卯月さんにマイクを渡します。
卯月さんマイクを受け取って話しはじめます。
「みなさま今日はほんとうにありがとうございます。(拍手。そして踊り子としての歩みを語りはじめます)
1周年は栗橋でした。2周年はここ道劇で、3周年あたりから楽しくなってきて、4周年の時にやったのが今日やった「花魁」でした。そして舞台が楽しくなってきた時に、衝撃的なことがあって、そこでやめてもよかったんですが、また舞台にもどってきました。その時みなが暖かく迎えてくれて(ここで涙ぐむ。暖かい拍手)…。その後やったのが「スパイ大作戦」…そして8年、9年ころから色々考えるようになって…ゴメンナサイ、長くなって…踊り子卯月朱美と本名の自分とが…ありがとうございました」
このあたり大変不正確ですが、卯月さんの正直な人柄がにじみ出ているようなスピーチでした。
そんなふうにして暖かい拍手のうちに「卒業式」が終わり、カーテンが閉まります。9:39。
休憩時間になります。

********************

9:;45頃4回目がスタート。かなり押しています。
1番2番3番の踊り子さんはオープンカットで3人で「トリプルポラ」。
4番5番の踊り子さんもオープンカットで「ダブルポラ」。
川中さんが終わる時、またバラの花瓶を置いていきます。この時点で11:35。
場内は客数は少し減ったとはいえまだまだ大勢います。
一旦暗転、そして
いよいよ卯月朱美さんのファイナルステージです。演し物はもちろんスパイダーマン、元ぃスパイ大作戦。
曲が流れます「○ューティーパイ」
卯月さんとびきりの笑顔で、女学生衣裳にエプロンで出てきます。
そして可愛くお茶目にシーツを持ってきたりお盆を持ったりデッキブラシを使ったり、
1曲踊ると
ピピピピ…とケータイが。
そして当局からの指令。
ささっと作業員に変身、敵陣に潜入。
ここでうっかりデッキブラシを落とし、発覚。
サイレンが鳴り響きます。
ここから一人活劇
疲れている筈なのに、さっきと同じく、いやそれ以上に激しく華麗に大活躍。拍手・歓声。
そして白いシーツに隠れます。
静寂。シーツから手が出てバラの花を取り、
赤いドレスでやってきます。セクシー。
そして、いよいよラストのベッドショーです。
(ここで私の記憶は空白)
卯月さん終わってゆっくり立ち上がり、お客に渡していたバラの花を受け取ります。
この時まで、それが白バラだったことに気がつきませんでした。
情熱の赤から、無限の可能性を秘めた白へ。
そして体にシーツを巻いて、ゆっくりと本舞台に下がっていきます。
まるで女神のようでした。
そして白バラに、そっとキスして、
そしてにこっと笑ってポーズ。 
拍手。「ブラヴォー」「ブラヴォー」「ブラヴォー」の歓声。
暗転。

すぐまた明るくなって、
「続きましてでデジカメショーです」とアナウンス。この時点で11時55分。
押しているのでお一人様1枚だけ、ということ。
少しして卯月さん、まっぱで赤いハイヒールだけ履いて笑顔で出てきます。拍手。
さっそく行列ができます。お祝いに来ていた踊り子さんたちもまだ大勢残っています。
デジカメショーは延々と続いています。この間にも花束を渡す人が。
このへんで年度が変わります。
12時20分になって、最後の人が2ショットを撮ってデジカメショーは終了。
卯月さん荷物を持って引っ込みます。暗転。
そして、
いつものオープン曲、サン・プロ○ェクトの曲が流れます。
卯月さんピンクの法被で最高の笑顔で登場、オープンになります。
この時、残っていた踊り子さんたちが客席から
パーン、パーン、ドッカーン!
バケツ大の巨大クラッカーを鳴らします。ステージの反対側からも。
金銀赤青の細いテープがいっぱい飛び出して、舞台といわず客席といわず、もうワヤワヤ。
女の子たちの笑い声。
2列目にいた私の所にもワヤワヤが飛んできてノートとってられなくなります。ここでも卯月さんに花やチップを渡す人が大勢。
笑い、涙、拍手、歓声 もう何が何だかわからなくなります。
そんなふうにしてオープンが終わったのが12:27。カーテンが閉まります。

と、アンコール、アンコール、アンコール…の連呼と手拍子。
それがだんだん大きくなります。
卯月さん出てきて、マイクを持って再びご挨拶。
「皆さん本当に、こんな大変な時に、最後まで残ってくれてありがとうございました…
(10年間、つらいこともあったけれど良い事のほうがいっぱいあって、踊り子をやって本当に良かった。今は1つのことをやり遂げた想い出を胸に新しい道を歩んでいきます、といった内容だったと思います) ありがとーございましたー」ここでも花束。拍手。
金銀のテープまみれになって、泣き笑い顔。
また一旦引っ込むと、また
アンコール、アンコール…
ここで「世界に○つだけの花」が流れ、再びオープンショー。
卯月さんもう踊りなんだかご挨拶なんだか、テープまみれになってもうわやわや。
拍手と歓声。ありがとー、おつかれさまー、おげんきでー、ありがとーの声、拍手のうちにカーテンが閉まりました。12:30。

ここで場内に「いーつまでも たえることなく ともだちでいようー」が流れてきます。  今日の日はさようなら、
夏休みのキャンプファイヤーがお開きになる時みたいな雰囲気です。
この時私は、卒業する人も、見送る人も、踊り子さんも、ファンもスタッフも、みんなが強い絆で、連帯感で結ばれているのを感じました。
さびしくなんかなかったです。

まだ興奮覚めやらぬという所ですが、後ろのドアがあき、スタッフたちが入ってきます。私はからまったリボンを払って(中々取れない)、荷物を持って場内を出ました。ロビーでデジカメ写真を受け取って外に出たのが12:32頃。
節電で照明は抑えめですが、さすが渋谷の街は若い人が大勢歩いています。私は駅まで急ぎました。
私鉄はすでに終わっていましたが、JRの終電には間に合ったので、かろうじて帰宅難民にならずにすみました。    おわり

以上、私の記憶違い、勘違いも多いと思います。m(_ _)m

351: 「幻想舞台 夜鷹」レポ     8月16日(火)13時58分 by 行った人
2011年7月30日、東京江戸川区の小松川区民館に行って「幻想舞台 夜鷹」を見てきました。
出演は、牧瀬茜、卯月朱美、チナツ、永瀬ゆら、京はるな、みつやれん、安田志穂の(現役・引退の)踊り子の皆さん(発表順)。
脱ぎはなかったですが、色んな制約をむしろ生かしたような、踊り子さんならではの艶・粋・セクシーさ満載の、楽しいステージでした。以下、時間を追って。

JR総武線平井駅の南口を出て、あとは安田志穂さんのブログに書かれていた道順に従って5〜6分歩き、小松川区民館に着いたのは開場の午後5時半を少し回ったころ。入口には人が並んでいます。受付で自由席で4000円。
場内に入ります。
大きめの映画館くらいの広さで、天井も壁もアイボリーを基調とした落ち着いた色合いのオーソドックスな作り。普段は講演会や演奏会にでも使ってるのでしょう。正面に高さ1メートルほどの舞台があり、カーテンが下りています。舞台の左右には小さな階段がついていて、床から上がれるようになっています。
私は自由席の一番前の席に座りました。
お客は少しづつ増えてきます。女性客も何人かいます。
しばらくして「5分おくれの開演となります」とアナウンス。
お客はさらに増えてきます。
6時5分になって「本日はご来場いただきまして…」と簡単な開演のアナウンス。そして
場内の照明が消え、
スペイン風のギター曲が流れ、カーテンが上がります。
大道具らしいものはなく、いたってシンプルな舞台。奥の方に、天井から下までに白い布が1本ひねったように下がっているオブジェが。清らかな心と、屈折した思いを象徴しているような。

ここで上手からピンクの和服を少し着くずしたようにして若い女(京はるなさん)が入ってきます。そして本舞台の中央で、やや早口に語ります
「夜鷹(よたか)とは江戸時代、路上で客を取り売春をしていた女たちである…」
情緒も何もないクールな解説に、かえって引き込まれます。語りは続きます
「その夜鷹が男に恋をして、そこから辛い日々が始まる」
ギターが大きくなります。
ふと見ると、客席から赤い着物の夜鷹(牧瀬茜さん)、少しして紫の着物の夜鷹(卯月朱美さん)が歩いてきます。2人とも手拭で顔をほおかむりしてうつむき加減で黙々と歩いてきます。
2人とも江戸時代の夜鷹なんか見たこともない筈なのに夜鷹になりきっています。
そして2人、左右それぞれの階段から舞台に上がると、初めからいた京はるなさんと3人並んで座ります。
中央に牧瀬さん、左(下手)に京さん、右(上手)に卯月さん。
そして芝居になっていきます。台詞はなく仕種だけのパントマイム。
中央の茜ねえさんとっくりから酒をつぎ飲んでいます。何か忘れようとしているのか、無理して飲んでいる様子。心配している朱美ねえさん。
「もうよしなさい」「飲ませてよ」 そんな声が聞こえてきそう。京さんは姉さんたちに好奇心を持ちながらも心配しているようです。
少しすると色男(チナツさん)登場。いかにも良家の武家の御曹司。剣術の稽古の途中か、白いけいこ着に黒い袴(はかま)。自己紹介代わりにちょっとフラメンコのような踊りをします。
以下ずっと哀愁のあるスペイン風のギター曲。これが江戸時代の物語にふしぎに合っていきます。そう言えば「鬼平犯科帳」のエンディング曲は「インスピレイション」でした。
少しすると男は去り。女3人が残ります。
ここで酔いつぶれたのか、茜さんは朱美さんの膝まくらで眠ります。

ここからは夢幻の世界。
淡いピンクのドレスを着た妖精(永瀬ゆらさん)が入ってきて、眠っている茜さんの回りで守るように舞います。
すぐあと、黒い衣裳(和服のようなドレスのような)を着た悪霊役の2人(みつやれんさんと安田志穂さん)が入ってきて踊ります。
精霊と悪霊…善と悪か、希望と絶望か、あるいは生と死か。
(このあたりよく覚えていませんが)
心の中の葛藤が、精霊と悪霊の対決という形で表されているようです。
このあたりで茜さん目覚めます。
ここへ色男再登場。茜さんに赤いかんざしを手渡します。
いっしょになろうという意味なのか、それとも…
 夢かうつつか、
茜ねえさん再び眠ります。
そしてまた
精霊と悪霊の対決。結局、精霊が去り
悪霊2人が残ります。茜さんふらふらと起き上がります。
呆けたような顔で。
死の誘惑か。
ここで朱美ねえさんピシャッと茜さんの頬を打ちます。
そしてしっかり抱きしめます。 
夜鷹なかまの情のこまやかさは、同じストリップで踊ってきた「戦友」だからこそ表現できたのでしょう。
このあと朱美さんが去り、
舞台に茜さんが一人残ります。
静寂。静かなギター曲。
茜さん座り込み、簪を抜いて、ポトリと落とします。
が、そのあと
両手でそのかんざしを拾い、
自らの喉へ!
そしてそこへ倒れます。
直後、男が入ってきます。
茜さんが倒れているのを見て驚き、起こそうとします。が、すでにこときれています。
男の、茜さんへの愛情は嘘ではなかったのでしょう。が、どこかに上から目線があったのかもしれません。このあたり解釈の分かれるところです。直接の関係はありませんが、森鴎外の「舞姫」を思い出しました。
そして男は去っていきます。

そこへ下手から朱美さんがやってきて、倒れている茜さんを見つけ
揺り動かしますが、目は閉じたままです。その死に顔が可憐。
ここで朱美さん激しく嗚咽、慟哭。  私も思わずもらい泣きしてしまいました。
朱美さん時に声を上げ、時に声をかみころし、
茜さんの遺体を抱いて泣いています。   
結局何もできなかった自分の無力さ、絶望感、喪失感。 
自分が死んだような気持ちになったのでしょうか。

ギター曲が大きくなります。
ここで朱美さん乱れた着物で座り込みます。
ほつれた髪。
そして、さっき茜さんが飲んでいたとっくりを取り出して
同じように酒を飲み始めます。
自分をわかってくれる人もいない孤独感の中で。
もはや涙もなく、
無表情に酒を飲んでいきます。
そこには何の救いもない。
あるとすれば、一瞬の情の通い合いの思い出だけなのか、
それも無意味なのか…

そしてカーテンが下りてきます。 静かな拍手。(6:45)

場内に照明がつき、「10分間の休憩をします」とアナウンス。

            ○

7時5分前になってブザーが鳴り、第2部のショータイムが始まります。出演者が一人づつ順にダンスをしていく構成です。
明るいBGMが流れ、客席の方から安田志穂さん出てきます。ちょっととまどった様子。そして舞台に上がります。衣裳を整えると、淡いピンクのブラに黄緑のスカート。そして舞台に横になります。
静寂。曲が変わります。
ここで立ち上がってトロピカルな明るい乗りのダンスになります(楽屋から舞台へ向かう、というストーリーだったようです)手拍子。そんなふうにしてダンスすると引っ込みます。拍手。

一旦暗転、すぐまた明るくなって、みつやれんさんが登場。
神社の巫女さんを意識したような衣裳。白い着物に赤い袴(ちょっと細い)。なぜか顔の後ろにキツネのお面。そして両手に赤い扇子を持って踊ります。途中で白い上衣を脱ぐと軽快なダンス。
そんなふうにして終わります。拍手。

暗転の中、京はるなさん大きなビニールプールを転がしてきて舞台中央に設置。ミーンミーンと蝉の声。そして「おいで皆さん聞いとくれ、僕は悲しい受験生…」団塊の世代には懐かしい「受○生ブルース」が流れ、照明がつくとはるなちゃんセーラー服(夏服)にメガネをかけて、入試問題集を読んでいます。
ここで曲が変わり、突如はじけるはるなちゃん。参考書とメガネを放り出して服を脱いで赤いビキニになると、ビニールプールの上で泳ぎまわります。思いっきり青春を謳歌。  少しして「勉強ちっともしないで…」と再び「受験○ブルース」。
はっと我に帰ったはるなちゃん、こんなことしている場合じゃない、とあわてて問題集を拾って勉強再開。(笑、拍手)

暗転、そして照明がつくと、
永瀬ゆらさん、和服のような、グリーン系の男装の衣裳。SF時代劇のような、超時空歴史ファンタジーのような。忍者が出てきても妖怪が出てきてもおかしくない雰囲気で、剣舞のような踊り。小柄ながらパワーいっぱいに踊り回っていました。拍手。

次はチナツさん。
椅子を持って出てきます。赤と黒の長いドレス。長身なので見栄えがしますね。そして先ほどちょっとやったフラメンコを本来の形でやります。そのあと曲は「ハバネラ」になり、カルメンの踊りで盛り上がります。拍手。

次は卯月朱美さん。
淡いピンクの和服に赤い和傘を持って涼しげに登場。「ギラギラ太陽が…」と、これも団塊の世代にはなつかしい「涙の○陽」に乗って、くるくる傘を回したりして踊ります。そのあと傘を置くと、今度は扇子を出してヒラヒラさせて踊ります。2曲目は「恋のバカ○ス」で、ここで帯を解いて着物を下げて背中を少し見せたところは一幅の美人画ですね。艶。

ラストは牧瀬茜さん。
優雅な曲が流れ、ブルーを基調とした、自由の女神を思わせるような衣裳で笑顔で登場。やさしく包み込むようなダンス。
きれいにトリを飾ってくれました。拍手。
そんなふうにしてショータイムが終わると(7:35)

アナウンスがあって、舞台に踊り子さん7人全員そろいます。赤、黄色、水玉模様などなどそれぞれの衣裳で華やかです。
牧瀬さんがマイクを持って
「本日はおいそがしい所…」とご挨拶。
そして「ふだんストリップを見ていない人もこの機会に見て下さい」と業界のコマーシャルも。
ここで演出の早乙女バッハさんをご紹介しますということで
出てきたのが、裸の大将か天才バカポンのパパか、といった風貌の人。金色デカパンで簡単なもの1枚はおっているだけ。disarmingというのか、相手の敵意を一瞬にしてなくさせるキャラ。こういう人だからこそ区民館での公演にこぎつけられたのでしょう。バッハ氏、意外とシャイらしく短い挨拶ですぐ引っ込みます。
改めて牧瀬さん「本日はどうもありがとうございました」としめくくり、
拍手のうちにカーテンが下りてきます。
拍手鳴り止まず、それが手拍子に変わっていきます。
カーテンが再び上がり、皆さん笑顔で手を振って、すぐまたカーテンが下りてきます。
そんなふうにして終わりました。7:42。

ロビーに出ると、今の7人が並んでお客たちを見送ってくれます。お客は7人の前を通って帰っていきますが、
踊り子さんと握手をしたり、談笑したりしている人も。
受付に、今日の出演者の集合写真が1枚1000円で売っていたので1枚買って、私は区民館を出ました。
雨が降りだしていました。    おわり

以上、私の勘違い記憶違いも多いと思います。m(_ _)m

352: レポ楽しめました    8月16日(火)21時57分 by 5086番目の私もスケベ
読むと舞台の情景が浮かんできました。
牧瀬茜さん、さすがという感じです。

踊り子(=ストリッパー)をキャスティングしてよく区民館で公演できるなと思ったんですが、演出家の早乙女バッハ氏のブログを読むと、目標はブロードウェイに帝国劇場・・いやはや!

でもこういう元気な人がいるのは嬉しいな。

353: 行った人さん。ありがとう    8月17日(水)10時11分 by へたれのスケベ
良いステージみたいですね。また、どこかで演らないかなあ。見てみたい。
ご苦労様です

354: 次回作は    8月17日(水)13時51分 by 5086番目の私もスケベ
踊り子のポーズ?を主体にした舞台らしいですよ。

こちらは区民館ではできないレベルらしい。

355: 行った人さん ・・・    8月17日(水)16時56分 by 私もスケベ
行った人さん
詳細レポありがとうございました。
8末四谷アウトブレイク再演
「女郎哀歌」観劇なされ
ますか?
もし行かれたらレポお願いしたいです。
諸事情で今年は観劇行けないので、よろしくお願い致します。

356: レスありがとう    8月18日(木)15時29分 by 行った人
皆様、レスありがとうございます。
「幻想舞台 夜鷹」演出の早乙女バッハ氏のパワーには私も大いに期待しています。
ところで、今月再演の「女郎哀歌」 http://biteki-ko.com/news.html
見に行くつもりです。2月の時と顔ぶれが少し違っていて、どういう展開になるのか楽しみです。
夜鷹、女郎と、似たテーマのイベントが続きますが。(^^)

357: 行った人さんも卯月さ・・・    8月18日(木)20時43分 by いつまでも卯月ファン
行った人さんも卯月さんのファンなんですね。

渋谷道頓堀劇場の卯月朱美さんのファイナルレポもありがとうございます。

私は郡山の人間なので最後観に行けなくて(時期が時期だっただけに)・・・。


女郎哀歌は私も観にいきます。

今回はニューメンバーなのでそちらも楽しみです。

358: 応援します。    8月18日(木)21時25分 by ディックマードック
情景が、浮かびました。そして舞台を見た方々が、羨ましくありました。
頃あいが合えば、猪木×アンドレ(現役中年)の客層群向けにも、是非挑戦して欲しいです。

359: いつまでも卯月ファン様    8月19日(金)15時12分 by 行った人
はじめに、このたびの震災のお見舞いを申し上げます。
今日も午後2時36分ころ福島県沖で地震、ここ東京でもかなり強い揺れを感じました。                     
ところで郡山といえば、郡山ミュージックには何回か行ったことがあります。ますます困難になったと思いますが、是非とも再開してほしいと願っています。 がんばろう日本! 
なお「女郎哀歌」には、私は29日に行く予定です。皆で盛り上げましょう。  

360: 美的再来「女郎哀歌」レポ    9月8日(木)15時49分 by 行った人
2011年8月29日、四谷のアウトブレイクに行って美的再来「女郎哀歌」を見てきました。出演は内山沙千佳・京はるな・愛子・夏川あき・上条早樹・二代目一条さゆり、友情出演卯月朱美・おいおい教教祖おい師の皆さん(発表順)。メンバーからして、ちょっとSMっぽい感じです。

JR四谷駅赤坂口を出たのが午後6時少し過ぎ。まだ暑さの残る、夏の終わりの夕方。赤坂見附交差点を渡り、新宿通りを新宿の方へ歩きます。
前回来たのが2月17日、そのあと東日本大震災。この半年で日本は大きく変わった…
そんなことを考えているうちに着きました。入口から地下への階段には人が並んでいます。開場の6時半を数分過ぎたあたりで行列が動き出します。そしてB1へ。受付にはかすみ玲さんが手伝いにきていました。私は予約してあったので、あとドリンク代500円を払ってドリンク券とパンフレットを貰って中に入ります。

会場はすべて椅子席(折りたたみ式の丸椅子)。舞台には上から映画スクリーンのようなものが下がっています。最前列はすでに埋まっていて、リボン隊や撮影隊らしい人たちもいます。私は前から3列目に席を取り、カウンターに行って、(缶ビール、缶チューハイ、お茶などから選べるので)缶ビールをもらいました。席に戻ります。
だんだん人が増えてきます。女性客も何人かいました。
場内には軽いBGMが流れています。時々アナウンスで「ドリンクはお早めに。あとで打ち上げがあります。打ち上げ券は1500円です」と男性の声でアナウンス。

予定の7時を15分ほど過ぎたあたりで場内の照明が消え、スクリーンが巻き上がります。このスクリーンは幕の代わりだったようです。

そして舞台に夏川あきさん肩のあいた黒のワンピースで登場。大人の雰囲気で
「わたーしがー着いたのは
 ニューオーリンズのー…」
と、(昨年亡くなった)浅川マキさんふうに歌います。さっそく深く心に響いてきます。
ここで舞台下手(左)から二代目一条さゆりさん、白い着物に金襴の帯で出てきて、歌に合わせて踊ります。
ゆっくりの踊りですが、さすが迫力があります。
和と洋のコラボレーション。
間奏では一条さん扇子を出して踊ります。赤と白の、一見めでたい配色。
歌「だれか言っとくれ いもうとに
 こんなになったら おしまいだってねー」
歌うと夏川さん引っ込みます。拍手。
曲は英語版の「朝日の○たる家」に変わります。
一条さん急に笑顔でひらひらと、少女のように踊ります。
踊りながら金襴の帯を解いて、
その下の赤い帯を取って
白い着物を脱いでいきます。手拍子。
そして赤い襦袢姿になって
かわいく、いろっぽく踊ります。
ここで静かな女性ボーカル。
そしてベッドショーになっていきます。
襦袢ははだけ、白い肌が露に。
うっそーと思うほど、現役踊り子当時と変わらない体形。形のいい乳房。
そして腰を下ろして、片足を上げたり、悶えたり。
そんなふうにして和のベッドショーが終わります。拍手。
一条さん着物を整え
奥(ここは舞台下手が楽屋のようです)に向かって
「おかぼー、着替え持ってきて」
と言ったようです。ここから芝居になっていきます。
(注)おかぼ:売れない下っ端女郎のこと。陸稲が「水稲より収量が少なく品質も劣る」(広辞苑)からと思われる。
「はーい」と言っておかぼ役の京はるなちゃんが入ってきます。ピンクの着物ドレス。
そして一条姐さんの着替えを手伝ったり、ソファベッドを置いたり。
着替えながら、
一条「お前の夢って何だ」
京 「しあわせになりたいです」
一条「お前のしあわせって何だ」
京 「おふとんがふわふわで、ごはんがいっぱいあって」
一条「お前それ嫌みか」
京 「いえいえいえ」
一条「きのう客何人取った?」
京 「0人です」
一条「おとといは?」
京 「1人です」
一条「その客も15分で帰っていったろ。お前はマグロ以下だって。
 嘘でもいいからウフンとかアハンとか言ってみろ」
京「うふんあはん」と下手な演技。
このあたりで一条姐さんの着替えが終わり、グレーか茶色系のシックな着物に。

ここで、おいおい教のおい師が登場。拍手。
顔は白く塗って額に「69」、黒の和服のような中国服のような着物、背中に赤で「おいおい教」。
初見の時は、何だこの男は?!と思ったが、今ではすっかりおなじみ。
おい師、マイクの前で軽く歌います。
一条姐さんそれに合わせて軽く踊ります。
おい師、1曲だけ歌って引っ込みます。拍手。
このあたりで一条姐さん「出掛けてくる」とか言って、花道(に見立てた客席の間)を下がっていきます。
入れ代わりに上条早樹姐さん(黒っぽい着物の着流しで男帯)舞台にやってきて、はるなちゃんに
「酒もってこい」とか「お前今日メシぬきだ」
とか言い残して下がります。

一人残ったはるなちゃん、一条姐さんの脱ぎ散らかしたものを片付けています。
曲は「雨ふりおつきさん くものかげ…」
かわいそーな感じが良く出ています。
少しして下手から卯月朱美さん
花魁のような豪華な着物で登場。
女性演歌に乗って踊ります
歌「…見栄もあります
 嘘もつきます…」
艶やかに1曲踊ってニコ。拍手。

次の曲になります。
歌「街の灯が滲むほど…」サ○ンオールスターズの「東○」だったと思います。
ここで後ろから内山沙千佳さん登場。卯月さんと2人で踊ります。
そこへ客席から
白いスーツに白い帽子、黒いこうもりがさを差した男役(の夏川さん)
キザにやってきます。
ハンフリー・ボガードか沢田研二かって感じに。
そして、寄り添ってきた沙千佳さんを押しのけて
卯月さんとダンス。
そして2人で後ろのソファに座ります。
前に残った沙千佳さん、ここで涙の1つも見せてやれば形勢逆転もありうるのですが、
それが出来ない。
男の置いていった傘を持って
1人かなしく踊ります。
歌「かりそめの夜を抱き
 さびついた空を仰ぐ…」 静かな拍手。
このあたりで青い服の愛子ちゃん
赤い服の京はるなちゃんが出てきます。
女4人の間にはいって男役の夏川さんかっこよく踊ります。
しばらく群舞。
そして3人は去り
おかぼのはるなちゃんと愛子ちゃんの2人が残ります。
そして2人トップレスになってダンス。
2人向き合って両手を合わせたり、
互いに後ろ向きになったり
シンメトリーは姿勢をしたり
息の合ったデュエット。拍手。
2人とも小柄でちょっと子供っぽい体形ですが、踊りには切れがあります。
愛子ちゃんは腕から背中に本格的な刺青。(虎の絵?)

しばらくすると卯月さん、ややシンプルな赤い着物で再登場。
2人の前で踊ります。
そのあとおかぼ役の2人はソファベッドを前に引き出したり
酒の用意をしたり(小さなお盆にとっくりと盃)
そして女の子2人は去ります。

ここで卯月さんソファベッドの上で
ゆっくり帯を解いていきます。
ここからピアノで「さくらさくら」
それに乗って卯月さん
美しく悲しくエロくベッドショー。  
体をくねらせたり、
仰向けになったり
うつむきになったり
のけぞったり。
着物ははだけ
腰巻き1つになって悶えます。
そして、両手で何かを抱くしぐさ
そして、果てます。ここでリボン、花吹雪。
卯月さんまだ息をはずませています。
曲は静まります。拍手。

曲が変わります。
卯月さん立ち上がり、静かな笑顔。
そして衣服を整え、左に去ります。拍手。

入れ代わりに京はるなちゃん、入ってきて後始末。散らばった花吹雪を手ではらったり
酒器をかたづけたり。
ここでちょっと、ベッドにねそべってみます。ふわふわで、きもちいい。
そして、自分の胸をさわってみたり。
しだいに味な気分になってきたようです。
曲は少しずつクレイジーに。
それとともに
はるなちゃん一人オナベッドしていきます。
体をのけぞらしたり、悶えたり、
本気で良がっていきます。
息が聞こえてくるようです。
そこへ後ろから男役の上条姐さん。何か食べながら入ってきます。
はるなちゃんのオナベッドを見つけると
気づかれないように、(いじわるな目で)面白そうに見ています。
オナベッドはますます激しく、
そして果てたようです。
ここでやっと上条さんに気づき、驚き、羞恥。
上条さん何か言って笑っています。「やるじゃないか。それ客相手の時にやれよ」とでも言ったのか。
そして「ほしいか?」と言ってオニギリを見せつけ、じらしたあと
はるなちゃんの口につっこんで、笑いながら去っていきます。

次の景。
曲が変わり、おざしき調。
遊廓の客役の夏川さん(男の着物)それに沙千佳さんと愛子ちゃんの3人登場。
夏川さんあぐらをかき、酒を飲む。その飲み方が男っぽくてかっこいい。
相方の2人も飲んでいたような。
そうこうするうちに興がのり、
沙千佳さんと愛子ちゃんのレズショーになっていきます。
男役の夏川さん少し離れて酒を飲みながら見物しています。
女2人のからみは激しくなり
着物ははだけ
抱きあったり互いに愛撫したり
長さ40〜50センチくらいの棒のようなものを出してきて、意味ありげに両端を互いに口に含んだり。
見ていた男役、立ち上がって着物を脱ぐと、胸には白いさらしをまいて下は白い褌(ふんどし)、この姿がいなせ。
そしてレズをやっている女2人に割り込もうとするが、女2人の結束が固く、押し返されてしまいます。
今度は男役はペニ○バンドを使って女2人にかぶさるように。
そんなふうにしてレズから3Pになっていきます。
妖しい英語のボーカルに乗って
3Pが続きます。
3人重なったり、三つ巴になったり、
バック、オーラル、擬似フェラ、クンニ、69ならぬ669、エトセトラ。
3人からみあって激しく腰を使い、レズ3Pは頂点にまで達し、
そして
静かな曲に変わったあたりで
3Pも終わりになります。リボン。拍手。

男は立ち上がって着替えます。
女2人はまだ抱き合っています。
男は上からその女2人の肩を抱いてやったりします。
そして不意に立ち上がると、男は人を呼ぶようにパン、パンと手を叩きます。
上条姐さんとはるなちゃんが出てきます。

ここから次の景。
「すごい人が来るから」とかいう声。
ここで、上条さんだったか夏川さんだったか、大きな声で
「教祖さま ご降臨ー」と呼ばわります。
場内そこかしこから、「おーいおい、おーいおい」の連呼と手拍子。
そして場内後ろから先程のおい師、改めて登場。拍手。
女性陣は舞台の下に下りてかしこまっています。
おい師、笑顔で舞台に上がると、黒い着物を脱いで赤いフンドシ1つに。
「今やすっかりおいやられてしまっておい」(笑)とか、いつもの語り口調でしゃべりながら
舞台にマイクスタンドを2つ、2〜3メートルほど間隔をあけて設置。そして
白い布を巻いた長い棒を出してきて、2つのマイクスタンドに(1メートルくらいの高さに横に)架け渡して布を垂らし、舞台後方から照明を当てると白い布にシルエットが映る仕掛け。顔は出ていて語りは続いています。
おい師「直接見せるのはまずいのでおい」と言ってフンドシを脱いだようす。
そして「自分は日本一のカセーホーケーでおい」とか言って、ナニをびよーーーんと引っ張る、のがシルエットに映ります。拍手、歓声、笑い。
そしてナニの中に小さな鈴をたくさん入れたり卵を入れたりなどなど。「これはちょっと痛いでおい」(笑)
破滅的なギャグが続きます。
本当に入れているのかトリックか。
客席から一人、「直に見たい」と言って舞台に上がり、横に回って見ています。
その人は納得した様子で舞台を降ります。これも本当の客かサクラか不明ですが、そんなことはどうでも良く、面白ければそれで良いわけです。そんなふうに続きます。
おい師「これにてすべての儀式を終了するでおい
   ご利益たっぷりでおい」
そんなふうにして終わり、おい師はフンドシをつけて着物を着て、布を仕舞います。
ここで女性陣たちはおい師を舞台下手のソファに座らせ、回りにはべります。
そして「おかぼ、花電車をやれ」と姐さんたちは京はるなちゃんに言いつけます。
はるなちゃん着物を脱いで白いTバック1つで「オロナ○ンCの蓋をあけます/タバコを飛ばします、あイテテテ」
けっきょく花電車に全部失敗。
姐さんたち冷ややかな目。
そして「飲み直してこよう」と言っておい師と一緒に去っていきます。

あとに1人残ったはるなちゃん。
後片付けしています。
ふと、散らばったものの中から、くしゃくしゃになった自分宛の手紙を見つけます。
姐さんたちがいじわるして見せずに捨ててしまったもののようです。
はるなちゃん拾って読んでいます。
ふるさとからの手紙だったのでしょう。
読みながら、泣いています。

そこへ左から卯月さん入ってきます。
ここから名場面が続きます。
卯月さん、泣いているはるなちゃんの肩に軽く手をかけます。
はるなちゃん黙って手紙を見せます。
卯月さん手紙を読んでいます。
(少し前の自分と重なったのでしょうか)
目頭が熱くなったようです。
そして上を向きます。何か決心した様子。
手紙の皺をのばして丁寧にたたみ、はるなちゃんに返すと、
ささっと左へ引っ込み、何か持ってすぐ出てきます。
そしてはるなちゃんに、これを着るようにと言ったようす。そして
えび茶色の地味だが暖かい感じの着物を着せていきます。
着付けが終わると、お金の入った袋を、固辞するはるなちゃんに持たせ。
ここから逃げなさいと、言った様子。
と、そこへ客席の間の「花道」から

「あー良い男だねえ」と芝居見物から戻ってきた一条さゆり姐さん、
「おや、お前たち、そこで何してるんだい」
ここからおなじみの展開です。
卯月さん両手を広げてはるなちゃんをかばい、逃がしてやります。
ここで一条姐さん合図すると舞台左から上条姐さん(男役か)出てきます。
そして卯月さんを縛り上げていきます。折檻シーンの始まりです。
そこへ
「えーい」と言って愛子ちゃんが短刀を持って駆け込んできます。が、一条姐さん待っていたかのように、用意していた長い刀を逆に愛子ちゃんに突きつけ、上条さんが手慣れた様子で愛子ちゃんの短刀を取り上げ、そして縛り上げ、天井から吊るして鞭でビシビシ。
卯月さん「やめさせてください」と一条姐さんに哀願しますが一条「お前のせいだよ」と言って聞きません。
上条さん2人をしばって吊るし、交互に鞭でびしびし。
このへんで上条さん着物は脱いで上は黒のタンクトップ(だったと思います)。このS役が中々セクシー。
それを(観客の敵意と憎悪を一身に浴びて)不敵な笑みで眺めている元締め一条姐さんの悪役ぶりが、又別な意味でセクシー。
こんへんで左(下手)の卯月さんは赤い腰巻き、愛子ちゃんは右(上手)で青い腰巻き、だったと思います。
シンメトリーな構図。土佐の絵金を思わせるような、禁断の浮世絵の世界。
やがて2人天井から引き下ろされます。
2人だまってっしっかり抱き合っています。お互いの肩に顔をうずめて。
上条姐さん2人を引き離し、なおも鞭の折檻が続きます。
そこへ
駆け戻ってきた京はるなちゃん、一条・上条の2人に土下座してあやまります。
が相手にされません。
折檻は続きます。京ちゃん自分が鞭打たれる以上に苦痛の顔。そして
さきほど卯月さんにもらったお金の袋を差し出し、着物を脱いで白のTバック1つになって、何でもしますから許して下さいと言ったようす。
一条「これがあればお前みたいなおかぼに用はない」少しして「犬なら飼ってやってもいいぞ」
「おいポチ、ワンと言え」 京「わん」
「おや、めずらしい犬だ、2本足で立っている」 京、四つん這いになります。屈辱責めが始まります。
「これを取ってこい」と言って何かなげます。京、四つん這いで歩いていって、それを口でくわえてきます。
こんどは灯のついたローソクを渡して、
舞台奥の方で抱き合っている卯月さん愛子ちゃんの2人に目をやって
「あいつらに掛けてやれ」と言ったようす。京、首を強くふって拒みます。
そして両手でろうそくを持つと、自分の体にタラタラタラ…
そんなふうに折檻は続き、はるなちゃんも縛られて吊るされます。
少しして、折檻にも飽きたのか、2人の姐さんは去っていきます。

静寂。
そこへ沙千佳さんがやってきてはるなちゃんに
「何でもどってきたんだよ」と言いながら縄を解いてやります。もっと利口になれと言いたいのでしょう、でもそれが出来ないのは沙千佳さんが一番よくわかっていたはずです。
4人、押し黙っています。
結局、どうあがいてもここから抜け出すことは出来ないのか。
あの、やり手婆の一条姐さえも元は今の我々と同じだったのか。
重苦しい沈黙が続きます。

そこへ、あの歌
希望はないが絶望もしていない、不思議な明るい女性演歌。
この歌が流れたら、もうメソメソしていられない。
歌に乗って、一人また一人と立ち上がって踊りだします。
やがて
内山、京、卯月、愛子の4人とも笑顔で扇子をひらひらさせて踊ります。客席から手拍子。
盛り上がっていく中で、スクリーンが下りてきます。拍手。 9:20分ころ。

場内に照明がつき、これで終わりかと思っていると、軍艦マーチ(よく聞くと替え歌)が流れてきます。
そこへ(旧日本軍の)カーキ色の軍服を着て戦闘帽をかぶった2〜3人が客席に乱入して水鉄砲の機銃掃射。こっちにも水がかかってきました(^^) 。
再びスクリーンが上がると、舞台は江戸から終戦直後の東京へ。
パンパンと呼ばれた女性たちがいた時代、小説「肉体の門」の時代です。
ここで夏川さん(今の軍服で)
「星の流れに 身を占って…」と歌います
途中から上条さんが(やはり軍服)続きを歌います。
舞台奥には、出演者たちが並びます。
内山さん白いパラソルでお嬢様姿。実入りの良いパンパンか。
京はるなちゃんと愛子ちゃんはパンパンというより戦災孤児みたい。
そこへ肩の大きくあいた黒っぽいロングドレスを着た一条さゆり姐さん出てきます。セクシーで、そして迫力があります。ラク町(有楽町)のおときって感じで。
皆がそろったところで一条姐さんご挨拶
「いつの時代になっても、男と女のやることはいっしょ…」
そのあと、この女郎哀歌は今回で終わりますが、次のイベントもありますとか。
そして「それでは今日の出演者をご紹介しましょう。
まず、久しぶりにもどってきてくれました卯月朱美さんです」
紹介されて卯月さん、濃いグリーンの大人の雰囲気のワンピースでご挨拶。
「ひさしぶりで緊張しましたけどたのしかったです」
このあとも出演者が順に紹介され簡単なスピーチをしていきます。皆さん
「楽しかったです」「ありがとうございました」と言う中で、京はるなちゃん「ひどい目に遭いました」(笑)予定外の折檻シーンだったとか。リアリティーのため知らせなかったとか。
そんなふうにしてスピーチが終わり、このあと出演者皆に
缶ビールや缶チューハイが渡され、乾杯ということに
このあたりで、かすみ玲さんも(たしか白い浴衣)で出てきたと思います。
ここでおい師が出てきて乾杯の音頭。
(このあたりよく覚えていませんが)
ここで、美的工作室名物の聖水ショーをすることに。
あちこちで希望者の手が挙がります。最初に手を挙げた2人の男性が舞台に上がると、慣れた様子で上半身裸になって仰向けに寝て、
そこへ下手に愛子ちゃん、上手に京はるなちゃん、それぞれの男性の顔の上で足を広げて立って、
カンパーイ!
の合図で、シャーー。ほとばしる聖水。拍手、歓声。

最後に一条さんが締めくくり
「このあと打ち上げがありますのでお時間のある方は参加して下さい」とのこと。
BGMが大きくなり、拍手のうちに終わりました。 9:52。

ここで帰る人もいましたが、大半は残っていました。私ももちろん残ります。打ち上げ参加券1枚1500円を買いました(安い)。
今日は一旦退場ということはなく、そのまま会場に残っていて良いようです。スタッフたちが椅子を片付けたりテーブルをセットしたりしています。
そんなふうにして、打ち上げになっていきます。
参加者はカウンターでドリンクを1本もらい、おつまみ類はパーティー形式です。
テーブルにはポテトチップ類のほか、オニギリ、イナリズシ、肉じゃが、サラダ、フルーツ(桃か梨)シューマイなどなどが並べられています。栄養バランスを考えた、気が利いた献立て。
全員にドリンクが行き渡ったところで、改めて皆で「かんぱーい!」
あちこちで出演者を囲んで歓談になります。ちょっとクラス会みたいな雰囲気です。傍らではグッヅの販売もあって、CDや記念Tシャツやそっくりフィギュアなど中々人気のようでした。
私は缶チューハイの酔いもあって踊り子さんたちに馴れ馴れしく話しかけたり、 いっぱい食べたり、じゅうぶんモトを取りました。(^^)
11時近くなって、そろそろお開きに、ということになりました。
名残惜しかったですが、私は荷物を持って、会場を出ることにしました。
会場出口で、誰だか忘れましたが女の子2人が向かい合って両手を合わせてゲートを作ってその下を通して(童謡「ロンドン橋」みたいな形で)見送ってくれました。そんなふうにして地上に出ました。11:08。
夜風が心地よかったです。      おわり

以上、例によって記憶違いも多いと思います。m(_ _)m

(注)今回は8月28日・29日が「女郎哀歌」、30日は「美的パーティー」ということでした。なお9月12日には同じ美的工作室主催で同じ場所で「四谷キャバレー 昭和の夜」というイベントが行われるそうです。

361: 行った人さんへ ・・・    9月8日(木)18時52分 by アケちゃん大好き
行った人さんへ
詳細なレポありがとう
ございました。

卯月朱美さんカンバック
してほしいです。

362: ありがとうございます    9月8日(木)19時30分 by へたれのスケベ
大作のレポートご苦労様です。 行った人さん羨ましい

363: レスありがとうございます。    9月12日(月)19時17分 by 行った人
出演者一人一人が、台詞の多い人も少ない人も、良い役も悪役も、それぞれが輝いていて、皆が主役だと思いました。

364: 「冒涜の夜」レポ    2月29日(水)22時09分 by 行った人
2012年2月27日(月)、四谷アウトブレイクに行って第5回
四谷キャバレー「冒涜(ぼうとく)の夜」を見てきました。6組の出演者が順にそれぞれ何かを冒涜する、という趣向でしたが、踊りありSMあり歌に演奏ありで、涙と笑いの楽しい(約)4時間でした。それにしても皆さんの演目、それぞれが深いですね。
以下、覚えている範囲で時間を追って。

四谷アウトブレイクに着いたのは開場の6時半の少し前。もう入れるようなので、受付で入場料3000円とドリンク代500円を払い、ドリンク券とパンフレットを貰って中に入ります。もうお客は大勢入っています。前から4列目あたりにあいている椅子があったので座りました。そしてカウンターに行ってドリンク券を出して缶ビールを1本もらいました。他に缶チューハイやお茶もあったようです。
お客は少しづつ増えてきます。今日はスーツにネクタイの人が多いようです。舞台には映写用のスクリーンが下りています。また去年来た時と違って、舞台に小さめの(幅1m、長さ2mほどの)エプロンステージ(デベソ)がついていました。壁、天井、舞台とも黒く、文字通りアングラ的な雰囲気です。
7時少し前に一条さん白地に黒の水玉模様のふんわり踊り子ドレスで前に出てきてご挨拶。
「2ヶ月ぶりの四谷キャバレーへようこそ。まもなく開演です…」そして簡単な説明をして引っ込みます。この時点で場内は満席。少しして一条さんまた出てきて「客席のこちら側(上手側)が喫煙席で、こっち(下手側)が禁煙席です」(笑)ざわざわ
そして開演予定の7時を5分ほど過ぎて、場内の照明が消え、スクリーンがするすると上がり、始まります。
1「天使の冒涜」(かすみ玲)
乗りの良い女性ボーカルが流れ、かすみ玲さん白にわずかにピンクの入ったふわふわミニドレスで、背中に白い翼をつけて登場。拍手。明るく笑顔で踊り回ります。そしてバスケットを持ってきて中に入っていたおかし(と思われる)の小さな袋を客席に配ったり、遠くのお客にはぽーーんと投げたり。かなり豪速球。
そんなサービスをしたあと、更に数曲めいっぱい可愛く天使していきます。
 急に音楽が変わり、大人の雰囲気の曲に。ここで玲さん、天使の衣裳を脱ぐと、アップにしていた髪を下ろし小さな黒いパンツと黒いストッキングだけに。そしてテーブルの上に乗ったり悩殺的に体をブリッジしたり片足を高く上げたり、長身を生かしたセクシーでダイナミックな演技。悪魔か堕天使か。そんなふうに演じていきますが、終わり際の笑顔は、最初の天使の笑顔でした。処女性と娼婦性…女性の2つの魅力を表しているようでした。

ここで舞台セッティングのため小休止。

2「キリスト教の冒涜」(京はるな&夏川あき)
 暗転から少しずつ舞台が明るくなっていきますが、照明は抑えめ。
 賛美歌のような女性コーラスが静かに流れ、シスター姿の京はるなさんが入ってきます。舞台下手のテーブル(祭壇?)には、キリストの血と肉を表すワイングラスとパンが置かれています。はるなさん、ここでひざまずいて敬虔な祈りをささげます。清らかで可憐な修道女。
 急に激しい雨音、それに混ざってドンドンと戸をたたく音。はるなさん不安な顔、そしてドアのところに行って、思い切ってドアを開けます。と、女(男役?)(夏川あきさん)が倒れ込んできます。何かに怯(おび)え、餓えている様子。手は鎖でしばられています。どこかから逃げてきたのは明らか。はるなさん、もしイエスがここにおられたらどうされたであろうか、と考えたのでしょうか、鎖を外してやり、祭壇のパンを与えます。女はそのパンをがつがつ食べ、グラスのワインをがぶがぶ飲みます。
 はるなさん、女をそこに泊めてやります。夜中。女は立ち上がり、赤い目(そういうコンタクト?)で、口をあけると牙が。狼女かドラキュラか。そして修道女に襲いかかります。修道女はロザリオを出して女ドラキュラに見せますが、女はそれを払いのけます。万事休す。そしてSMショーになっていきます。女は修道女の服を脱がせて自分の腰につけたペニ○バンドを半裸の修道女の口に押し込みます。そのあと鎖で縛り上げて剣で体をいたぶるなど暴行。恐怖と羞恥の修道女をはるなさん熱演。夏川さんも女ドラキュラをサディスティックに好演。
 SMは続き、そして最後に女は鋭い牙で修道女の体にガブリ!修道女はその場に倒れます。その瞬間、魔法が解けたように女は我に帰って倒れた修道女を介抱しようとします。が、もはやその体は動きません。女は深い後悔。修道女の遺体に白い布を丁寧にかぶせます。そして、短剣を拾うと、自分の胸に、グサリ。その場に倒れます。静寂。これで終わったかに見えました。 
 と、かすかに、その白い布が動きます。そして布を取っ払って修道女が表れ、客席に向かってすっくと立ち ハハハハ…すると倒れていた女も立ち上がり、並びます。
2人不気味な笑顔で。ここでスクリーンが下りてきます。拍手。

ここでまた舞台セッティングのため小休止。客席から「こわかったー」という声。

3「新興宗教の冒涜」(おいおい教バンド)
 舞台セッティングの間、スクリーンに映像を映しています。見て行くとおいおい教の教祖(おい師)が渋谷のハチ公前で赤フンドシ1つで何やらパフォーマンス。そこへ2人の警官がやってきたが、警官も対応に困っている様子/ビルの9階の屋上から教祖が赤い褌を長ーーーーく垂らしたり/同じく清水の舞台から赤い褌を垂らしたり、などなど。そうこうするうちに準備完了。スクリーンが上がります。
 舞台左右に男性のギター、奥に女性のドラムス。パワフルなおいおい教バンドの演奏が始まります。そして客席から(だったと思います)おーいおい、おーいおい、という声。教祖の登場です。拍手。
 場内には出番の終わっかすみ玲さんと京はるなさんが、(背中に赤い字で「おいおい教」と書かれた)(自動車整備工のような)ピンクのツナギを着て手拍子ではやしています。教祖は「おーいおい…」と言いながら舞台にやってきます。
 赤いフンドシ1つで、ナニに長さ50〜60センチの太い縄をぶら下げ、その根本に2つの大きな鈴をつけて。顔はいつものような白いメークで額に69。胸に赤い鳥居の絵。手に賽銭箱。そして「この鈴を鳴らすと御利益があるでおい」と言って客席の人に綱を振らせます。
「もっと振らないと鈴が鳴らないでおい」「そんなに引っ張ると痛いでおい」(笑)そして「笑ったぶんだけ賽銭を入れるでおい」賽銭を入れるお客が大勢。「1000円入ったでおい」そのあと演奏をバックに、歌やトークやギャグを連発。自虐、スカトロ、ホモ、反骨、奇抜で変態で露出趣味、狂気とも思える爆発的なパワー、超悪趣味なんだが、どこか憎めないキャラ。
 そして、どこか母性本能をくすぐるものがあるのか、女性たちにも人気があるようでした。破壊的な歌の間で、夕焼け小焼けの赤とんぼーの悲しげなハモニカ演奏。この時
客席から「せつなーい」という女性の声。そのあと教祖の演説「…世界は神によってすべて計算されているのか私は違うと思う。一人一人の人間力が作っているんだと思う。
このような笑いの宗教が広まれば世界は平和になると思うでおい」とか。
 そんなふうに進行し、いよいよ最後の歌になります。それまでと違って哀愁のあるその歌の中のないてもいいよーわらってもいいよーという所が、しみてきました。場内はしっとりとした雰囲気に。そんなふうにして終わりました。大きな拍手。8:48。
ここで休憩時間。9時になって、後半が始まります。

4「道教の冒涜」(ミラ狂美(くるみ)&2代目一条さゆり)
 スクリーンが上がると、舞台奥には寝台、下手には小さなテーブルに香炉のようなものが置かれ、中国風のロウソクや線香が立ててあります。上手には白地に花が描かれた唐傘。そして中国語の軽い歌が流れています。寝台から起き上がった一条さん、黄色い中国衣裳。笑顔で可愛く踊ります。踊りながら手鏡を出して見たり、唐傘を持ったり。
そして奥に下がります。
 ここで下手からリーン、リーンと鈴を鳴らしながら中国服を着た男(たぶん道士)(ミラ狂美さん)が入ってきます。不吉な音楽。男はロウソクに火をつけたり、紙をパッと燃やしたり、その火の中から剣を出したり扇子を出したりマジックショーになっていきます。拍手。おっーっという声。
 そこへ、後ろから一条さんやってきて男にいたずらっぽい顔でいどみかかります。
ここから妖術対決のようになり、からみあいになリます。
 戦っているうちに愛がめばえた、と思うとまた戦いになりSMになっていきます。
男は一条さんを縛り上げ半裸にします。白い肌、豊かな乳房、さゆり姐さん若い!
そして後ろ手に縛って足は椅子に座ったような形のまま宙吊りに、そして鞭でビシビシ。一条さん苦痛とも快感ともつかぬ表情。今度は男は一条さんを縛ったまま立たせ、
符と言うのか、何か書かれた紙を数枚出し、箱から針を出して呪文を唱え、一条さんの乳房、太ももに刺していきます。(そういうふうに見えました)
 一条さんは動かなくなります。男は針を抜いて紙を取り去り、縄をはずし、ぐったりした一条さんを寝台に横たえ、その上に布をかぶせます。そして祈りをささげます。
そんなふうに静かに終わります。 拍手。
 スクリーンが下りてきます。9:39。
 舞台下手に今の2人が笑顔で出てきます。
 狂美「キョンシー退治でした。一条さん、キョンシー役になった感想はどうですか?」一条「重労働でした」(笑)ここでまた舞台セッティングのため小休止。

5「アニメの冒涜」(ジャックバトラ)
 スクリーンが上がると、舞台に4人の男性(左右にギター、中央にボーカル、後ろにドラムス)。そして、大音量でバンド演奏が始まりますが、歌なんだか叫んでいるだけなのか、全然聞き取れません。場内には耳をおさえている人も大勢。バンドマンたちは上半身裸になったり、中の1人はエプロンステージでバック転をやったりと、パワーは評価しますが、やはり、ここは人道上の見地から音量はもう少し下げた方が良いと思います。
 終わると一条さんマイクを持って「皆さん耳はだいじょうぶですか? さて、いよいよ大トリは、惜しまれながら引退した卯月朱美さんです。観音様の冒涜です。卯月さんの観音様、すごくきれいです。ちなみに衣裳は私がデザインしました。美的工作室の作品です」とコマーシャルも。
 そして始まります。
6「観音の冒涜」(卯月朱美)
 喜○郎の「シルク○ード」が流れ、舞台に照明がつきます。
 下手から卯月さん、オレンジ色の東洋的衣裳で頭に金色の冠で神秘的に出てきます。菩薩顕現。そして両手に。つづつ(右手には淡紅色の、左手には薄紫の)蓮華の花を持って、静かに前に出てきます。拍手。
 そしてエプロンの先端に2つの蓮華を置くと、またゆっくり本舞台に戻り、ここで
暗転。左へ去ります。曲は変わり、女性ボーカルで「ガン○ーラ」
 朱美さん、ちょっとインド風の白い衣裳で再登場。拍手。
 軽やかに大きな動きで踊ります。ふるさとに帰ったように、水を得た魚のように。
 3曲目、エスニックな曲。朱美さんここで冠を外し、上着を脱いで白い下着ふうの薄地の衣裳で踊ります。少しづつ妖艶に。そして衣裳を脱いでオレンジ色の裳(も)だけで胸をあらわにして腰をふったりベリーダンスのようにしたり、あるいは両手に(布のついた)羽根扇をもって踊りながら振ったり。
 ここで次の曲。
 朱美さん横になって、挑発的なポーズ。体を大きく反らせたり。白い肌が美しい。ここで次の曲。中国語のような女性ボーカル。ここで笑顔。ゆっくり立ちあがり、置いてあった2つの蓮華を腰につけて、そして2つの扇子を持ってひらひらさせながらゆっくり本舞台に戻っていきます。
 本舞台にもどると、ふり向きます。この時の、ちょっとうるんだ目にじーんときました。リボン、花吹雪。拍手。
「観音の冒涜」というテーマですが、「冒涜」どころか、さまざまな煩悩をかかえた人間を、そのまま大きく包み込むような無限の慈悲の世界を表しているよ
うでした。
 ここで一条さん「このあとフィナーレと合ポラがあります。1枚たったの500円。明日は四谷グランドキャバレー「魅魍(みち)の夜」です。両方行くとおみやげがもらえますよー」
 そしてBGMが流れ、舞台に今日出演の踊り子さんが5人全員出てきてフィナーレ。皆さん春らしい衣裳。そのあとミラ狂美さん・おいおい教の教祖も加わって合ポラ(デジカメ)になります、希望者が多く、行列が出来ました。私も行列について1枚撮りました。時間の関係で1人1枚だけとのこと。
 場内後ろの物販コーナーではおいおい教関係のグッズ、CDとかTシャツとかを売っていて、こちらも中々人気があるようでした。お客は少しづつ帰っていきますが、プリンターの調子が良くないということで印刷が遅れ、出来た写真を私がもらって外に出たのは11時20分ころでした。外はかなり寒い。   おわり

以上、私の記憶違いや見当違いも多いと思います。 m(_ _)m

365: 行った人さん    3月2日(金)05時37分 by 行きたい人
すっと読めて、長文が苦にならない。いつも素敵なレポ、ありがとうございます。次も楽しみです。

366: ぼちぼちと後の祭    3月8日(木)06時24分 by

夜の風に春の匂いの混じり始めた今日この頃、皆様如何おすごしでしょうか。
ごきげんよう、我輩です。

みな何もかも懐かしい・・・・かの【2009年6月浅草】小向興行の時のレポをば、あげてみんとす。
なんという今更。
幾星霜ぐらい経ってますか、そーですね狂気の沙汰ですね。ごめんなさい。
ちなみに、その後の9月に大病を患ってしまい、入院中の暇潰しとして作成しますた。

オッス!オラ入院中!暇なんだ!

そんな感じ。
通信を控えていたけど担当医に聞いたら実はOKって言われたんで、繋いだら別の医者に怒られたのはいい思い出。どっちやねん。

この頃は、レポの書き方に転機を迎えた頃だったと思う。
レポに何を残すのか、何を書くのか。迷いつつ書く。
そんなわけで、オラの中途半端で暇つぶしなレポを喰らうだよ。
例によって例のごとく、個人的な主観やらなんやらに基づくものなんで、そこそこ参考程度に。


一部除いて敢えて演者の名は記さない方向です。
昔のストリップはお気に入りの踊り子を見に行くものではなく、ストリップそのものを見に行くものだった、と思う。実際は知らん。
香盤として全体にえらく気合の入ったものでした。ストリップを見せたい!、その気合いを感じた故にこの方向性です。
残念なことに、レポとしては全体にえらくクドい文体になっております。さらに中途欠落まであります。
あらかじめごめんなさい。



敬称略
【一部】
一景
情景としては大奥なのかな?。開幕するとずらりと和装五人、お辞儀して鎮座ましまし。その後方に和太鼓の列。
中央の和装は草の緑と花の赤を基調にしたあでやかな姫。左右に分かれる四人は黒基調。
えーと、和服のことはよく分からんす。振袖とか留袖とかいうヤツかいのぅ。
花魁ほどにはゴテゴテしないけども、立派なお着物ですた。うーん、勉強しよ。


始まりこそ穏やか。これから始まる大盤振る舞い長丁場の御挨拶だからか。
三味線が細く静かに強く、響き渡る。ゆるり、一人また一人と仕草で見得を切る。
脇が豪華。浅草専属【若手看板の月川】と【古参筆頭沙羅】。専属は二人しかいないとか言うの禁止。
浅草ダンサーズ四人は
巧者ハナビ、パネェぐらいやべぇエミリ、和の趣きがハマりにハマるクロマメ、ちっちゃい方の巧者ヨシミ。隙がない。

・・・・・気のせいか人数が合わない。どこか見逃してるか勘違いしてると思われ。

やがてズンドコと生太鼓ががなりだす。ノリは加速。どえらく加速。生太鼓がハートに来るのを感じたのはいつ以来か。
メインの姐さんも花道に出てきてツンタカと生太鼓やりだす。意外だったが、上手い。そして格好いい。
花形に一発サッと目を引く芸をやらせる。ツボを外さず狙ってくるとこに、浅草の息遣いを感じた。
深くテンポ良い腰使いのダイナミズム、軽やかなバチ捌き。これをいい女がやっている。

ベットは重厚。存在感とか迫力とか、たっぷり。
ポーズを切るといえば切るけど、ポーズベットといっては物足りない気がする。
むしろ普通のポーズを切ってしまった時に、ストリップに戻ってしまったような物足りなさを感じた。
そのままでいてほしかったような。そのままの存在感と迫力を見せつけるだけでよかったはず。
本舞台に帰って舞台の締め。何処かの誰かも言ってたんだけど妙にくねくねした所作が気になる。
熱くて静かで重みのあるベットと感じた後だけに、ピシッと魅せてほしいとも思う反面、くねくねにも妙な味があったような気もしないでもない。



二景
気分一新、艶やかなチャイナの五人衆。スリットが深いぜ!。手にはお約束通りに羽扇。
メインがこれでもかこれでもかとハイキックを繰り出し、その度ごとに太腿まぶしかった。
その際、パンチラ少々。太腿は網目タイツ、もしくは生肌に見えるタイツ、又は生肌。俺は生肌派。
メインは切れ味のある所作が持ち味。それが前面に押し出された群舞。
シンメトリーがメインの切れを引き立てる、、、、基本中の基本、シンプルにして力強く、今香盤に於ける分かりやすさの提供。

ベットは海の中でたゆたうよーな寝乱れるよーなー感じだった。
時折、射るように伸び上がる四肢。



三景
狐が三匹。太鼓も叩くよ。
つーか、ここの一曲目は俺的にはさっぱり面白みがなかった。
でも、二曲目になると息を吹き返したようにバレエが冴えてたなと。個人的にはこの景は、メインのソロからが見所だたーよ。
しかーも潔いことにすぐ全裸になっちゃったんだよね。全裸になった後に薄いショールみたいの被ってたけど、首から下は丸出し。
それが綺麗に大胆に踊りだして、いい方向に予想を裏切られますた。
裸踊りでバランスの冴える澱みないターン&足上げの連発。力技というか底力というか。
エロさというシャレっ気、美しさという清涼感。程よくブレンドされた深みのある景だったなと。



四景
チャンバラ。良くも悪くも浅草らしい景だったなとおもた。メインがかっこいいんだけどさ、かっこいいだけなんだよなー。
毒や苦味が足りないから深みがない情景に映ったよっと。

というのは演出面への不満であって演者は別。
いつも取り澄ましてるような印象を持ってたけど、今回はなんだか情感倍増しに感じた。
弱さとか丸みとかその辺。いつもの彼女のようでいて何か違った。



五景
浄瑠璃景。影が深く、中央のスポットに人形師と姫型の人形。
凛とした緊張感の中、音頭に合わせて人形師が人形を操る。やがて・・・。

ベタな展開なんだけどね。その分シンプルで判りやすくて短い展開なんだけどね。
主役二人の演技が見事で、瑣末なことはもうどうでもいい。

人形師は自分の腕前と人形に深い信頼を置いているなぁと思えたし、実は人形も人形師を深く信頼してるんだなぁと思えた。
和太鼓と琵琶の音の雨の中、人形師と人形が息の合った動きで何かを演じている。
で、ひょんな拍子で舞台の最中に人形へ命が宿ってしまう。自分で動き出す人形。
すると、あんなに深く結び付いていたはずなのに、人形師は人形を即座に拒絶してしまう。
浄瑠璃のシーンでゆっくりたわめたものが、生転のシーンで数瞬かつ騒々しく花開く。
喜びも裏切りも、静も動も入り乱れて短い間に語られ切っている。
このシーン、何度見ても鳥肌立った。凄い二人だなぁ。
・・・・てゆっか、こういう毒や苦味の溢れるシーンが俺大好き。

やがて人形は何の為か、己を見つめたいのか恋人を忘れられないのか、一脱ぎ二脱ぎして盆入り。
人形の末路、が語られる前に花束とか辞めてほしかった気がしないでもない。





【二部】
一部は浅草的にシンプルな展開だったんじゃなかろうか。それに対し、二部は冒険的な時の浅草って感じ。
二部全体を通してゲスト小向美奈子の為にあしらわれた展開をする。
選曲も何処かのストリップで聞いたことあるようなものが多かったっつーか、ノリやすさではガチなものを選んでた気がする。

と、ここで注意したいのは小向嬢とは別に影の主役がいること。
クラウンというやつなんですかね、シルクハットにタキシード(たしか色は紫)でステッキ持って舞台を駆け回るキャラが全体を通して登場します。
時にダンステクで演出をサポートし、時にストーリーの中で役割をこなす。
こんなキャラを配置してるだけでも、今回の浅草が一般を意識していたかが判るような気がします。
普段の浅草ではこういうキャラが必要であっても用意されないことが多いからね。
えーと、最近では2012年2月二景で懐かしい姿(?)を拝見することができた、のかな?



一景
本舞台と客席を仕切る幕の合間からベッドに扮した移動盆が登場。誰か寝てると思ったらゲストさん。お披露目っすね。
星に願いをかけたくなるようなオルゴールの調べ。
突然幕を割ってフレンチカンカンズ登場。カステラ一番のアレで元気よく舞台をひっくり返す。
その隙に移動盆はまた閉まりゆく幕の向こうに消えていってたり。寄せては返す移動盆。

そんな感じで騒々しくも浅草的軽めのジャブの後は、パジャマパーティータイムがスタート。
幕が開くと、左右に大きなベットが一つずつ。左が男組、右が女の子チーム。
ベットがトランポリンになってて、男ダンサーがポヨンポヨンと大技で跳ねまくって舞台を引っ張る展開。
左ベット→右ベット→左ベットな流れで、あっちこっち飛んだり跳ねたり。
その間クラウンも茶々を入れたり一緒に跳んでみたりして、ドリフ的な間の良さで観客を惹きつける。
シーンの最後はゲストさんがトランポリンではっちゃけて終わり。

ベットパートでいきなり主役交代しまーす。なんて強引な浅草。
いや、浅草的に強引なだけで、浅草知らない人には自然な流れだったんだろうか。
見守ったりはしゃいだりしてた女の子チームの内の一人が、大した脈絡もなくとりあえず残ってて、舞台を駆け回りながら脱ぎ脱ぎおっぱじめる。

出番少ないしちょっと損な役回りかもしれない。しかし、この子にはそれを撥ね返す力量を感じた。
だってエロかったんだもん。今回屈指のエロさ。
興醒めさせず盛り上げていく表現力と、いかにも弾力のありそうな裸身が両立している。
他の踊り子にもダンス上手いし無駄な肉もないという子はいたが、
技術は高いが筋肉質すぎて女っぽい体のラインは犠牲になってる傾向を感じた。
その中で最もバランスの取れた裸をしていたのが彼女だった。



そんな、ピチピチした彼女のベットはいい跳ねっぷりですたー。
やあ、突然だけどレポ終わりだよ。何故ってもうメモがないからさ。
んとねー、この後ねー、たしか空がねー、小向さんと酒場みたいなトコで踊るんだよ。
あとねー、沙羅さんがいかがわしい女教師みたいな格好でねー、なんかビシッと決めるんだけど、なんか微妙に決まってなかったんだよねー。
格好つけすぎ、な感じで。


今更言うまでもないですが、この当時の小向さんはおっぱいボヨーンと出して終わりでお腹もボヨーンで、
男ダンサーさんとポールやる時にどっこいしょっという雰囲気を如何に出させないかを苦心惨憺な感じで、
現役小向ファンとしては痛々しい限りでした。
踊りらしい踊りはほとんどなかったよーな。ダンス対決みたいなシーンがあって其処だけだったかな?

週刊誌の表紙を飾りまくってた頃からのファンで、よくお世話になったもんです。ごちそうさま。
深夜ドラマのバンパイアホストとかでいい演技してて面白くって、これからはグラビア卒業して女優かー、
ストリッパーならねーかなー、とか思ってたらホントになったっていう。
で、昨今も東洋で結構な客入りだったようで、彼女の看板効果はまだそれなりに機能しているようではあるようで。

で、なにが言いたいかというと、彼女にはホントのストリッパーになってほしい。
脱いで股を開くだけがストリップではない。股を開いて見せるのをどう見せるかが踊り子だと思うんよ。
極論だし、言う迄もないことかもしれんけど。

このままではストリッパーとしては何もせずに終わる、例えパンツを脱いだとしても。
ていうか浅草には(当時からして)彼女を育てる気がなかったんじゃないかと思えるのが腹立つ。
それは勘違いかもしれん。
そう思ったのは、むしろ浅草常連たちの態度を見たからかもしれへん。
まるで「浅草より大きな看板を背負った子」に浅草のお株を奪われたことに臍を曲げて、
彼女と彼女の連れてきた客を受け入れなかったように見えた。
所詮俺の主観だし、いつも居た訳でもないのでそんなとこばかりでも無かったとしても、おかしくはない。
そもそも俺の知ってる浅草常連が多いわけでもなし。
でもね、とりあえず俺が傍で見ていた感触は冷たくて懐狭い感じ。
愛するものが脅かされる苦しみは分かりますけどね。
しかし、斜陽なこの業界に客がアホみたいに押し寄せるこの状況、利用しないのか。
愛してないのか、生き続けてほしくないのか。
踊り子の過去は問わないのがストリップじゃないのか。
過去じゃなく今の舞台で何を出せるかが勝負の世界じゃないのか。

おおっと話が逸れたぜ。そんなわけで、小向さんにはダンス上手くなって楽しませてもらいたい今日この頃。
俺は待ってるぜー。

367: 艦長!?    3月8日(木)18時36分 by 私もスケベ
沖田艦長!! モモモ

368: ↓長〜いです。    3月8日(木)18時56分 by 私もスケベ
↓長〜いです。

369: オッスゥオラ里空ァ    3月8日(木)19時26分 by 私もスケベ
長文スレだからイイのだ
及川里空さんは元気にしちょるのじゃろうか?

370: 出し惜しみしとったんかい(笑)    3月8日(木)19時55分 by 私もスケベ
す   殿って、結構イ・ケ・ズ。
おおきに〜。

371: 京はるな さん    3月16日(金)02時57分 by くるりん
天井から垂らされる荒縄。その先端は小さな輪になっていて、嵌まる様にフルーツが置かれている。と。本舞台右側の黒カーテンを翻し、京はるな登場。(ターザンに出て来る)ジェーン調のセパレーツ。耳つき・尻尾つき。四つん這いで、颯爽と闊歩する。速い動き。本舞台そばの客に唇が触れてしまう位に顔を寄せ、瞳を覗き込む。好奇心に溢れた、小動物の仕草。というか、かなり、成り切っている。やがて、盆に置かれたフルーツを見つけると、足早に近づき、何やら茶々を入れる。客席に背を向けて、胡座をかいてゴソゴソと…。そして振り返る刹那、荒縄の先の小さな輪に捕らえられた、彼女の足首が高く上がる。獲物が罠に掛かる瞬間。露わになった内腿の付け根には…何も着けていない。いきなりの御開帳。天井のフックに掛けられた荒縄の、もう一方の端を引いたり、緩めたり…。連動して足の上がる高さが変わる。それに併せて身体の向きをクルクルと変えて、罠から逃れようと足掻く小動物の様子が、実に良く、表現されている。動きだけを抽出すれば、ポーズベッドの連続技なのだけれど、その様には見えない、というか「見せない」。この後オナニーベッド等を絡めて、やがて解放される小動物。嬉々として、盆を練り歩く。秘唇を突き出す様に、尻を振りながら…。だけど絶妙な長さの尻尾が、肝心な部分を、上手く隠している。見えそうで、見えない。その感じが、焦れったいけど、良い。結局、最後に胸を僅かにはだけて見せるだけで、ひとつのコスチュームのみで、ラストまで演じ切ってしまう。衣装替えや、それに伴う暗転で流れが途切れる事もなく、見ている側のテンションも落ちない。よく練り上げられた小動物の所作といい、罠に見立てたロープワークの解釈の仕方といい、楽しめるポイント満載。京はるなさん、あんた、役者やのぅ。

3/7 4th stage
シアター上野

372: 夏川あき さん    4月2日(月)09時29分 by くるりん
ベッドショーが佳境に入る。交差した両の手のひらで覆われた胸をはだけ、自由にすると、支えを失った、重くて柔らかな乳房が「たゆん」と揺れ落ちる。指遣いは穏やかに。浮かせた腰。ゆっくりと自転車を漕ぐのにも似た、スローモーな脚の動き。恍惚の表情。艶歌の流れる中、静かに高まる。曲の流れに合わせて緩めたり、そこから離れて一気に登り詰めてみたり…。ふいに曲が切れ、静まり返った場内に、一際響く喘ぎ声。そして次の曲が始まる。女の情念を切々と謳い上げる、伸びのあるヴォーカルに、官能的なよがり声が「溶ける」。どちらも、どちらの、邪魔をしない。渾然一体となった濃いミルク。2曲ソロで踊ってミディアム・テンポで1曲、そしてオナニーベッド…などという、ありきたりな流れでは無い。体感的には全編を通して半分以上がオナベッドであった様な気がする。繊細で、手間の掛かる仕事だと思った。選りすぐりの材料を丹念に下拵えし、長時間煮込んで漉した、極上のスープの様に。まろやかで、何とも言えない滋味がある。エロティックだけど、それだけではない「何か」。官能的だけれど、何故か、泣きたくなる、そんなオナニーベッド。やがてステージは終幕へ。本舞台で〆のポーズを切る、夏川あき。観客の側に、息を呑む一瞬の間がある。そして、そこから解放されるかの様に万雷の拍手が弾けた。職人「夏川あき」の誠実な仕事が、正当な評価を受けた瞬間である。乱文乱筆多謝

3/27 4th stage
シアター上野

373: あの娘は ポップスター    4月14日(土)05時34分 by くるりん
「ポップスター」と評したくなる様な、そんな踊り子さん達がいる。誰もが知っている、もしくはその時初めてでも何となく耳に残る、覚えやすいメロディの明るい曲で、とにかく楽しく踊る。よく見ると凝った振り付けや難易度の高いダンスをしていたりするのだけれど、パッと見、そうは見えない。難しい事を深刻な顔をしてやっていたりいっぱいいっぱいになっているのはPOPじゃない。ベッドはほぼ例外なくポーズ主体。シャチホコやブリッジ、立上がりの美しさで魅せるタイプ。キャリアを重ねてなお、アイドル的な華がある。昔のTS系で言えば早川優美さん、今なら美月星美さん辺り。所属が違うけれど、川村あいねさんや虹歩さんにもその雰囲気がある。初めて劇場の門をくぐる客に、ストリップの楽しさ、面白さをストレートに伝えてくれるのが、こういうタイプの踊り子さん。実際、一見さんを唸らせたり、楽しませている場面を多く見た。また、締めるべき所では締めてくれるので、それまで緩んでいた彼らの表情がシャンとして、ベッドショーの成り行きを見守る様な展開になると、心密かに快哉を叫んだものだ。新人アイドルでもなく、コワモテのロックスターでも、敷居の高いアーティストでもない。王道ど真ん中の、ポップスター的な踊り子さん。次は、誰が来るのかな。次世代の台頭を…「俺は待ってるぜ」         (^-^)g"

374: 匠悠那さん    4月21日(土)02時00分 by くるりん
まずは男装アラビアン。類いまれなる身体能力をこれでもか、と見せつけるソロダンス。特にその柔軟性は際立っている。本舞台にはスペース一杯に設えられたピンク色の蚊帳。オナニーベッドで舟を漕ぐ際にはBGMにスクラッチ音が入るところで指遣いが高速になる等、細部まで良く作り込まれている。だがこれもまた、来たるべき最終局面に向けての、大いなる助走に過ぎないのだ。オナニーベッドの最中に、音楽が数秒間、途切れる部分がある。曲に埋もれていた控え目な「声」の表現が、一瞬露わになり、そしてまた遠くなる。そうしておいて、小さな音も聞き洩らすまいと無意識に息を潜め、身構えている観客の心を焚き付ける様に、彼女は「あの曲」を持ってくるのだ。しん、と静まり返った場内に鳴り響く軽快な打楽器のイントロダクション。フェードインしてくるメインのリズムパートがそれに続く。骨太な楽曲の構成が見えてきたところで、聞き慣れない言語で女性ヴォーカルが唄い始めた―。オリエンタル系の出し物を見る時、1〜2曲目で耳にする事が多い、この曲。演目を俯瞰し全体像が垣間見えた瞬間、「ヤラレタ!」 と、誰もが思うはずだ。不快感ではない。気持ち良く手玉に取られるヨロコビというか、なんというか。はたしてステージ上では、突き抜ける様なエネルギーの奔流が満ちあふれた。花道では高い跳躍力。本舞台では軸のぶれない高速スピン。そして盆では縁を舐める様に転がるローリング・クレイドル的なムーブを幾度となく決めまくる。決して狭くはないデラカブのステージのほぼ全てのスペースを使いきる圧巻のパフォーマンス!何よりも素晴らしいのは、最後まで絶やされる事のない、柔らかな笑顔。これほどに激しい動きなのに、本当に、楽しそうに踊るのだ。無心に遊ぶ、幼子のように。

4/12 4th stage
新宿DX歌舞伎町

375: ↓(ToT)    4月21日(土)03時24分 by くるりん
自動スペース&自動改行おそるべし!まさかソコで改行されちゃうとは(>_<)

携帯電話の画面を見てブルーになる、午前3時のオイラなのであった(T_T)

376: 2012年7月浅草ロック座    7月19日(木)22時54分 by de_eye_deck

2012年7月12日(木)浅草ロック座 2〜4回目


7月浅草12日目一景月川ひとみ嬢−白ブラウスにタータンチェック
のベスト・スカート5人娘は赤!グレー!黄!青!緑!髪に同色のリボン−
ブルーライトに照らされ浅草名物太鼓ドンパチ☆☆−白ショートブーツにて
一糸乱れぬムーブ展開、再びバチにて床据え打つ〜初夏の風舞う中に君
の姿が〜(1-1)

・・・ライト赤く灯りブラウス・スカート脱げば黒Tバック一枚のみ−4人のダン
サー去り銀幕背に黒薔薇彩るストール掲げ銀のヒールにてベットへ−パン
ティの紐ほどき三点倒立、パンティ取り去り左手首へ、ストール腰に巻けばL
字に始まり次々繰り出すポーズこそ〜その魅惑のボディラインに心奪われ
〜(1-2)

・・・腰にストール一枚巻き一礼−移動盆にて激しくその身揺すり、
前盆でポーズ、再び移動盆へ−天にその身捧げストール腰より取り去り頭上に掲
げ、全裸にて膝つきブリッジへ−銀幕閉じゆく中、膝折りラストポーズ〜ただ
想う、君住む街へ帰りたい〜(1-3)

7月浅草12日目二景上田結舞嬢−浴衣三人娘はピンク・青・
水色、うちわ手に可愛く踊り、浴衣脱げば蛍光色のビキニはイエロー・ピンク・
ブルー、バックにパラソル、床に浮き輪で「暑中お見舞い申し上げますぅ〜」−
盆に腰掛け足をフリフリ〜キュートな舞台は夏真っ盛り〜(2-1)

・・・イエロービキニはまぶしくてツバ広げたハットに厚底ぐつ、ベー
ジュの布カラダに巻きつけ銀幕閉じれば回転ベットへ−ハット落とし布取り去れ
ば背向けビキニの紐ほどき胸かばい乳房露出、ビーチに寝そべりビキニ取
り去りポーズ繰り出す−明るく朗らか誇らしげに〜どんな夏よりPOPな君へ
〜(2-2)

7月浅草12日目三景真白希実嬢−10分47秒で織り成された闇と
は?−地の奥底深くにてその身横たえる君に闇姫は寄り添う。身を起こす
君を闇の使い手はより深き夢へと誘う−舞い始める君はかつて絢爛極めるシャンデリ
アの下、鹿鳴の華と謳われしあの頃に想いを馳せ−(3-1)

・・・黒装束に身を包んだ闇姫は、ゴシック調黒ノースリーブドレスに
黒刺繍あしらうロンググローブをはめた君を促し、より鮮烈な舞いへと誘う−舞い
激しさを増すと共に二人は二羽の鷹となりて飛翔しその翼はためかせ、遥
かなる薔薇園へ降り立つ−(3-2)

・・・月に照らされし頽廃の薔薇は君の手振りに赤く染まり、潰えて
血を流す−十字架が穢れを清めんと現るその向こうで君は闇の姫より禁断
の愛撫を受け、身を捩り、熱い吐息を漏らす。闇姫は君がうなじに舌を這わ
せ瞳閉じる君が瞼は恍惚の色に染まる−(3-3)

・・・我取り戻さんと君が後に転じ、闇姫は去ると見せかけつ君とそ
の身を同化する−立ち上がり、君が指差すその先には月に照らされつ君を
幽閉し聳え立つ城厳然と−ドレス脱ぐ君は黒く縁取られた赤いコルセットと
腰巻身に着け花弁僅かに蔽う黒い布地のみ許さるる、これぞ君に与えられし唯一の衣裳−(3-4)

・・・赤いライト西から浴び、コルセットに陰部のみ隠す腰巻に身を
包み君は裸足で花道抜け円形のベットへ−悪魔ピアノ叩き夕闇を赤く染め
抜く、ピアノ小刻みに君が肌を撫でその快感に浸りて自らの手を脇に、コルセ
ット取り乳房庇う−(3-5)

・・・黒花飾る髪振り乱し黒い下着取り去り己が両手首に巻きつけ
る。ピアノの激しい愛撫に抗う如く姿勢変えるも間断なく襲う快楽の波に打ち勝てず開脚
し自らの花芯をも晒す。切なく潤んだ瞳で身を委ねる君の秘部に魔物分け
入る−(3-6)

・・・陰部のみ覆う赤と黒の腰布のみでの一礼に自ら羞恥覗かせベ
ットは波を漂うごとく後方へ−白鳥のごとく舞う君は背向け腰布下ろし一糸
纏わぬ姿にてさらに舞う、君が身体蝕まれ貴腐が肌を覆う−悪魔、君が耳
元で甘く優しく囁く。「死してなお踊り続けよ」と−(3-7)

・・・君が一閃に舞いは鋭利を増し、先刻血を吐きし流薔は沈黙し
君を見つめかつまどろむ。ピアノ狂うごとく高鳴り悪の寵愛を受け魔に魅せられし君は
幕が閉じゆくもただ一心に舞うばかり〜いかに強く抱きしめても折れぬ
のはこの想いのみ〜(3-8)

7月浅草12日目四景篠崎ひめ嬢−ウグイス色の着物に橙の帯、ピ
ンクの扇子手に舞えば赤ロングドレスにヘアバンドのダンサー4人花添える
−ダンサーから手渡された鳴り物手に三味線と笛の音バックにかわいくシャ
ン♪シャン♪ チェロゆったり響き着物脱げば白襦袢も朱の帯ほどき−(4-1)

・・・白襦袢にて天女のごとく花道駆け側転決めれば回転ベットへ
着地−黒髪にピンクの蝶結び簪刺すは客席に手伸ばし弦楽流るる中、身
悶え、激しく、ミラーボール回る中、ポーズへ−我が身与えたのち襦袢羽織
り移動盆へ−襦袢振り回し花道駆け抜け花束手に腕広げ幕〜精霊のみが
知る真の幸せ〜(4-2)

7月浅草12日目五景ai嬢−SWEET MARILYNのキスは熱く黒幕開
けば白イブニングドレスに真っ赤なルージュ−銀幕から飛び出した彼女と
バトンタッチ☆ショッキングピンクのガウン羽織し君は陽気な撮影スタッフと
ブロードウェイミュージカル!ガウン脱げばピンクの幕で身を覆い−(5-1)

・・・シャッター音響く興は後に、再びピンクガウン、盆にて背向けガ
ウン脱げばピンクの薄布一枚のみ−雪より白き裸体さらし、ゆったり笑顔で
その身横たえた後バストさらす−布の端噛み腰揺すり伸び上がりポーズへ
−三点ブリッジから花道戻りラスト〜ファインダー越しの君にいつも胸騒ぎ
〜(5-2)

7月浅草12日目六景小野今日子嬢−ロングドレスは白の松嶋、黒
の小野、バックに『ROCK』のロゴ光る−いたずら好きのブレザーの少年か
ら黒のコート奪い返し、しばし戯れ、ドレス脱げば各々同色のボディスーツへ−今日
子花道で肩紐外し乳房露出、すべて脱ぎ黒Tバック一枚に黒シースルード
レスへ−(6-1)

・・・黒のドレスで夜会は始まる、銀幕閉じ一歩一歩ベットへ−ベット
は回り着地すればボタン外し乳房露出−パンティ紐ほどき赤と黄の交わる
ライトの波を泳ぐ−一礼後移動盆に身を託しドレス袖脱ぎ全裸披露、黒ヒー
ルにて腕広げラストポーズ、幕〜時代そのものがメルヘンだったあの頃〜
(6-2)

7月浅草12日目七景松嶋れいな嬢−宴たけなわ、黒蝶ネクタイに
黒スーツ男装4人とピンクドレスの4人の淑女がホール舞う中、ピンクのリボ
ン背負いノースリーブタイトドレスの君が腕組み陽気にステップ♪ ステージ
中央には赤ラビット据え付けた椅子、パンティ一枚でラビットの向こうに−
(7-1)

・・・赤いラビットで胸隠したままベットは次第に前へ−胸かばい白T
バック一枚に背向けたままドレス着る、移動盆から降りれば胸開き乳房露
出、仰向きで瞳閉じればはや朝のピアノ響き白ヒール回す−移動盆に腰掛
け裾翻しラストポーズ、幕〜君が目覚める前に見た最後の夢は?〜(7-2)

7月浅草12日目フィナーレ−ミドリのハチは羽ばたきその羽音で9
人の妖精は目を覚ます。白ノースリーブドレスにて髪にも白花咲かせ白グロ
ーブに銀のヒールでステップ踏みつ花嫁の登場を待つ−ハチと手つなぎ輪
になって楽しいダンスのひととき、花嫁にブーケ手渡され花嫁先頭に列をなし花道
進む(8-1)

・・・花嫁の投げるブーケ取り落としはにかむように微笑む君、幕閉
じるまで手を振る君〜時は流れ、人は去り、季節巡り巡りて、そう、あの街
角で、一陣の春風舞う中、白ブラウスにチェックのベストにスカート、背で指
組み笑顔見せる君の元へ−完−(8-2)


−2012年7月浅草ロック座−


377: 「浅草艶絵巻」レポ    3月10日(日)20時21分 by 「行った人」
 2月25日(月)浅草リトルシアターに行って「浅草艶絵巻(つやえまき)〜ママリンの身の上話」(作:牧瀬茜/演出:山口六平)を見てきました。
 踊り子 さんたちによる軽演劇と踊りで、昨年12月30日に行われたものの続編だそうです。今回は2月22日〜3月6日のロング公演。日によって出演者が多少ち 
がうようですが、私が見た2月25日は、踊り子では牧瀬茜、舞鼓(まいこ)、卯月朱美、結奈美子、女優では渡辺美弥子、水野さやか(ダンスも少し)、津軽三味線のエイコ、そしてMC(司会)および出演の山口六平の皆さんでした。
「女の人生が集うストリップ劇場の楽屋」と舞台を交互に入れ替わりながら…という物語で、お洒落で明るく楽しく、そしてハートウォーミングなステージでした。以下,覚えている範囲で時間を追って。

 地下鉄銀座線田原町(たわらまち)駅を出たのが午後7時少し過ぎ。外はかなり寒いです。国際通り、雷門通り、すしや通りと歩き、ロック座の手前の交番の角から伝法院通りに入って少し行った右側に、リトルシアターがありました。
「世界で一番小さい劇場」と書いてあります。入口前には行列が出来ています。狭い階段を行列はゆっくり進んでいます。2階に上がったところの受付で、私は電話で予約してあったので、入場料3500円ですぐ入れました。
 当日の人はちょっと待たされていたようです。会場は40席程で、もうほとんど満席、熱気があります。それに暖房がきいて暖かい。私は3列目の空いた席に座りまし 
た。客席は階段状になっているので舞台がよく見渡せます。幕はなく、舞台の中央に椅子が1つ置いてあるだけです。

 開演予定の7:30を少し過ぎたあたりで、金髪でジーンズの男性が「はいどーも、こんにちわー」と元気に登場(拍手)
 これが司会・演出(後に出演も)の山口六平氏。ジョークを飛ばしながら司会をしていきます。
「写真撮影が入っています。それ以外の方は撮影禁止ということでお願いします。いつかは写真集を出しますので、その時はお客様1人5冊のノルマでお願いします」(笑)
 そして新スタッフを紹介。もと相撲で曙の付き人をやっていたという体格の良い青年。そして「今日は艶絵巻ということで、和風の踊りが多いので、ということで
津軽三味線のエイコでーす」
 と紹介されて出てきたのがエイコさん(拍手)。黒い着物のような洋服のようなシンプルな衣裳で、椅子に腰掛けさっそく津軽三味線の生演奏になります。思ったより音が大きく、楽器そのものも普通の三味線より大きくて、迫力のある演奏で、びんびん響いてきます。
 寒い北国の冬、かどづけに立ったりするにはこのくらいのパワーが必要だったのでしょう。演奏は続いていますが、このへんから司会の声が流れてきます。
「さて、日本のストリップのはじまりは…、天照大神が、弟の須佐之男命の乱暴にすっかり嫌気がさして天岩戸に隠れた時…今で言う引きこもりですね…これを引き出そうとアメノウズメが踊ったのがその最初と言われています…」
 ここでステージ奥に2人出てきます。上手に赤いドレス(ブラとスカート)の水野さん。下手に空色のドレスの牧瀬さん。2人、古事記の記述そのままでなく洋装ですが、それぞれ太陽神、舞踊神を表しています。
 中央にはエイコさんが演奏を続けています。このあたりから太鼓の音が響いてきます。そして2人のダンスになります。太鼓の音に乗って、ちょっとバリ島の踊りを思わせるような、2人のダンス。天照大神はちょっと不機嫌。
 ここで一旦暗転。牧瀬さん一旦下手に去り、水野さんは舞台奥に下がったようです。
照明がつき、上手から牧瀬さん笹を持って再登場、1人で踊ります。優雅ににこやかに、踊りながらブラをとってトップレスに。拍手。
 そして踊りながら本舞台の後ろの方にいた水野さんの手を引いて,引き出します!成功!日本再生の瞬間です。暗転。ここで場内アナウンス。
「本日はラフランス座におこし下さりましてありがとうございます。開演に先立ちましてお客様にご注意を申し上げます。踊り子さんのお肌衣裳には絶対に手をふれないようお願いいたします。また写真撮影は固くお断りしております。おタバコはロビーで…」いかにもストリップ劇場の場内アナウンス。
「…それでは花のトップステージを飾ってくれますのは大人のお色気、卯月朱美さんでーす」
 そしてダンスショーになります。

1卯月朱美
「待てどくらせど来ぬ人を…」が流れ、照明がつくと朱美さん茶色の細い縞模様の和服に黄緑の帯で黒猫を抱いて椅子に掛けています。髪はアップにして、愁を帯びたまなざし。大正ロマン、竹久夢二の世界です。やがて立ち上がると、黒猫(と思っていたのが)さっと黒いショールに。マジックショーみたいです。そしてショールを肩にかけて前に出てきます。ちょっと寒そうに手をこすったり。
歌「…今宵は月も出ぬそうな」
 ここでゆっくり1回転。曲は変わり、ロックのような音楽。赤い照明が点滅。ここでショールを投げ捨て、帯を解いて、口にくわえて、椅子にすわって足を少し開き、体をくねらせ、そして茶色の着物を脱ぐとその下は赤い襦袢(だったと思います)
このへんから次の曲。
 女性ボーカルで「赤くさびた月の夜に…」
 そして指をなめたりやがて胸ははだけ、裾は乱れて太もももが露になっていきます。
 目を細め自分の体を愛撫していきます。次第に激しく。この乱れていく姿が
エロくて、悲しくて、そして美しい。やがてステージに四つん這いになるようにして
腰を前後に動かしたり。ストリップの時とちがって全部は見せないオナベッドが、それでも、それゆえ、エロい。やがて苦痛のようなあえぎ声。体をのけぞらせ、足は痙攣。
あぁー あぁーそして、果てます。
 体は弛緩していきますが、息はまだ弾ませています。やがて、乱れた着物を持って立ち上がり本舞台に戻り、ゆっくり振り向きます。拍手。
 暗転。

 明るくなって、ここから楽屋風景。(以後、舞台と楽屋が交互に)
 もと踊り子で今はこの浅草ラフランス座のオーナーのママリン(渡辺さん)が、まかないのおかーさん(山口氏)と話しています。
 ママリン「今は不景気だから肉も魚もなしにしなさい」
 まかないのおかーさん「それじゃ踊り子さんがかわいそう」
 ママリン「それを何とかするのがあんたの腕の見せ所でしょ」 
 そこへ初乗りの踊り子が
「今日からここに乗ることになった、ゆいなみこでーす」
 めいっぱいぶりっこして入ってきます。
 「年は?」「22才でーす」
  ママリンたち色々注意事項を言いますがが、通じているのかいないのか。このへんのずれが可笑しい。そして再びステージ。
 アナウンスで紹介されて
2舞鼓(まいこ) 
 津軽三味線が流れる中、黒い和服で舞台中央に端座。そして両手を広げ片手に壷を持って賭博の仕種。「よござんすか」って感じです。往年の東映のヤクザ映画の藤純子を思わせます。ひとしきり賭博の場面が終わると曲は一転、クリ○ゾン・キングの「エピ○フ」が流れてきます。
 舞鼓さん曲に乗って立ち上がり、踊るようなゆっくりの動きで肌脱ぎになっていくと
背中に天女(だったと思います)の刺青。左腕、右足にも刺青が。やがて着物を脱ぐと
白いサラシに紫の腰巻き。そして簪(かんざし)を抜いて口にくわえたり。この和の演技がク○ムゾン・キングに不思議に合っています。そして帯とって、着物脱いで
サラシもとります。刺青が照明に映えます。  最後はTバックパンツ1つになって腰巻きを軽くはおってニッコリ。拍手。
 暗転。8:16
 再び楽屋風景。
 結、水野、牧瀬、卯月の4人が楽屋着でおしゃべりしています。
 このへんでママリンが入ってきます。そして「みんな(演し物が)暗いんだよ。明るく明るく!」
 このへんで水野さんにケータイが入ります。そしてママリンニ「じいちゃんが危篤なので帰らせて下さい」と言いますが
 ママリン「ストリッパーも芸人のはしくれ、舞台に立ったら親の死に目にも会えない覚悟がなきゃ」と言って許しません。
 再びステージ。アナウンスで紹介されて
 3結奈美子
 ミステリアスで悲壮感のある曲が流れ、赤いふりそでで長い黒髪を垂らして立っています。先ほどまでのコミカルな印象は全然なく、横溝正史の世界のような、深いドロドロした雰囲気です。何か罪を犯したお嬢様って感じで。
 ステージには赤いリボンが縦・横に張られ、中央でクロス。そして呆けたような無表情で、ゆっくり踊りに入っていきます。やがて着物を脱ぐと赤いロープを出して
自分の体を(亀甲縛りで)縛っていきます。自らを罰するかのように。そしてSM風味のオナベッドショーになっていきます。のたうつように。苦痛のような喘ぎ声、やがて立ち上がって両手を広げはりつけ台に立つような形に。そのあと、下に張ってあった赤いリボンを新体操のリボン競技のように手に持ってくるくる大きく回していきます。すべてを振り払うかのように。客席から拍手。
 そんなふうにしてリボンが終わると息をはずませて、ここで安堵のような一瞬の笑顔。拍手。
 暗転。
 暗い中、はーはーという息が、まだ聞こえています。
 楽屋風景。
 まかないのおかーさん(山口氏)、さいばしを持って料理している様子。
 そこへ水野さんやってきて話しかけます。
「じいちゃんが危篤なんだけどママが帰してくれないの」とか。
 まかないおかーさん「それもきびしいわね」と言った上で「でもママだって経営者として大変なのよ」とか。
 再びステージ。アナウンスで紹介されて。
 4牧瀬茜
 音楽が流れ,深紅のブラとログスカートで登場、ちょっとアラビアンな雰囲気でダンス。目がキラキラしているのは今まで通りですが、今まではちょっと少女っぽい感じがあったのが、それが、しばらく見ない間にすっかり大人の雰囲気になったみたいです。
 落ち着いた体の動き、余裕の笑み。いかにもお姉さんって感じです。
 次の曲。
 腰の動きが軽やかになり、やがて踊りながらスカート脱いで、ブラとってトップレスに。そのあと女性ボーカルに乗って、優雅にスケール大きく救いのあるようなダンスになっていきます。ラストは本舞台で両手を広げ、笑顔でポーズ。拍手。
 暗転。
 楽屋風景。
 ママリンが出てきて喋ります。
「最近はいいとこのお嬢さんがストリップやる時代になっちゃった。昔は踊り子っていったら、家が貧しいとか、親が病気でとか、そういった訳ありの子にきまってたけど…」と。そして自分の苦労話になります。17で踊り子になって、オーナーにみそめられて、ところがそのオーナーが死んで、やっと劇場だけもらって、云々と。
「でも、あのころのストリップは活気があったわ」目を輝かして語ります。
 ここでまた場内アナウンス。
「本日のメインステージ、水野さやかさんです」
 A○BAのウィナーが流れ。白いロングドレスの水野さん出て来て踊ります。中々よく踊ります。もっと見たいと思っているとママリンが出てきて「みんな出ていらっしゃい」と言います。
 そこへ踊り子さんたちが皆出てきます。
 そしてママリンは話します。
「みんな、うるさいママだと思っているかもしれないけど…」
 そして、自分の劇場への熱い思いを語ります。しだいに客席に向かって語っていきます。
 「ストリップは芸術だ、なんて言ってくれる人もいますが。私は芸術という言葉はあまり好きではありません。もっと気楽に楽しんでくれたら、それでいいと思います」
 これこそが、極めて簡潔な芸術論。
 ここでアナウンス「それでは出演者全員によりますフィナーレショーでお楽しみ下さい」
 Can't take my eyes ○○ you…が流れ(今日はなつかしい曲が多い)
 舞鼓(赤)、卯月(ピンク)、結(オレンジ)、水野(白)、牧瀬(空色)、の5人がそれぞれの衣裳で華やかにフィナーレのダンス。手拍子。こういう明るい曲になると、かえって涙が出ますね(^^;
 そしてMCの山口氏が出てきて一人一人メンバー紹介。そして「3月6日までやっていますのでまた来てください」拍手
 そんなふうに盛り上がって、大きな拍手のうちに終わりました。そのあと出演者が舞台に一列に並び笑顔でお客をお見送りしてくれます。
 場内はまだ興奮さめやらぬと言ったところですが、私は荷物を持って会場を出ました。9:10。
 外はかなり寒いですが心はホットでした。帰り道、スカイツリーがライトアップされていてきれいでした。
 以上は個人の感想です。勘違い・記憶違いも多いと思います。m(_ _)m

378: 「行った人」さん    3月11日(月)13時19分 by 私もスケベ
詳細なレポありがとう。ご苦労様です。私も見たかったね、羨ましいです。

379: 行った人さん ・・・    3月11日(月)23時39分 by 朱美さん大好き
行った人さん
私は4日に観劇に行きました。当日も40席満席で日曜日は立ち見がでるほどだったとの事でした。行った人さんの詳細なレポいつもながらすごく感激して読まさせていただいています。
私的にはまたリトルシアター浅草で今回のメンバーで再演していただきたいと思います。

380: 「女王様の毒艶会」レポ    3月22日(金)18時57分 by 行った人
3月17日(日)新宿のシアターPOOという小劇場に行って「女王様の毒艶会」を見てきました。SMショーを主としたイベントで、年に何回か行われているそうです。この日の出演は順に京はるな、シーナ&杏樹(あんじゅ)、卯月朱美、夜羽エマ、内山沙千佳&美琴(みこと)の皆さん、あと飛び入り参加が何人か、司会は松本格子戸さんでした。以下,覚えている範囲で時間を追って。

JR新宿駅の東南口を出たのは午後2時の10分ほど前。大階段を下りて横断歩道を渡り、甲州街道の高架下に沿って20mほど行った左の守ビルという小さなビルの3階が劇場。入口には行列が出来ていて、混んでいる様子。もっと早く来るべきだった。受付で、予約してあったので5500円。ドリンクを1本(オレンジジュースにしました)と、フライヤーを何枚か貰いました。
場内は50席ほどですが、すでにほとんど満席。女性客も何人かいて、かなりの熱気です。椅子席の3列目に空いた席があったので掛けました。椅子席の前は座布団席で、ここはマニアたちが座っているようです。
場内には軽い音楽が流れています。あとからあとから人が入ってきます。
開演予定の2時を20分ほど過ぎたあたりで、場内後ろの方から「はーいみなさまこんにちわー」と元気に舞台(高さ10cmくらい)に上がってきたのが司会の松本格子戸氏、派手なスーツに眼鏡とおなじみのいでたちです。
そして乗り乗りの司会で諸注意。「トイレは今のうちに行ってきてください。横のカーテンの中は楽屋ですので開けないように。開けると千年の恋も醒めます」(笑)
そして出演者の紹介のあと、「予算の関係で私が司会進行と音響・照明を担当しています」とか。5分ほど喋って松本氏は下がり、暗転。そして始まります。

1京はるな
暗い中、萌え系のドレスで下手から出てくると、舞台中央に後ろ向きに立ちます。
「いってらっしゃいませ、ご主人さま」と声。
照明がつき、振り向きます。眼鏡をかけ、濃い艶姒色の衣裳にフリフリの白いエプロンといったメイド服。白いストッキングに黒い靴。拍手。
歌に乗ってかわいく踊りながら、ガラス食器を拭いたり、スーツにブラシをかけたり。
2曲目、ムーディーな曲。ご主人様のスーツにブラシをかけているうちに、味な気分になってきて、エプロンを脱いでメイド服も脱いでトップレスになって、
あこがれのご主人さまを思いながらスーツに袖を通したり自分の体を愛撫したりして、しばし妄想の世界に…
3曲目、激しい曲。我に帰って、「私,何やってんのかしら」って顔で、あわてておしごと再開。ご主人さまのスーツをしまおうとすると、ポケットから鍵が
1つ。「?」 舞台上手にはわざとらしくトランクが置いてあります。この鍵のようです。
はるなちゃん、あけてみようかな、それはいけない、と迷います、しかし好奇心には勝てず、トランクをその鍵で開けてしまいます。出てきたものは、首輪、
鎖、鞭など「どうやって使うのかしら」といった顔。トランクの中には更にSM雑誌が出てきます。ページをめくると、あまりの内容にビックリ。それでも読
んでいきます。フムフムって顔で。
そして雑誌を見ながら首輪を自分の首につけたり鎖を自分の乳首にとりつけたり、などしていきます。そして
バラムチで自分を叩いたり,電マで股間をいじったり、M女しています。
このへんで、トランクの底に手紙を1枚見つけます。
「SMスナイパー様(雑誌名)、女王様を紹介してください。M男志願者より」とご主人さまの書いた手紙が。
はるなちゃん「そういうことだったのか!」と、首輪をかなぐり捨てます。そして、トランクの中に入っていた黒いエナメルの服を着ると、バラムチを持って
ピシッと床を叩きます。もうS女の顔で。
「おかえりなさいませ、ご主人さま」(拍手)

ここで「いやー、すばらしい」と言って松本氏が入ってきます(拍手)
ここでお客の一人が「よく出るように」とか言ってはるなちゃんにビールを差し入れ。
司会「飲みたい人」と言うと、客席あちこちから「はーい」「はーい」と声。司会「3人までにしましょう。じゃんけんで」
じゃん拳で勝った3人が舞台に上がると。手慣れた感じで上半身裸になって舞台に(頭を客席に向けて)並んで寝ます。
そしてはるなちゃん、順番に、M男君の顔をまたぐ形で立って、聖水をシャーッと。拍手。歓声。
そんなふうに終わります。2:50。

ここで舞台調整。松本氏と助手の青年が入ってきて脚立を立てて天井のカラビナ(登山用具でロープにとりつける金具)を下げたり、舞台床にカーペットを敷
いてガムテープで固定したり。

アナウンス「続きまして、シーナ女王様と杏樹ちゃんのステージです」と紹介され
2シーナ&杏樹
舞台奥にはジュラルミンのかばん、上手には椅子が1脚。
曲が流れ、下手からシーナさん黒いタイトスカートに白いブラウス、眼鏡をかけて登場。色白長身細面、クールで知的な、いかにも女教師。
そのあと杏樹ちゃんセーラー服(夏服)で入ってきて椅子に座ります。そして調教ショーになっていきます。シーナさん、杏樹ちゃんをロープで縛り上げ
天井から吊るしたりバラムチでピシピシしたり、胸をはだけさせたり乳房をわしづかみにしたり。
ひとしきり調教が終わるとシーナさん「髪を染めた悪い女子高生におしおきしました」(拍手)
そのあと観客調教になります。客席からまた。慣れた感じのM男君たちがさっとステージにあがって上半身裸になって四つん這いになります。そこへシーナさ
んと杏樹ちゃんがバラムチでピシッピシッ。拍手。
少しすると2人今度は赤いローソクを取り出してM男君たちの上にたらたらたら。あー、うー、と悲鳴が(笑)
そのあと杏樹ちゃんの聖水ショー。
仰向けになったM男君の口の上に順にチョロチョロ。そんなふうにして観客調教がおわると
M男君たち、2人の女王様に土下座して「ありがとーございましたー」拍手。

ここで松本氏が入ってきて「ハイどーもありがとーございましたー。もう一度シーナ女王様と杏樹女王様に拍手を」
拍手の中、2人下がっていきます。3:32。

ここで舞台調整。下がっていたカラビナを上げたり、カーペットを外したり、掃除機をかけたり。一方M男君たちは服を来て客席に戻っていきます。
3:38になって掃除が終わり、暗転。
司会「続きまして,卯月朱美さんでーす」と紹介されて

3卯月朱美
暗い中、豪華な和服で出てくると舞台中央に後ろ向きに立ちます。
照明がつき、ゆっくり振り向きます。豪華絢爛な花魁衣裳、赤い唇。拍手。
そして太鼓の音、ソイヤッという男衆のかけ声に続いて,
華麗な舞い。現役踊り子時代にも何回か見た「花魁」ですが、その時以上に
艶やかに、そして深みが増してきたようです。特に目の表情や,手の動きに色々な思いが現れて。
花魁の誇り高さ、華やかさ、思い出、そして、ごくわずかな怨も…
台詞は一つも出てきませんが、(言葉といえばBGMの歌詞だけですが)これで一つの芝居になっています。
満開の桜。吉原が最も華やぐ季節。
この世界では頂点に立った花魁が、ふと昔を思い出したような…

後半、行灯とキセルをもって再登場。
花魁はキセルでたばこを吸い、ふーっとふかします。この時、朱美さんの口から煙が見えたような
そしてオナベッド。
これは二重の意味があって、1つは花魁のお床入り。もう一つは「はじめて愛した」思い出の中。この二重の意味をもって進んでいきます。
次第に動きは激しくなり、胸ははだけ、赤い腰巻きも乱れ、白い太ももが露に。 
そしてあの、伝説の、音楽の消えたオナベッド。 水を打ったような場内に、あえぎ声だけが聞こえてきます。
オナベッドは最高潮になり、ここで再び曲が流れてきます。
さくら、さくらの歌声がエロチックに耳に響きます。
やがて果て、ゆっくり起き上がると、行灯の明かりを消して、おだやかな笑顔。
まもなく夜が明けるようです。 拍手。

そんなふうにして終わります。4:00。
ここで休憩時間になります。

10分ほどして後半が始まります。
司会「夜羽エマと愉快な仲間たちのスペシャルライブです」
4夜羽エマand more
舞台下手に金髪君、上手にアイスちゃんと呼ばれた女の子がそれぞれギターを持っています。
曲が始まり、ここで客席後ろの方から夜羽エマさん淡い色の和服でマイクを持って登場、拍手。
「…キ○してほしい、○スしてほしい…」と腰をふりながら歌い(?)ます。お若い!
2曲目になったあたりで、出番が終わって場内後ろの方にいた教え子の京はるなちゃんを呼び出します。
はるなちゃん、グレーのワンピースで出てきます。拍手。
そして女王様と抱き合ったりディープ・キ○したり。
ここで女王様、もう一人場内後ろにお客として来ていた結奈美子ちゃんを呼び出します。
奈美子ちゃん(淡い白か桜色のブラウスに黄色いスカートだったと思います、春らしい色合いのいかにもお嬢様)で飛び入り参加。拍手。
そしてエマさんを真ん中に3人が並びます。
ここから又観客調教になっていきます。また別のM男君たちが上がってきます。
奈美子さん四つん這いになったM男君の1人の背中の上に立ったり、聖水を垂らしたり。
そのあと女性3人でM男君たちを鞭でピシピシ。このあと奈美子ちゃんは帰っていったようです。
このへんで客席から、名古屋から来たトミカ?(十三花)女王様という人が参加、あとカノン?女王様という人も、それから、さっきから客席前の方に居た踊
り子のさくらみみちゃんも舞台に上がります。夜羽さんみみちゃんともディープ・○ス。そしてM男君たちを並べて鞭でピシピシろうそくたらたら。拍手、笑
い。
このへんから場内はカオスになってきます。
華麗で変態、エログロサドマゾ、男も女も、天国も地獄もごちゃまぜにしたような。
少しして収まると、いよいよメインイベント。
夜羽女王様、四つん這いになった2人のM男君(その間に仰向けになったM男君)の背中に片足づつ乗せて仁王立ち。そして着物の裾を
まくって、真ん中のM男君の口めがけて
ドーーーーーーーッ
豪快な音とともに迸る聖水。大量かつ長時間。「すごい!」「華厳の滝だ」「ナイアガラだ」
皆すっかり毒気を抜かれています。
そんなふうにして聖水ショーが終わります。拍手と歓声。
せっかくだから、ということで刺青をした2人にご披露してもらおうということになります。
一人はクジャク氏と呼ばれているM男君。背中にみごとな孔雀の刺青。
もう一人はトミカ女王様。背中に天女の刺青、きれいです。
二人並んで美の競演。良いものを見せていただきました。
そんなふうにして夜羽エマさんのコーナーが終わります。4:55。

ここで舞台調整。そして5:00になったところで
司会「つづきまして、いよいよトリです。
内山沙千佳女王様と美琴ちゃん。エロかっこわるい,変態プレイです」(笑)と紹介され
5内山沙千佳&美琴
ピーポ、ピーポと救急車のような音、照明が点滅。
そして作業着のようなものを着て出てきた2人。
1人はすぐ作業着を脱いで女の子らしいかっこうに。ここで
「日本文化センター、テレフォンショッピング」と女性の声が流れます。聞いたことあるような。
ここから作業着姿の内山さん、「健康になる新製品」が開発されるたびに美琴ちゃんに試用していきます。
掃除機に電動マッサージ器をとりつけたようなもの、テスターのような怪しい電気器具などなど。
そんなようなことが延々と続きます。
終わったのが5:35。 拍手。

司会「コミックショーになっちゃいましたねー」
内山「今日はみんなコミックショーです」(笑)
そしてフィナーレになります。
ステージに今日の出演者が全員集合。そして告知コーナーになります。
司会「京はるなちゃん、何か言うことはありませんか」
はるなちゃんビールが回ってきたようす。「ありません」少しして
「4月頭は西川口、4月中は上野に出ます。よろしく」と自分が乗る劇場を告知。
次に卯月朱美さんの番になります。
朱美さんは、宝生恋さんたちと西川口でやっているオリジナルバーAHというお店のコマーシャル。料理は主に恋さんが作るが朱美さんも作るとか。
そのほか牧瀬茜さんたちとやっている軽演劇「浅草艶絵巻」を6月にもやる予定だとか。
このあと女王様方では
3月21〜31日新宿のデラカブで行われるSMライブショーに(日によって出演者が違いますが)
シーナさん、内山さん、夜羽さんたちが出演するそうです。
ここで客席から桜田伝次郎氏が出てきます。SMショーの元祖ということですが温顔なおじさん。デラカブには3月29日に出演するそうです。
そして、ここシアターPOOでは4月3日の「女王様の毒艶会」には夜羽さんおよび十三花さん(正式参加)が出演。4月13日には
桜田伝次郎氏のショーがあるそうです。
このへんでクンニクマン氏という人も出てきて告知していたようです。舐めるのが得意だとか。そのほか色々なイベントやお店の紹介がありました。
賑やかに告知コーナーが終わると、
記念撮影のコーナーになります。客席あちこちからフラッシュ。
そんなふうにして盛り上がって終わりました。6:25。
まだ残って飲んでいる人もいましたが、私はここで会場を出ました。
出口は混雑しています。階段を下りて外に出たのが6;30。
外はもう暖かいです。東京でも桜が開花したとか。

以上は個人の感想です。勘違い・記憶違いも多いと思います。m(_ _)m

381: 行った人さん    3月23日(土)17時37分 by 私もスケベ
また、見事なレポありがとう 読みごたえありました感謝します

382: 行った人さんへ    3月24日(日)06時43分 by 朱美さん大好き
行った人さんへ
今回も詳細なレポありがとうございました。朱美さん観劇したかったのですが仕事で行けませんでした。行った人さん観劇なさりながらメモとられていらっしゃるのでしょうか?6月の朱美さんが乗られる舞台には行きたいと思います。

383: レスありがとうございます    4月14日(日)10時14分 by 行った人
レス下さった方々、ありがとうございます。励みになります。
パソコンが不調で中々お返事できず、すみませんでした。
ご質問にありました通り、私はステージを見ながらノートにメモしています。時々
白い目で見られますが。(^^;
ところで明日(4月15日)夕方、「新宿JAM」という会場で、さくらみみさん主催のイベントがあり、
踊り子では他にかすみ玲さん・卯月朱美さんが出演されるそうで、私も行こうと思っています。
それでは皆で業界を盛り上げていきましょう。

(訂正)「浅草艶絵巻」の会場の浅草ミニシアターは
「世界で一番小さい劇場」→「〜小さな劇場」 でした。 m(_ _)m

384: 行った人さんへ ・・・    4月15日(月)07時59分 by 朱美さん大好き
行った人さんへ
昨日の「新宿jam」観劇なされましたでしょうか?私は仕事でしたので残念なから観劇できませんでした。もしよろしければレポよろしくお願いいたします。

385: 「さくみみらんど」レポ    4月17日(水)14時16分 by 行った人
4月15日(月)新宿JAMというライブハウスに行って「さくみみらんど」を見てきました。さくらみみさん主催の、演奏とダンスからなるイベントで、これまで何回かあったそうですが私は初見でした。以下時間を追って。

JR新宿駅を出たのが午後5時の少し前。暖かい春の午後です。新宿通りから伊勢丹の角を曲がって明治通りに入り、靖国通りを渡って花園神社を越えて更に歩いて新宿JAMに着いたのが開場の5時を少し過ぎたころです。地下に下り、受付で、予約してあったので入場料2000円、ドリンク(1杯500円、3杯1000円ということなので)1000円にしました。場内に入ります。
中は教室くらいの広さ。一方の側がステージで、後ろの横にカウンター。客席には左右の壁際に椅子と小さなテーブルがいくつか置かれているだけで、中央はダンスパーティーが出来るくらい広くあいています。お客はまだそんなに来ていません。私はカウンターに行ってグレープフルーツジュースをもらい、椅子にかけてのんびりしています。
天井は低く、ステージは高さ50センチくらいでアンプやスピーカーやマイクスタンドなどが置かれています。

開演の5時15分になったあたりで、ステージにサングラスの若い男性が現れ、ギターのチューニングを始めます。そしていきなり「白い夜霧の灯りに濡れて…」と昭和の演歌を歌いだします(春日○郎の「赤いランプの終○車」)。ウノ君と呼ばれるその男性、そのあとトークを交えて数曲弾き語り。「…みんな、楽しんでいってくれよな」こういう乗りでした。

次はミミヅカという男性3人のグループ。とにかく大音量でしたが、中に1曲、音量をおさえて加山○三の「君といつ○でも」があったようです。

そのあとキュミソールおばさんという人(実は先程のウノ君)が上半身女性下着姿で出て来てオカマ言葉でトークを交えながら2曲ほど客席中ほどのサブステージで歌います。
このへんでお客は少し増えてきます。さくらみみさんや卯月朱美さんも時々客席に出て来て演奏を聞いています。

そのあとアブノーマルスーパースターズというグループ。これも大音量。立って音のサウナにひたるように聞いている人もいれば、後ろの方に引いている人もいます。

そのあとキャミソールおばさんに「次はシスターポールよ」と紹介されてステージに現れたのが男性2人。直接の関係はありませんが、ちょっと映画「時計じかけのオレンジ」を思い出すような風体。
少し準備したあと、「G線上のアリア」が静かに流れます。こういうのが怖い。突如大音量になります。が、ボーカルを聞いていると「How many roads must a man…」風に○かれて、だったみたいです。お客は更に増えて立ち見の人も大勢、女性客(もしかしたら出演者?)や外人もいます。常連さんたちも多いようでした。あと数曲大音量の演奏をしたあと、再び「G線上のアリア」で静かに終わります。拍手。この時点で7時40分頃。
場内はかなり混んできました。このあたりでかすみ玲さんもやってきました。ステージではスタッフが次の準備をしているようです。
場内はざわざわしています。
ここでトミウラタカユキ君という青年がマイクをもって「ここからMCが入ります…」と司会を始めます。主催のさくらみみさんも呼ばれ「みなさんこんばんはー」客席から「イェーイ!」あと簡単なご挨拶。再びMC君「このあとダンスステージになりますが、その前に卯月朱美さんから指令がありまして」と言って、おなじみ宝生恋さんたちとやっている西川口のオリジナルバーAHの割引券つきティッシュをお客に配ります。途中からキャミソールおばさんも出て来て2人でかけあい漫才しなら配っていきます。MC君「あんたがしゃべると司会ができないんだよ」(笑)そのあとMC君、写真撮影の禁止など注意事項を言い、少しして「準備OKですか。それでは卯月朱美さん、どーぞ」
ステージはすっかり片付いています。
この時点でほぼ満席。といっても椅子がないところは立ち見、あるいは床に座って見ている人もいます。
そしてダンスショーになります。7:50。

1卯月朱美
下手から静かに、赤いベールのような薄地の布をかぶり、ブルーのブラとブルーの長いややシースルーのスカートで神秘的に登場。拍手。ポーラ・ア○ドゥルの「My love is for…l」に乗ってアラビアンに踊ります。
押さえた照明の中で、
時に愁を帯びた表情、時に妖艶な微笑で。
場内は一瞬にして、どこか中近東の酒場にワープした感じです。
少しづつ動きが激しくなり、腰をくねらせたり,前後に動かしたり,その動きがエロチック。だが媚(こび)はなく誇り高く気品があります。
そんなふうに1曲踊ると横向きになって片手を上げてポーズ。拍手。
2曲目。
になったところで一旦左に下がり、
このへんスカート脱いでブラをとって、一瞬トップレスになったところですぐ赤いベッド着をはおります。
黒いストッキングだったようです。
ここから赤い照明で、アメリカのバーレスクのようになっていきます。
女性ジャズボーカルに乗って、セクシーポーズを決めながら、誘ったりじらしたり。
伝説のストリッパー、ジプシーローズ・リーもこんな感じだったのではと思わせます。
3曲目。イントロに続き
歌「あの日、あなたが言った、ささいな一言が…」と
ハスキーな日本語女性ボーカルに乗って、
ここでステージ縁近くまで出てきて
ベッドショーになっていきます。
腰を下ろして上体を大きく反らして胸を露にしたり
自分で乳房を掴んだり。
そして、別れた男を思ってか
目を閉じて、自分の拇指(おやゆび)をしゃぶっていきます。
歌「…今も私の胸に つきささる…」
少しして指を口から出します。 濡れた指。
オナベッドは続きます。小さなパンツははいたままですが、かえって想像をかき立てます。
そんなふうにして果てます。拍手。
4曲目。
明るく乗りの良い女性ボーカル。
立ち上がり、心が浄化されたような笑顔。手拍子。
ここからポーズベッド。
仰向けで片足を高く上げたり
片手片足立ちしたり、
美しくポーズを決めていきます。
ラストはすっくと立って両手を広げ笑顔。「ありがとーございましたー」。拍手。リボン。
そして次の曲。
朱美さん客席に下りてきます。拍手。歓声。手拍子。ここでチップを渡す人が大勢。
そんなふうにして客席を回ると
最後にオープン曲が流れ、朱美さんステージに戻り、笑顔で去っていきます。拍手。
暗転。8;10。
MC「次は本日の主催さくらみみさんです」と紹介されて

2さくらみみ
今時の明るい日本語ボーカルが流れ、空色と白の短めのふんわりドレスで登場。拍手。
曲に乗って笑顔で元気いっぱい
ぴょんぴょん跳んだりして踊ります。手拍子。
これだけ見ると、ただの可愛い女の子、ですが
歌や芝居をやったり色々な企画・構成をしたりと
マルチな活躍をしている人です。
可愛いルックスに騙されてはいけない (^^;
2曲目
踊りは更に速くなります。
踊りながらステージの縁に腰掛けたり
客席に下りてきたり、と。
このへんになるともうステージと客席の区別はなくなってきます。
3曲目
静かないやし系の歌。
ここで空色のドレスを脱いでブラもとって
ここで黄色い短いベッド着を着て
静かに夢見る少女になっていきます。
大人になった夢を見ているのか、あるいは
少女の頃を思い出しているのか…
4曲目。
明るい希望のある歌
「…心のアン○ナ いま共振してる
もしかしてこれが愛というものかな…」
なんて歌詞に乗ってポーズベッドショー。手拍子。
腰を下ろして足を上げたり
胸を露にして(パンツははいたまま)両足を大きくV字オープンしたり
あるいはブリッジしたり
そんなふうに決めていきます。拍手。
ここで次の曲が流れ
みみさん客席に下りてきます。またまたチップや差し入れする人が大勢。
そんなふうにして拍手、手拍子のうちに終わり
「ゆっくりしていってくださーい」と言って去ります。拍手。8:35。
暗転。
MC「次はかすみ玲さんです」と紹介されて

3かすみ玲
曲が流れ、照明がつくと、
かすみ玲さん白、黒、グレーのモノクロのベアトップの大人のお洒落なドレスで
右手を斜め上に左手を斜め下に下げた少し横向きポーズで立っています。拍手。
そして英語女性ボーカルに乗ってダンスになりますが、うっそーと思われるほど
今まで見たかすみ玲の中でダントツ一番良い。
長身を生かしたダイナミックな動き、ピタッと止まった時のポーズ、表情などなどパーフェクト。
曲に乗って
踊りながら自分でも歌っている様子です。
一頻り踊ると下手に引っ込みます。拍手。
静寂
2曲目。ハードなロック。
ここでドレスを脱いで(ラメのついた)黒いツンブラ姿で踊ります。
3曲目、バラード調。
ここで椅子に腰掛けて白いブーツを脱ぐと
黒いハイヒールに履き替えます。
そして椅子に座ったまま体を大きく反らせたりします。
次の曲。哀愁のある女性ボーカル。
このへんでブラを取って、落とした照明の下で、
トップレスで静かに踊ります。胸に2羽の蝶のタトゥー。
そして
4曲目。ジャズに乗って
悩殺的なベッドショー。
ここで黒いパンツを脱ぎます。パイパン!と思ったら、小さな肌色の(前ばりみたいな)パンツをもう1つ着けていました(^^)
次の曲。英語ボーカルに乗ってベッドショーが続き、
片手片足立ち・ブリッジなど様々なポーズを決めていきます。
最後は両手を広げてニッコリ。拍手。いったん引っ込みます。
オープン曲が流れ
トップレスの上に青い法被をはおって再登場。拍手。
ここでお客の一人が生ビールを差し入れ。玲さんそれを飲みながら客席に下りてきます。
ここでもチップを渡す人が大勢。生ビールのおかわりを渡す人も。
そんなふうにして曲が終わると玲さん「もう1回!」
曲が再び流れ、ここでさくらみみさんもトップレスで現れ、
2人でステージに上がって踊っています。(玲さんは法被をぬいだようです)
このへんで玲さん片足を高く上げて天井につけます。おーっという歓声。
2人のショーは続きます。最後は2人向き合って立ち、そのまま上体を反らしていきブリッジの姿勢に。シンメトリーの美。リボン、拍手。
盛り上がって終わりました。拍手。歓声。9:06。

場内はざわざわしています。帰り支度をしている人もいます。
この後はまたバンド演奏のようですが、私はここで食事に出ました。9:10。
夜風がちょっと寒かったです。
ダンスショーは終わったと思って私はそのまま帰ったのですが、後から聞いた話では、
このあと11時頃、みみさん、玲さん、朱美さんによるもチームショーがあったそうです。
ちょっと時間配分を間違えました。

以上は個人の感想です。勘違い・記憶違いも多いと思います。m(_ _)m

386: 浅草艶絵巻「ひょうたん池のたまりBAR」レポ    6月13日(木)21時12分 by 行った人
6月3日(月)浅草リトルシアターに行って第2回浅草艶絵巻「ひょうたん池のたまりBAR」を見てきました。今回は「この世とあの世の狭間」にあるというバーに集う女たちの物語。ちょっと不思議な設定ですがどんどん引き込まれ、コメディータッチでありながらほろりとさせられたり考えさせられたり、それでもやっぱり笑ってしまったりと、楽しいお芝居とダンスのステージでした。以下、時間を追って。
(注)ひょうたん池:明治16年に、浅草寺(せんそうじ)の西方の湿地を埋め立てるのに土を採取した跡(現在の浅草ロック座の向かい側あたり)に作られた人工の池。その形から瓢箪池と呼ばれ、周囲が興行街として発展していく中で人々に親しまれてきたが、戦後の昭和26年に埋め立てられた。

前回(今年2月)と同じようにして劇場に着いたのが開場の午後7時の少し過ぎ。入口から階段を上がり、受付で,予約してあったので入場料3500円。フライヤー類をもらって会場に入ります。席はもうかなり埋まっています。女性客も大勢います。3列目に空いた席があったので座りました。
舞台を見ると、下手に洋酒の瓶が数本置かれたバーカウンターのようなものがあり、その前に客用の椅子がーつ。そしてカウンターの上には「たまりBAR」と書かれた、ひょうたん形の提灯が吊るされています。
舞台上手には小さなテーブルと椅子が2脚(こちら向き)。ここはバーの店内のようです。何がはじまるかワクワクします。
もらったフライヤーの中に解説があったので読んでみます。
「その昔、浅草にあったというひょうたん池。今は埋め立てられて跡形もない。
しかし、池のあったそのあたりに、この世とあの世の狭間の異界が存在するのを御存知だろうか。
…そして、その異界の中心にあるのが、この「たまりBAR」
過去や悲しみを背負った女たちが夜毎集い、涙を酒に溶かす。
そんな「たまりBAR」にときどき人間が迷い込んでくるという。もしかして。あなたも?」
なお登場人物は以下の通りです。
なみこ(結奈美子)、まいこ(舞妓)、あけみ(朱魅=卯月朱美)、あかね(牧瀬茜)、みやこ(渡辺美弥子)、さやか(水野さやか)、えいこ(エイコ)、むつこ(むつお)(山口六平)、作、牧瀬茜、演出、山口六平の皆さん。

開演の7時半になって
「こんばんはー」と黒のタイトスカートで元気いっぱい登場したのが渡辺美弥子さん。拍手。
ジョークを交えて写真撮影やケータイの使用禁止など諸注意を言ったあと、
「ここは、この世とあの世の境にあるバーです。
もしかして間違えて入ってきた人はいませんか。え?木戸銭払ってしまった?
それじゃあもう引き返せません(笑)ゆっくり飲んでいってください」
それだけ言って引っ込みます。拍手。

照明が少し暗くなって
音楽が流れます 静かな,悲しみを湛えた音楽。
下手から牧瀬茜、ブルーのドレスで神秘的に登場。
水の精のように舞います。泳ぐような仕種をしたり、水の底の深く沈んでいくような仕種をしたり。
(オペラの序曲のような役割のようです)
1曲踊って引っ込みます。

明るくなり、入れ代わりになみこ、淡い黄色の少女っぽい服で髪はツインテール(だったと思います)
バスケットを提げて登場。何か探している様子。
客席に向かって「昔々このあたりにひょうたん池という大きな池があったんですって…」と語ります。
そこへさっきのみやこ
「もっと昔は海だったのよ」と泳ぐかっこうで出てきて「富士山が噴火して…」
すぐまた泳ぐかっこうで左へ去ります。
ここで右からさやか、ベアトップの黒のワンピースで缶ビールを飲みながら、ちょっと不機嫌に登場。
なみこ「あのう、このあたりに…」とひょうたん池の場所を訪ねます。
さやか「ひょうたんの提灯がぶらさがっているバーなら知ってるけど」
そして「ウーパールーパーみたいなママと、チョウチンアンコウみたいな女」が2人でやっている「たまりBAR」というバーだと説明するが、場所を聞かれると「知らない」。そして酔っているとたどりつくとか言って
なみこに持っていた缶ビールを1本渡します。なみこお礼を言って受け取ります。
さやか、下手な口笛を吹きながら下手へ去ります。

暗転。
ポチャン、ポチャンと不思議な水滴の音。
ここで提灯に火がともり、バーの場面になります。
ママ(さっきのみやこ)とあかね(淡いピンク系のお嬢様ワンピース)
2人で話しています。
解説によると
みやこ:たまりBARのママ。富裕な良家に生まれ育つ。奉公人の男と恋仲になり駆け落ちしてひょうたん池で心中するが、死にきれず一人助かってしまった…死後は心中しそびれた最愛の男の魂を探し、ひょうたん池の異界に生きている。
あかね;この世での人間関係に挫折し、数十年前にひょうたん池で自ら命を絶った。池の底に埋もれているところをみやこに拾われて、たまりBARで働いている。
ということですが、2人の会話は軽妙でユーモラスです。時おり古い歌を音痴に歌ったり。
そのうちお客のうわさ話になり
「あの人はストレスがたまっている」とか「しゃべってないと不安なのよ」とかいう話になっていきます。
チャイムが鳴り、うわさのお客(さやか)が入ってきます。すでにビールで酔っています。
この人は女優の卵で六本木でホステスのアルバイトをしているが、テレビドラマの主演のオーディションに落ちたとか。
さやか「実力で落ちたんじゃないのよ。コネと利権に負けたのよ」そう言って不平不満をぶちまけます。
「誰か私の実力認めてくれないかなあ」

ここでまたチャイム。
常連客と思われる金髪男が現れます。
むつこ(むつお)というこの男、解説によると、百年近く昔、不注意からひょうたん池に落ちて死亡。みやこに恋して振られた過去から女に懲り、オカマとなって異界とこの世を行き来している。とのこと。そして今度彼女と一緒に銀座からこっちにもどってくることにしたとか言います。
みやこ「オカマなのに彼女?」 
むつこ「オカマでも私くらいになると男より女に持てるのよ!」
ここでチャイムが鳴り、
彼女(まいこ)肩と背中の大きくあいた白のロングドレスで登場。腕と背中に刺青。
カウンター席に腰掛けめいっぱい良い女しています。
さやか「きれいに見せるのが上手なだけよ」とからみます。
そんなこんなでさやかとまいこ、口喧嘩になります。
まわりがなだめて、とにかく収まります。
そのあとまいこが刺青を入れた話になっていきます。さやかも興味津々。
まいこ「入れたのは二十歳の時…おじいちゃんが彫り師で…」
背中にはマリア様を入れ、お尻にはカトレアの花(だったかしら)
あと足には鳳凰と竜だとか。
このあたりから静かにラベルのボレロが流れてきます。
まいこ立ち上がり、踊り始めます。
このへんから赤い照明。
ゆっくりだが隙のない踊り。特に背中を見せて片手を上げた時のポーズが決まっています。
曲は少しずつ大きくなり踊りも熱が入ってきます。が、表情はあくまでクール。
踊りながら椅子にかけて、ここで曲が終わります。
すぐ次の曲。
(女性ボーカルで)Sun○y, yesterday my life was…
ここでまいこ、アップにしていた髪を垂らし、帽子をかぶり
ちょっとけだるくセクシーに踊ります。
そして背を向けてドレスを脱ぐとTバックパンツ。おしりに竜と花。
そして振り向くと,両乳首に金色の小さな飾りが。
往年のストリップショーみたいな感じです。
そんなふうに踊って終わります。拍手。暗転。去ります。

再び灯りがつくと、
舞台の前にみやことむつこ(むつお)の二人並んでいます。
みやこ「顔見せてくれて ありがとう」
むつこ「しあわせにやってるとこ、あんたに見せたかったのよ」 大人の会話です。

ここへ、さっきのなみこ
「あのお、お話中すみませんが
このあたりに、ひょうたん池ありませんか?」
みやこ「そんなもの、とっくに埋められちゃったのよ」
なみこ「やっぱりここだったんだー。
ひーひーおじーちゃんの骨を埋めようと思ったのに」と言って泣きながら、バスケットの布を取ると 
みやこ・むつこ「うわー!」
中から出てきたのはひーひーおじーちゃんの、頭の骨。
なみこの話によると、ひーひーおじーちゃんが夢に出てきて墓を掘ってけろ、というので墓を掘ったら骨と遺言状が出てきて
むかし心中をしようとした相手の女性の眠っているひょうたん池に沈めてほしいと書かれていたとか。
ここでその頭蓋骨を見ていたみやこ「おまえさん、おまえさんだね!」
ここから話がややこしくなります。
ひーひーおじーさんというのはなみこのお父さんのお父さんのお母さんのお母さんのだんなさんで、奉公先のお嬢さんと許されぬ恋仲になってひょうたん池で心中をはかったが死にきれず、相手は死んだと思ってその後結婚して、その孫の孫(玄孫)がなみこだとか。その奉公先のお嬢さんというのがみやこで、こちらも死にきれず相手は死んだと思い込んでいたとか。
なみこ「遺言通りにした方が良いか、そうするとひーひーおばーちゃんが可哀想だし」と先祖の三角関係に悩みます。
半分に切って1つを池のあった所に埋め、もう半分を墓にもどしたらいいとか。あるいは全部粉々にしてばらまいたら良いとか諸説紛々。結論が出たのか出ないのか、
むつこ「じゃーね」と言って去ります。

ここで、ややコミカルな音楽が流れ、あかねとさやかが入ってきて
先程からいたみやことなみこと4人でちょっと踊ります。
場面転換のダンスのようです。

再びたまりBAR。
カウンターにみやことあかね、その前の椅子にさやか。
お客さんのストレスを酒で発散させてやるのがバーの仕事だとか話しています。
少し離れて聞いているなみこ「何だかよくわかんなーい」。

ここでチャイムが鳴り、お客が入ってきます。
みやこ・あかね「いらっしゃーい」
入って来たのは黒い服を着た年齢不詳の女性、無口で無表情にテーブル席に座り、赤ワインを注文。
少しして、深紅のチャイナ風ドレスで赤い牡丹の髪飾りをつけた女性(あけみ)やはり無口で無表情で入ってきてエイコの隣に座ります。2人目を合わせず,話もしません。
さやか「李香蘭って感じね」 あけみはやはり無言。さやか「お高いのね」
えいこも黙ったまま。異様な雰囲気です。
みやことあかね、愛想笑いとお世辞で場をつなぎます。

少ししてえいこ「聞いていただいていいでしょうか」と初めて口を開きます。
(エイコさん、今日は津軽三味線はひかず台詞に挑戦しています。中々味の語りです)
「今から35年も前…」ここでピアノのBGM。
あけみはサーカスの曲芸で綱渡りとか玉乗りとかやって人気者だった。自分はエスコート役で、2人姉妹のように仲良くやっていた。
ここであけみ、立ち上がって静かにパントマイムから踊りになっていきます。
時に可憐に,時に妖艶に
ここでまた語り
えいこ「そんなあけみが私は自慢でした。ところがある日…」
あけみに彼氏が出来たらしく、自分はその男にあけみを取られるかと不安になり…
ここから
さやかがあけみの役、あかねがえいこの役で当時を再現(劇中劇)
あかね「あなたを愛しているのよ」
さやか「やめてよ!」
なんて会話があったようです。そしてあかね、逃げるように去ります。 
ここでえいこ、あかねが男のもとへ行ってしまわないように、ちょっと怪我させてやろうと思ったとか。
ショーの場面になります。あけみ、にこやかに玉乗り。ここで
バランスを崩してそのまま頭から落ちて、
その場に倒れ動かなくなります。
えいこ「それは不幸な事故でした。…私はあけみの遺骨をひょうたん池のそばの共同墓地に埋めて、いまではその近くで小さなスナックをやっています」

ここでBGMが大きくなります。
あけみ、静かに起き上がり、哀愁を帯びたアコーディオン曲で羽根扇を持って踊ります。
昔の上海のクラブを思わせます。
次の曲。静かなピアノ曲。
ここでゆっくり背中のファスナーを下げて、ドレスを脱ぎ、白い乳房が露になります。
そして,愛憎か、怒りか悲しみか、誇りか、言葉にならない思いを体で表していきます。 
そして赤い布を両手に持ってかぶったり、体にまきつけたりして踊ります。
次の曲。クラブのような喧噪、そして女性ボーカル。
歌が高まるにつれて踊りも盛り上がります。ストリップならオナベッドに相当する所。
そして絶頂になり、最後に微かに笑顔。拍手。
暗転。左へ去ります。

再びバー。
みやこ、あかね、さやか、(少し離れて)なみこの4人
「何だか,聞いてはいけない話を聞いてしまったみたいね」と話しています。そしてあけみはえいこを許したんだろうか、そもそもあけみはえいこが生んだ幻影なのかもしれないとか。
そんな話をしているうちにすっかり打ち解けてきて
女4人で「かんぱーい!」
このあと、どういう流れだったか忘れましたが
なみこがオナニーの話を始めます。さやかは興味なさそう。なみこの女性のためのオナニー講座は続きます。「せっくすとおなにーは別です。女の人だって体の中のもやもやを発散させるのは大切です。そうしないと女性ホルモンの分泌が減ってお肌がカサカサになってしまいますよ」さやか興味をそそられた様子。
なんでそんなこと知ってるの、と聞かれ
なみこ、子供の頃の事から語り始めます。ここでトロイメライが流れます。
子供の頃、お父さんのAVをこっそり見て興味を持ったとか、女の人には穴が3つあるのを知ったとか鏡に映して自分のを見たが自分には穴が2つしかなかったので自分は男の子だと思っていたとか。自分のあそこは左のびらびらが長かったのでこれが今にオチンチンになるんだろうと思って引っ張っていたとか。…それからビデオを見てニンジンを突っ込んだとか。
「どっちの穴に?」「それは忘れました」
そのほかお父さんのSMビデオを見て真似してスズランテープで自分の体をしばったりしたとか。
ここで軽いリズムのピアノ曲。
なみこ立ち上がって踊り始めます。
軽く曲に乗って、少女っぽい感じで。
曲は少しずつ大きくなっていきます。
それにつれて踊りも少しづつ大きく。
少しずつ大人になっていくように。
そして椅子に座って服を脱いでいきます。
もうすっかり大人の体。そしてスズランテープをもってきて
自分の両足を縛ったり胸をしばったりしていきます。
目を閉じて、快感とも苦痛ともつかぬ表情。
ここで再びトロイメライ。
その中ではーはーというあえぎ声。
次の曲。女性ボーカルで
「古いアルバムの中に…大人の階段のぼる…」
夕方のような照明。
ここでおだやかな笑顔で
ゆっくりスズランテープを解いていきます。
歌「少女だったといつか…振り向く日があるのさ」
そして静かに終わります。拍手。
暗転。

ポタン、ポタンと水の音。
再びBAR。
カウンターの上にさっきの骨が置かれ、それを相手に
みやこ「あんたとこんなふうに再会できるなんてねー」としみじみ語りかけています。
そこへあかね、最初の水の精のような青い衣裳で出てきます。
2人、静かに語ったあと
みやこ(客席に向かって)「ここはたまり BAR.、あなたも1杯飲んでいきませんか」と言って去ります。

一人残ったあかね。
ここで静かな曲が流れます。
あかね踊りはじめます。初めは静かに、そして急に激しく狂おしく、
衣裳を脱いでトップレスに。
生も死も、希望も絶望も
大きく包み込むように。
ラストは大きく両手を広げて笑顔でポーズ。拍手。

このあとすぐ明るい乗りの良い曲になります。
(ここであかねは一旦引っ込んだようです)
ここからフィナーレ。
出演者が一人づつ出てきます。拍手。手拍子。
笑顔で軽く手を振って踊りながら。
全員揃ったところで進行役を兼ねた渡辺美弥子さん
マイクを持って(いたと思います)順にメンバー紹介していきます。
最後に牧瀬茜さんがマイクを受け取ってみやこさんを紹介し
「浅草艶絵巻あと4日あります。皆様また是非来てください」とコマーシャル。
そんなふうにして盛り上がって拍手のうちに終わりました。

出演者たちが並んでお客のお見送りをしてくれます。
話し込んでいる人、握手していく人、差し入れを渡す人、ドクロをなでていく人…
私が階段を下りて外に出たのが9時10分ころ。
暖かい初夏の夜です。

なお私は最終日も行きましたが、
牧瀬さんのご挨拶の最後は
「艶絵巻、次は9月を予定しています」ということでした。

以上は個人の感想です。
勘違い・記憶違いも多いと思います。m(_ _)m

387: 行った人さんありがとう    6月14日(金)05時51分 by 私もスケベ
ご苦労様です。9月は行きたいなあ。

388: 行った人さんへ    6月14日(金)09時01分 by 朱美さん大好き
行った人さんへ

今回も詳細レポありがとうございました。

389: 朱美さん。沈黙の芝居・・・    6月14日(金)18時14分 by 朱美さんファン
朱美さん。沈黙の芝居は普通の芝居よりも時に難しかったのでは? サイレントであれだけの表現力、すごいです。少しスリムになられましたか?本当にうっとりするほどお綺麗で。ますますファンになりましたよ。

390: 「女王様の毒艶会」レポ    6月24日(月)16時55分 by 行った人
レスいろいろ有り難うございます。
長レポが続いて恐縮です。m(_ _)m
********************
6月16日(日)新宿のシアターPOOに行って「女王様の毒艶会」を見てきました。見るのは3月以来です。この日の出演は藤乃(ふじの)、樹莉(じゅり)、朱魅(あけみ=卯月朱美)、結月里奈(ゆづきりな)&杏乃ヒナナ(あんの〜)、夜羽エマ(よはね〜)&ice(アイス)の皆さん。あと飛び入り参加が何人か。司会・進行は松本格子戸氏でした。以下,覚えている範囲で時間を追って。

JR新宿駅の東南口を出たのは開場の午後1時半を少し過ぎたころ。朝からの雨はほとんど上がっています。歩いてすぐ守ビル。劇場は3階ですが、もう階段に行列が出来ています。2時10分前くらいになってやっと行列が動き出しました。3階に上がり、劇場の入口前で(松本氏と助手の男性が受付係)、私は予約してあったので5500円。中に入り、サービスのドリンクを1本(栄養ドリンクにしました)もらいました。椅子席の2列目に座れました。
場内はすでにほぼ満席。女性客も何人かいます。下手側の最前列には緊縛師の長田一美さんの姿もありました。客席にはこのほかにも関係者がまざっていたようです。すでにカオスの予兆が。
舞台にはストリップ劇場のようにエプロン・ステージ(通称デベソ)が設置されています。本舞台の天井からはカラビナが下がっていて、SMショーをやりそうです。場内には軽い音楽が流れています。

開演予定の2時を18分ほど過ぎたあたりで、場内後ろの方から
「ハイそれではまいりましょー」と元気にやってきたのが司会の松本格子戸氏。拍手。銀色スーツにモザイク模様のズボンといつものように派手ないでたちです。そしてジョークを飛ばしながら諸注意と出演者の紹介。
そして「それでは4時間あまり、楽しんでいって下さい。帰るころにはヘロヘロになっていると思います」(笑)
それだけ喋って下がり、暗転。そして始まります。2:25。

1藤乃(ふじの)
静寂の中、下手から出てきます。男装のようです。
曲が流れ、照明がつくと、軍服に軍帽、黒いブーツ、そして腕章には鍵十字。色白で、洋犬を思わせるような彫りの深い顔立ち。
曲に乗ってクールに踊ります。
2曲目では帽子を脱ぐと、やや赤毛の長い髪。そして軍服を脱ぐと黒いちょっとSMっぽい衣裳。鞭を取り出したりして、セクシーに踊ります。3曲目あたりでサックスの曲に乗ってここでトップレスに。
次の曲。フランス語の女性ボーカル。ここでヌードになって、髪をなびかせたり体を反らせたり悩殺的に。そしてエプロンステージのかぶりつきのお客の肩に手をかけたり、股間を大きく開いたり…
ストーリーを類推すると、ナチスの将校、実はナチスドイツ打倒のため潜入した女スパイ、色々あったが思い出すのは故国フランス、ってところでしょうか。見応え充分サービスいっぱいのショーでした。2:40。
左へ引っ込みます。拍手

場内が明るくなり「いやー、すばらしい」と行って松本氏が場内後ろから出てきて舞台に上がり、藤乃さんを呼び戻します。藤乃さんは何年か前にストリップの方は引退して今はフローアーショー専門に全国を回っているそうです。久しぶりのストリップは「やりにくいねー」。フロアーショーは回りは酔っぱらいばかりだがここはみんな真剣に見ているからだとか(笑)。あと昔話に花が咲いているようでした。そして
ストリップに戻るつもりはないが8月11日のここでのイベントには出る予定だとか。
それだけ2人でしゃべって藤乃さんは引っ込み(2:50頃)
ここで助手が出てきて松本氏と2人で舞台にシートを貼ったりなど舞台調整。
5分ほどして終わり
松本「それでは樹莉女王様です」と紹介して

2樹莉(じゅり)
黒のコルセットに黒のパンツ、黒の網ストッキングに黒のハイヒール、頭に紫の羽飾り。色白で長身。いかにもSMの女王様。ここで客席に向かって上がりたい人は上がるように言います。すると客席から男性4人、女性1人が上がり。皆さん慣れた感じで服を脱ぎます。女性はななこちゃんと呼ばれていました。ふだんはSMショーに出ているが今日は観客として来たようです。このあと長田一美さんも舞台に上がって、天井からロープを張ったりお手伝い。ここで樹莉さん上がった皆に頭に透明ビニール帽子をかぶせます。そして
樹莉さん「6月なのでテーマはカエルです」
と言って舞台のシートの上に何やら緑色の液体を撒きます。そして自分が脱いだ小さな黒いパンツを天井から下がったロープに結びつけ(そのロープの一旦は長田さんが持っています)上がったM男君M女さんたちに順にカエル跳びで口で取るように言います。
跳び上がると、下がぬるぬるしてすべって転ぶ、という仕掛け。拍手、笑い、歓声。ローションマッチ状態になります。
(ただ、転んで腰を打ったりしないかちょっと心配です)
そんなことをやって終わると、今度は皆を舞台に一列に四つん這いに並ばせ、樹莉さんムチで皆のおしりをピシピシ。
そのあとM男君の1人をあおむけに寝かせ、その上に顔面騎乗。客席から「いいなー」という声。
それが終わると樹莉さん皆におしぼりタオルを配って皆さんこれで体を拭いて服を着て客席に戻ります。拍手。3:20。

「ありがとーございました」と言って松本氏が出てきます。
そして舞台の整理をしたあと「それではスペシャルライブステージ、お楽しみいただきましょう。朱魅ちゃんでーす」と紹介して

3朱魅(あけみ)
ラテンの曲が流れ、下手から登場。拍手。
照明がつくと朱美さん白に金色の模様のはいった、リオのカーニバルを思わせるような衣裳、頭に白い羽飾り、そして白いショールをもって
ラテンのリズムに乗って笑顔で踊ります。手拍子。
現役時代にもやった演目ですが、その時より格段良い。
表情が豊かになり、腰をくねらせたり体の動きがよりエロく、よりエレガントに。
妖艶な(中に、どこかお茶目な)笑顔、切れの良い腰の動き。
腰をふりながら丸盆に出てきて、かぶり付きのお客の前でおっぱいを寄せてぶるんぶるんなんてサービスもあったり。
気のせいか色が白くなり体がスリムになったような。
1曲が終わると片手を挙げてポーズ。拍手。
2曲目になるところで下手舞台袖に行って羽飾りや腰飾りを取って
ツンブラになって更に乗り良くダンス。舞台狭しと踊り回ります。
3曲目。ここでマド○ナの「ラ・イスラ・ボ○ータ」が流れ、ここで左から椅子を持ってきて
すぐには座らず、椅子に手をかけ目を閉じて何かを想い出にふけるような様子。
4曲目あたりからブラをはずして小さな黒いパンツ1つ、
そして椅子にまたがるようにして大きく開脚、ストリップの時はオナベッドになるところ。
床には下りず、椅子にまたがったまま
右手を股間に入れ
左手で自分の乳房をまさぐり
歌「…Put your hands all over my body(体中に触れてほしい)…」
あえて全部は見せずに魅せる迫真のオナニーショー、さすがですね。
目を閉じて、体を大きく反らせ、そして、果てたようです。
ここでゆっくり起き上がり、晴れやかな笑顔。
本舞台にもどり、振り向いてポーズ。拍手。
手を振って下手に去っていきます。

ここでオープン曲が流れますが、朱魅さん両手で×印。
「現役の時の音源そのまま持ってきちゃったので」。オープンは予定になかったとのことですが、客席あちこちから「オープン行こう!」の声。拍手。
朱魅さんもどってきて踊ります。手拍子。これでなくちゃ。この時、チップを渡す人も。
そんなふうに盛り上がって終わりました。拍手。3:50。

ここで松本氏「いやいやいやー」と言って出てきます。そして次の説明
「ゆづきりなちゃんとあんのひななちゃんの2人によるアイドル調教。ここは撮影可です。どんどん撮ってネットに流して宣伝して下さい」とのこと。
ここで楽屋から「暗くなったら行きまーす」とかわいい声。
そして暗転。

4結月里奈&杏乃ヒナナ
琴の音が流れ、暗い中、2人が出てきます
和傘を持っているようです。照明がつきます。
2人ともピンクの衣裳ですでにトップレス(乳首に小さなシールを貼っていましたが)
頭に桃色のリボンを着けていたと思います。観客はさっそくカメラやケータイで撮りはじめます。
そしてアイドルSMショーになっていきます。
S女役のゆづきちゃんは、M女役のあんのちゃんに赤いロープをかけて緊縛ショーに。
ゆづきちゃんアイドル顔して縛りは本格的。手際よくあんのちゃんを縛って天井からつり下げ、
そのあと洗濯バサミであんのちゃんの乳首をはさんだり、ローソクに火をつけて
あんのちゃんの体にたらしたり。そして吊るしたまま大きく揺すったり回転したり。
そんなふうにやって、そのあとゆっくり下ろしてロープを解いてやって
最後は泣いているあんのちゃんを優しく抱きしめます。優しいお姉さんのように。拍手。4:26。

「やーやーどーもどーも」と言って松本氏登場。
「このあと準備休憩です。トイレは今のうちに行ってきて下さい」
そして「次はトリを飾っていただきます夜羽エマ女王様です。歌謡ショーもちろんあります」(拍手)

4;00になっていったん暗転。
そしてミュージックが流れ、照明がつき
5、夜羽エマ&ice
下手から夜羽エマさん淡いグレーの着物姿で赤い和傘を持って登場。拍手。
歌「1度決めたら 2度とは変えぬ…」(美空ひ○りの「人生○路」)
さすが迫力(+ユーモア)がありますね。
そして和傘を前列に座っていたななこちゃんに渡し、
自分はマイクを取り出していよいよ歌謡ショーになっていきます。拍手。歓声
「…雪の深さにー 埋もれて耐えて…」
歌いながら着物の裾をまくってチラリズム。
このへんで客席から(お客なのか関係者なのか)同じく淡いグレーの着物の着流しの中年男性が舞台に上がり、夜羽さんとデュエットで踊ります。息が合っています。拍手。
1曲歌うと男性は舞台を下ります。
次の歌になったあたりで
エマさん「アイスちゃーん」と言ってiceちゃんを呼び出します。
出てきたアイスちゃん、紺色の浴衣だったか、で出てきます。ちょっと子供っぽい感じですが落ち着いています。
エマさん
「来週ワラビミニ劇場のSMショーに出演するので」練習とか言って
アイスちゃんの着物を脱がせて体をくすぐったり、女同士でキスしたり、
お互い足で股間をいじったり、などなどSMというよりレズショーみたいにやっています。拍手。
それが終わるといよいよ観客調教ショー。
また男性客が3人ほど(常連さんのようです)そして女性は脱がなくていいということで女性客が5〜6人上がります。
このへんから場内はカオスになっていきます。
男性客3人は裸になって頭を客席に向ける形で、四つん這いになって並びます。
エマさん「今週はアイスちゃんの誕生週なので、M男にはケーキになってもらいます」そして
真ん中のM男君の背中に女性たちが小さなローソクを立てて火をつけていきます。「ケーキ」の準備が出来ると
アイスちゃんが、外側の2人のM男君の背中に足をかけ、(開脚状態で)天井のロープを両手でつかんで立ち、
ここで「Happy birthday to you…dear iceちゃん…」と舞台・客席から大合唱。
アイスちゃんローソクめがけて聖水をシャーーー
中々一気には消せず、何回かチャレンジしてやっとみごと全部の火を消せました。拍手。
ここで夜羽さん
「次は特別出演、結奈美子ちゃんの聖水ショーです」
ここで、先程から桟敷席に来ていた結奈美子ちゃん(黒の膝丈のスカートに白いブラウスだったと思います、ごくふつうのお嬢様スタイル)舞台に上がります。
ここで3人の順番が入れ替わって中央になったM男君の背中にローソクが並べられ点火。
そこへ準備の出来た奈美子ちゃん、やはり両側のM男君の背中に足を乗せて、右手でスカートを持ち上げ左手でロープをつかんでちょっと体をよじるようにして聖水をチョロチョロ。ちょっと難航しているようで、ローソクの火が「熱い」、なんて言っています。急がないと。何回かチャレンジして、やっと全部のローソクを消せました、拍手。
と、ここで堰を切ったように聖水がジャーーーーーーーーー、男の子みたいに弧を描いて噴出。おーっという歓声と拍手。
このあとまた3人の順番が代わって中央になったM男君の背中には大きな赤いローソク。
ここで真打ち夜羽さん2人の背中に足を置いて着物の裾をまくって
ドォーーーーーーーーーーーーー さすが一瞬で消えました。拍手。
そんなふうにして歌謡観客調教ショーが終わります。

ここで松本氏がやってきて「はいどーもありがとーございましたー」5:10
このあと舞台に上がったお客がどやどやと下りたり、舞台調整したり。
そして「ここから告知コーナーになります。告知する人みんないらっしゃーい」
出演者みんな出てきます。客席から桜田伝次郎氏もやってきます。
なお藤乃さん、結奈美子さんは用があって帰ったようです。以下、告知の内容をフライヤーで確認したものは
6月21〜30日 ワラビミニでSMバラエティー、
夜羽エマ(22、29.30)、アイス(22、27、30)、ななこ(29日)の皆さんが出演。
7月8日ネイキッドロフトでのキンニクマンDAYでは朱魅さん、
7月14日 四谷アウトブレイクの「さろん・ど・四谷」に長田一美さんが出演。
7月15日シアターPOO感謝祭では朱魅、夜羽エマ、アイス、桜田伝次郎の皆さん、
8月11日シアターPOO「昭和ストリップノスタルジア」では
藤乃、朱魅、夜羽エマ、桜田伝次郎の皆さんが出演。この日は「元祖アイドルストリッパー」美加マドカさんが25年ぶりに出演とか。
樹莉さんは9月15日に「サディスティックサーカス」というイベントに出るとか。
結月里奈&杏乃ヒナナの2人は6月22日に新宿で、29日に横浜で、8月25日に渋谷DESIREで緊縛ショーをやるとか。
そのほか男性ストリップの話もあったようですが覚えていません。
そんなふうにして賑やかに告知コーナーが終わると
松本氏「それでは恒例の写真撮影のコーナーです」ということで
舞台に集まった出演者たちを皆で写真撮影。あちこちからフラッシュ。
そんなふうにして拍手と歓声のうちにお開きになりました。
私はここで席を立ちました。
外に出ると,雨はすっかり上がっていました。6:10頃。外はまだ明るく、少々蒸し暑いです。

以上は個人の感想です。勘違い・記憶違いも多いと思います。m(_ _)m

391: 行った人さん    6月26日(水)02時52分 by 行きたかったスケベ
いつもありがとう。やはり東京は良いなあ色んな催しがあって。またお願いします。

392: 行った人さんへ ・・・    6月27日(木)11時34分 by 朱美さん大好き
行った人さんへ
いつも詳細レポありがとうございます。朱美さん観劇に行きたいのですが都合がつかなくて…。行った人さんは来月も観劇なされますか?来月は行きたいと思います。

393: レスありがとうございます    6月27日(木)23時51分 by 行った人
私の方は、7月15日の「SMファン感謝祭」2部、
8月11日の「昭和ストリップ ノスタルジア」
9月予定の「第3回 浅草艶絵巻」には行くつもりです。他にも見たいイベントがいっぱいですが。(^^)

394: 行った人さんへ    6月29日(土)23時03分 by 朱美さん大好き
行った人さんへ
来月も観劇なされるのですね。羨ましいです。恐縮ですがレポよろしくお願い致します。

395: 「SMファン感謝祭」 第2部レポ    7月19日(金)14時13分 by 行った人
7月15日(海の日)新宿のシアターPOOに行って「SMファン感謝祭」の第2部を見てきました。この日は2部構成で、第1部は午後1時から。第2部は午後6時からで出演は若林美保、内山沙千佳、朱魅(=卯月朱美)、夜羽エマ&ice、一鬼のこ(はじめきのこ)&七(なな)、桜田伝次郎and moreの皆さん。司会・進行はいつものように松本格子戸氏でした。以下,覚えている範囲で時間を追って。

JR新宿駅の東南口を出たのは午後4時45分ころ。昨日までの猛暑ほど暑くはないです。歩いてすぐ守ビル。エレベーター前に「シアターPOOへお越しのお客様は階段で3Fまでお越し下さい…」と貼り紙。で、階段を上がろうとするとさっそく行列が出来ていていっこうに動きません。第一部が長引いているとのこと。結局30分ほど待たされて、6時20分ころ劇場に入れました。私は予約してあったので7500円。サービスのドリンクを1本もらいます。椅子席の2列目に1つあきがあったので座れました。

場内はすでにほぼ満席。女性客も何人かいます。下手側の最前列には長田一美さんの姿もありました。客席にはこのほかにも関係者がまざっていたようです。場内後ろのカウンター席の方には出演者の方々もいたようです。観客と出演者の区別がはっきりしないのがこの劇場の面白いところ。
本舞台の下手奥には明智伝鬼(あけちでんき1940〜2005.7.17)氏の遺影(サングラスをかけて中々カッコイイ)と簡単な祭壇があって酒や果物などが供えてあります。私はよく知らないのですが、SMショーの開拓者の1人で今日はその追悼の意味もあるのだそうです。

6時半になったあたりで場内後ろの方から
「ハイどーもみなさんこんばんはー、第2部のはじまりでーす」と松本格子戸氏が元気にやってきます。拍手。銀色スーツに艶?色のズボン。そして今日の出演者を紹介したあと、「写真は明智伝鬼先生です…」。
そしてトップバッターの若林さんを紹介。昨日の「ビアンないと」に出たあと沖縄に飛んでロケして今朝帰ってきたとか。そして始まります。

1若林美保
暗転の中、静かな女性スキャットが流れ、下手からゆっくり入ってきます。拍手。「おかえりなさーい」の声。
照明がつくと、赤い薄地の襦袢に赤い紐を帯にして、髪は垂らしたまま。ほとんどノーメークで無表情。はだし。
能面のような、幽霊のような、余分なものを極限までそぎ落とした、こわいような美しさ。場内のざわざわした雰囲気は一掃されます。
静かに遺影に拝礼。お供えをささげます。
そして神秘的に舞います。泳ぐようなしぐさをしたり。
次の曲。荘重なインストルメンタル。
ここでお客の1人に帯にしたロープの一端を持たせ、くるくるくる。
襦袢を脱ぎ赤い腰巻き姿で腰にロープを撒いていきます。
ここから自吊りになっていきます。不可思議な曲に乗って
腰のロープを天井から下がっているカラビナにかけて、床の上で回り、両足を蹴りあげる空中で逆回転。
そのあと逆さ吊りになったり、両脚を開いたり、たくみにロープを操っていきます。巨大なあやとりのような。
あるいは、縄文時代から連綿と続いている縄の文化ー歴史の表には現れない民族の心の奥底に流れている何かーのような、
スケール感のあるステージ。
ここでいったん床に下り、腰のロープを解きます。
ここから少し明るい曲になって
今度は素手でロープをつかんでまた回転したり逆さになったり。
そんなふうにして床に下りると
「ありがとうございました」ここで始めてニッコリ。拍手。6:45

「ありがとーございましたー」と言って松本氏がやってきます。拍手。
若林さん脚立を出して天井から下がったロープを片付けながら、
(沖縄名物の)「ちんすこう買ってこいと言うから」買ってきたと松本氏に言っています。
松本氏、それはお供えのつもりでとか言い訳。ほとんど漫才。そのあと告知になります。
7月24〜29は銀座みゆき座劇場で劇団「パンドラの匣」公演。
8月3・4日はシアターPOOで独り芝居「芸人列伝・贋作一条さゆり」、
8月11日は同じくシアターPOOで「昭和ストリップ・ノスタルジア」
9月12日は新宿ロフトプラスワンで「SM神社祭」、
若林「3000円で何人の女性のハダカを見られると思ってるんですか」(笑)
あと写真集「劇情」(2000円)。限定10部?
そんなふうにして若林さんは下がります。拍手。
松本氏、次の紹介をして引っ込みます。そして

2内山沙千佳and more
黒のボンデージファッションに紫のリボンで登場。かわいい系SMの女王様。もう1人(ミコトちゃんと言ったかしら)同じような衣裳の女性も出て来て2人で始めます。ここで客席からM男君を募集。さっそく4人が舞台に上がると慣れた感じでパンツ1丁になります。
そして2人の女王様がM男君たちをムチでピシピシしたり、(M男君の一人が用意してきた)つまようじを頭に刺していったり、などなど、そのあとM男君の一人を亀甲縛りしたりローソクたらたらしたり。最後はご褒美だとか言って、4人全員に女王様2人が順に顔面騎乗。沙千佳女王様の時は特に時間が長く「このままやってると死んじゃう」(笑)
なんとか死者は出ないで終わったようです。拍手。7:30。
ここで松本氏が出てきて沙千佳さんの告知。
漫画入りのフリーペーパーを配ったりしながら、
8月9日は四谷アウトブレイクで「さろんど四谷」
9月12日のSM神社祭などを告知。それに普段は月曜日に新宿ゴールデン街の「ウラメン」というBarに出ているとか。
松本氏「…男の裸を見てしまった後は純粋ストリップです」と言って紹介されて

3朱魅(卯月朱美)
暗い中、下手から出てくると舞台に置かれた椅子に掛けます。
照明がつくと、淡いピンクの少しすその開いたミニドレス。拍手。頭に鉢巻きのようなリボン、白いブーツ。
そしてラテン系の男性ボーカルに乗って笑顔で踊ります。ちょっとぶりっこに。
腰をふったりくるくる回ったり、明るく元気いっぱいに。見ているこちらも笑顔になります。
ここで舞台袖から黒いハイヒールを持ってきて下に置きます。
そして両手を上げてポーズ。左に引っ込みます。
2曲目。
哀愁のあるタンゴのような女性ボーカル。
再登場。イメージ一変。髪は垂らし、白い短い衣裳で、網タイツ。大人の雰囲気。
そして曲に乗って妖艶にダンス。
誘うような目。かと思うとつき放したり、大人の駆け引きの世界。
そして腰を下ろし、先ほどの黒いハイヒールを履いていきますが、この仕種がセクシー。
危険な香り。
このへんで白い衣裳を脱ぐと下は黒いつなぎの網タイツ(だったと思います)。乳房のところが丸くあいているがいやらしさはなく、
形の良い白い乳房が挑発的。
そして
次の曲あたりから椅子に掛けて、オナニーショー。
初めは静かに、目を閉じて想い出にふけるように
次第に激しくなり
自分の乳房を愛撫したり、
股間に手をやって激しくもんだり。
やがて椅子から崩れるように下り、
床の上で更に激しくオナります。
うつ伏せになったり、仰向けになったり。
苦痛のような顔。上体をのけ反らせ、
そして、果てたようです。
静寂。
次の曲。タタ○ンだったか、乗りの良い女性ボーカル。
朱魅さんここで起き上がり、晴れやかな笑顔。拍手。
そして曲に乗ってポーズベッド。額に汗。
そしてオープンステージのようになっていきます。手拍子。
ここでガーターチップする人が大勢。
そんなふうにして盛り上がって終わりました。拍手。「あけみー!」の声。

朱魅さんいったん引っ込みますが、すぐ松本氏が出てきて呼び戻します。
朱魅さん赤いガウンのようなものを羽織って出てきて
「若いころやっていた演目なので」とご謙遜。
「よかったー!」と客席から声。
そして告知になります。
8月9日の「さろんど四谷」。前売り券4000円で発売中。
8月11日は「昭和ストリップノスタルジア」など。
そんなふうにして引っ込みます。8:00。

ここで舞台調整。それが終わると
松本「次は夜羽エマおかあさまです」拍手。
ここでイントロが流れ
客席後ろの方から

4夜羽エマ
ワイヤレスマイクを持って着物姿で
「一度決めたら二度とは変えぬ〜」と「人生○路」を歌いながらやってきます。拍手。
舞台に上がると赤い和傘を持って踊ります
(自分で歌った歌をバックに流しているようです)
踊りながら着物の裾をまくって足をチラと出したり大サービス。
前列の長田一美さんとDKしたり。
そのあとエマ女王様「お稽古よ」と言って、やはり客席の後ろにいた浴衣姿のiceちゃんを呼び舞台に上げて。ここで再び「人○一路」が流れます。和傘を渡して踊るように言うが、これが全然ダメ(そういう演出?)。エマさん歌に合わせてアイスちゃんの浴衣をぬがして黒のツンブラ姿にしてキスしたり愛撫したり。アイスちゃんは立ったまま何もしないでニコニコ。中々大物です。
そのあとエマさん「次は若い人に負けないように」と言って「AK○の世界へようこそ」拍手。
乗り乗りで「I want you I need you I love you…」とぴょんぴょん跳んだりして歌います。お若い!
ここで客席からもう1人女の子が上がってきて、3人ならんで乗り乗りで歌います。
その女の子も元気一杯歌いながら脱いだりお尻を出したりなどなど。このへんで場内はカオスに。
そんなふうに進んでいきます。8:25。

ここで私は食事に出ました。
もどってきたのは9:20ころ。
5一鬼のこ&七
が終わるところのようです。着物姿の一鬼のこ氏と、朱色の着物の七ちゃん(今年3月17日の「女王様の毒艶会」で背中の天女の刺青を披露した十三花(とみか)女王様)と松本氏の3人が並んで話している最中。
そして舞台調整のあと、「SMファン感謝祭大トリです」と言って

6桜田伝次郎
になります。ここで客席奥の方からメイド服姿の女の子が出て来て舞台に上がります。
そして静寂の中で遺影に拝礼。遺影の前には赤い太いろーそくが燃えています。何か象徴的。女の子(以下M女)は自分でおしりをまくったり。
このへんでBGMが流れ、下手から伝次郎氏がサングラスに黒い服で入ってきます。
そしてSMになっていきます。延々1時間以上に渡るショーでしたが、ごく簡単に。
伝次郎氏、バラムチでM女をピシピシ。そのあと胡瓜を2本取り出しM女の2穴に挿入。そのあとその胡瓜を引き出してかじったり。
M女をテーブルに載せて尻をまくって遺影に向けたり(最高の供養)、正座させて膝の上にコンクリートブロックを(江戸時代の拷問の「石抱き」のように)載せたり、鼻に鼻フックをとりつけたり(こうすると顔が醜く歪み、女のプライドが崩壊)。そしてプラスチックの箱をもってきてポットからお湯を入れ、浣腸器でお湯を吸ってそれをM女のアナ○に注入、そのあとア○ルにつっこんだパイプからお湯が噴出、などなど。この間BGMは八代○紀の「雨雨ふれふれ…」やキング○リムゾンの「エピ○フ」や「新世界」シンフォニーの終楽章など。ジャンルの違ったそれぞれの曲がそれぞれの場面に合って、時に情念の時に壮大なアートになっていきました。なお終わり際、客席にいた小柄な女性が参加。亀甲縛りされたりしていました。
そんなふうにして終了。拍手。10:26。

「今一度大きな拍手を」と言って松本氏が出てきます。拍手。
そして「みんないらっしゃーい」。残っていた出演者が全員集合。改めて告知コーナーになります。
そのあといつものように写真撮影の時間。客席あちこちからフラッシュ。
これで終わりと思ったら
松本「それでは三本〆いきまーす!」ということで
舞台も客席も一緒に
シャンシャンシャン…
「ありがとーございましたー」拍手。そしてお開きに。
まだ残って飲んでいる人もいましたが、私はここで会場を出ました。 10:50。  
 
以上は個人の感想です。勘違い・記憶違いも多いと思います。m(_ _)m

396: 行った人さんへ    7月22日(月)14時13分 by 朱美さん大好き
行った人さんへ
今回も詳細レポありがとうございました。来月四谷アウトブレイク行かれますか?私久しぶりに朱美さん観劇行ける予定です。

397: 朱美さん大好きさんへ    7月22日(月)22時05分 by 行った人
レス有り難うございます。
8月9日「さろんど四谷」(at 四谷アウトブレイク)、出演は2代目一条さゆり、ミラ狂美、おいおい教バンド、朱魅(卯月朱美)、ルーシー、かすみ玲、麗華、夏川あき、内山沙千佳、愛子、シャンプーといった多彩な顔ぶれ。もちろん私も行くつもりです。この日は主催2代目一条さゆりさんのバースデーだそうですね。
ところで昨日私は逗子ヒグラシ文庫という所(逗子駅西口から線路に沿って鎌倉駅に向かって20〜30分歩いていって、道が左に曲がって踏切になる直前で右に折れて寺の門のようなものをくぐって更に200mほど緩い坂を上った左側にある民家の座敷を仮の劇場にしたもの。ここは緑におおわれた谷間で文字通りヒグラシが鳴いていました)に行って水族館劇場公演「谷間の百合ーNAKEDー」を見てきました。踊り子の鏡乃有栖(女優としては鏡野有栖)ちゃんの属している劇団の公演で、何年か前に上演されたものの改訂版だそうです。有栖ちゃんは、逆境の中で健気に生きていく初代一条さゆりさんの若い時の役を好演。この芝居はこのあと日本列島を南下し、最終8月3日、一条さゆりさんの命日に、彼女の終焉の地となった大阪・釜ヶ崎で「一条さゆりを偲ぶ会」とともに行われるそうです。

その8月3日と4日に、新宿シアターPOOでは若林美保ちゃん演じる「独り芝居・芸人列伝 贋作・一条さゆり」が上演されます。2年前に初演、何度か再演されているもので、私も以前見ましたが、また見たいと思っています。

398: 関西でもするのですね    7月23日(火)03時42分 by 私もスケベ
行こうかなあ。どんなとこなんだろう敷居が高いねぇ。情報ありがとう。

399: 私もスケベさんへ    7月23日(火)10時32分 by 行った人
「谷間の百合ーNAKEDー」はこのあと7/25清水、7/26静岡、7/28・29(九州)博多、7/31(三重県)津、8/1京都、8/2堺、そして8/3(大阪)釜ヶ崎で公演だそうです。「水族館劇場」→「さすらい姉妹」で検索して下さい。個性の強い劇団なので好き嫌いが分かれると思いますが、とにかく女優陣がかわいい(^^) 。入場料2000円前後というのはリーズナブル。予約して行かれることをお勧めします。


HOME 0 〜 50 〜 100 〜 150 〜 200 〜 250 〜 300 〜 350 〜 400 〜 450 〜 500 〜