0: 作成 　　 8月13日(月)04時13分 by SWEET

昔を懐かしむ部屋です。古ければ古い話ほどＯＫです。
よろしくお願いします。

平成元年、浅草ロック座の入場料は３８００円でした。
ステージは基本的にソロの踊り子さんで構成されていたのだけど、前半に一組、後半に一組くらいずつチームショーが組み込まれていました。だから専属の踊り子さんはソロとチームで２回くらいずつ出番があったと思います。
このころはまだＡＶさんは一人も出演されていません。
プロフェッショナルなダンサーだけの世界でした。
テープ投げはもちろんこのころには盛んに行われていて、当時のトップスターの応援団のパワーはすごいものでした。

古きよき時代でしたね。

SWEETさん、ご無沙汰しています。

私が初めて行った劇場は浦安劇場です。もう、２０年以上前ですが、、、
その他、何度か足を運んだところは・・・西船ＯＳ、船橋ハリウッド、新宿モダンアート、池袋スカイ、南柏マッドハウスetc、、、残念ながら現在は存在しませんが、、、
中でも印象的だったのは、南柏マッドハウス！！ここは、ステージが３箇所あって、踊り子さんの登場に合わせて、キャスター付きの椅子で移動するという、とてもユニークな劇場でした。

仙台ロックの前身・仙台東洋ショー時代を辛うじて知っています。劇場自体は現在と変わりません。香盤は覚えていませんが、体操競技の床運動のようなもの、ステージに布団を敷いて××ショー、などダンスとは違う何かを見ました。ウンザリ。その後間もなく潰れた。当時の出演者の皆さんには申し訳ないッスが、仙台ロックに変わってから私は常連になりました。

３段ずつ２面あったなぁ〜（２０年前）
当時は買うの恥ずかしかったなぁ（苦笑）

今は昔、長野市の駅の裏手に、七瀬劇場と云う、ストリップ小屋があったのぢゃ（劇場ぢゃなく小屋、と云う感じ）。
わしが１５歳、高校一年のとき、初めてここに足を踏み入れたときの感動と失望は生涯忘れられんわい。
昭和４７年、あの横井庄一さんがグァム島からお出ましになった年のことじゃて。
当時の金額で、入場料は１５００円。踊り子さんは４人だけ。最初の３人は、熟女と云えば聞こえは良いが、単に腹が出て、乳の垂れた小母さん、どう見ても４０代後半か５０代であった。最後の一人はいくらか若かったが、今の踊り子さんのような、明るさが無く、何となく見ているこっちが、済まないような気になったものじゃて。
まだ、向学心旺盛で、うぶだったわしは、百科事典に載っている女性外陰部の構造を目の当たりにし、何のときめきもなく、うなだれて帰ったものじゃった。
正月公演ともなると、踊り子さんが７人に増えるのじゃが、５０代から６０代くらいの婆ちゃんが水増しをしていたもので、「山陰線」でも見ているような、田舎のひなびた正月風景であった。
昭和５８年頃、都会に負けじと「ぴんくさあびす」も始まり、おざなりな個室も造られたが、昭和６１年の風営法改正に伴い、とうとう廃館。
その後、剣劇などやっておったが、今では長野オリンピックによる再開発で、影も形もなくなってしまった。
わしも、狭い個室で南洋から来た若い踊り子さんの柔肌に触れたものじゃが・・・
あの頃を知っている者もそう多くはあるまいて・・

いても、こんぴゅうたなぞ扱えんじゃろな。

今はなき東寺・伏見以外の劇場について聞きたいです。
あるいは東寺・伏見の１０年以上前とか。

今から２０年以上も前のことです。
同業者の旅行で京都に行きました。
夜遊びに出かけて、何人かでストリップを見ました。
それまでストリップ見たことなかったのですが、
天狗ベッドをやっていた踊り子さん、綺麗な人でした。
こんな美しい人がなんでこんなことするのだろうと
驚いた覚えがあります。
なんという劇場か、名前も知らなかったのですが、
川のほとりにあったのだけは覚えていました。
それで劇場事典を当たってみました。
立地からいって千中ミュージックだと思います。
そんなに大きな劇場ではなかったような気がします。
DX歌舞伎か少し小さいぐらいだったかな。
お客の入りはよかったですね。
今になるともっとよく見ておけばよかったと思います。

「天満座」
1980年頃、寂しい男子校生活を送った私が大学生になり、どうしても生の女性の裸が見たくなり、初めて行ったのがここです。
その当時東洋ショーは高くて（確か5千円だったかな）学生の身分ではそれだけも出せなくて、新聞を見て一番安そうな劇場に決めた覚えがあります。（1500円から2千円ぐらいだった）
お姐さんの年齢は高めだったけど（40歳ぐらい）後から判ったんですがその当時にしてはダンス中心のまともな香盤でしたね。
踊り子さんがお客さんから差し入れされたビールを一口のみ、ビールビンを使って見事なポーズを切っておられたのが印象に残っています。ファンのおじさん達も多くて花束を渡したりしていましたね。
学校をサボってたまに行ったものでした。（苦笑）
天満駅の裏側でホームから良く見えましたね。

「奈良スターミュージック」
地元なので中学からの悪友達と酒を飲んだ後とかに行ったりしていましたね。日本人のお姐さんは二人ぐらい熟女の方で、若い子は南方系の子ばかりで俎板をさせられていて一人の子が「いたぁーい、いたぁーい」と言っておられたのが耳に残っています。可哀相で見ていられなかったですね。

その当時スポーツ新聞ステ看等で知っていて今でも記憶にある劇場は、「堺宿院ミュージック」「尼崎ミュージック？」「鶴見橋ミュージック」「大阪東洋ショー」「晃生ショー劇場」「天六ナニワミュージック」「名門九条ＯＳ」「Ａ級伏見」（車で24号を奈良から京都に向かう時にいつも右手に見えていました）

「和倉温泉にあった劇場」
名前は「天狗座？」だったかな、天狗のお面が出入り口に飾ってありました。
踊り子さんは三人で親よりはるかに年上の方が出てきてビックリました。おまけに下は白髪交じりでしたのでほんまにビックリしました。それでも悪友たちと盛り上がっていましたね。（笑）

「岡山にあった劇場」
天満屋デパートのある商店街のはずれにありました。出張で行った時でしたが前まで行って結局入らずに帰ってきました。
間口は大きくもしかしたら元は映画館だったのかも。それっぽい作りでした。

ちなみに就職で東京都民になり、三面記事に「新宿の劇場摘発され踊り子（２２歳）逮捕」の文字を見た時、さすが東京だ若い踊り子さんがいてるんだと感心したのを覚えています。

それから1０年ぐらい行かなくなるのですが。。。

ありがとうございます。
まさに私が求めていたお話です。
というのも私が京都にきて劇場に行きだしたころというのが
（後で知ったのですが)ちょうど千中がなくなって間もないころで
ガイドブックや電話帳にはまだ名前が載っていて
何度も住所を手がかりに西陣界隈を探しまくったものでした。
１回でも行かれたことがあるのは誠にうらやましい限りです。
たぶん東寺と伏見を除けば一番最後まで残っていた劇場のはずなので
もう少し早く気が付いていればといまだに後悔先に立たずです。

他にも千中やその他の今は無き京都の劇場について思い出話のある方
なんでもかまいませんので書いていただけたらうれしいです。

昔話という程古い方ではありませんが、私にとって史上最強の踊り子さんです。日舞・洋舞を完璧に踊り、笑顔もスタイルも脱ぎっぷりもサイコー！加えて驚くべきことに琴や三味線も弾く。まさにエンターテイナー。デビュー間もない白石千鶴さんを従えてのチームショーが今でも鮮烈に脳裏に焼き付いています。彼女は素晴らしい。

私の当業界への入門は、約３５年位前の大阪でした。このページの話題としては些か古色蒼然の気味はありますが、資料としてご参考になればと思います。
足繁く通った劇場では、ダイコーミュージックと九条花園が懐かしい。両劇場とも既に廃館になっていて往事を残していないが、特にダイコーミュージックの造りが当時としては斬新だった。
地下鉄中央線の朝潮橋徒歩５分で、バーや小料理屋が雑居するビルの天井が極めて低い２階で開業していた。キャバレーのフロアショウをイメージしていただければ良いのだが、６０Ｍ２位の狭いフロアの中央部に１０センチくらい嵩上げされた緩やかなT字型ステージがフロアの半分位をを占め、観客はその周囲に座ることになっていた。当時の建築水準では構造的に柱が省けず、ステージの中に２本も柱があったし、天井が低いため照明が固定されステージと天井と常時点いたままの状態だった。踊子は音楽の開始と共に楽屋から客席かき分けてステージに現れてショウが始まるというユニークな劇場だった。
当時は、古典的な特出（現在のオープンショウに相当）がピークを迎えかかっていた頃で、トップスターとして記憶しているのは、都真寿美姐さん、花城加那姐さん、扇ユキ姐さん、ルビー浜村姐さん等に加えて、金髪ヌード（頭髪から恥部まで金髪にした踊子）と称して連中ではミス ドミノやメリーエンゼル等の諸姐である。彼女達個別の思い出は別途に。

私がこの業界に足を踏み入れるキッカケになった踊り子さんですが
観劇できたのは引退前１年〜1年半くらいでした。
デビュー当時から業界を代表する踊り子さんになるまでの事を
ご存知の方がいたら、お話を聞かせてください。

昔の香盤を見ると、なつかしい名前が！… 無理な事ですけど、もう一度、踊ってる姿を見てみたい…たまに思い出す事があります。（ビデオに撮っておけたらなぁ…‥） みなさんは昔は良かったなぁ…と思う事ありますか？

めちゃめちゃ綺麗な方でした。最初のダンスの時「本当に服を脱ぐのかな？」と思った程。「脱がなくてもいい」とも思ったが、やはりオレのナイーブな下半身は正直でした。キラキラ光る王冠も印象的。興奮のあまり、車で家路に向かう途中スピード違反で捕まったことも今では懐かしい。

品行方正、容姿端麗、成績優秀であった高校２年の頃、私が東京都田無市在住の従弟のうちに遊びに行ったときの話。
当時、長野からもっとも身近であったのは、東京では上野駅周辺。で、従弟とともに上野周辺から浅草に出かけた。もう日も暮れてきて、浅草六区あたりをふらつくうち、長野ではお目にかかれない立派な劇場、即ち浅草ロック座を見つけた。従弟に「入ってみようよ。」と、促したが、精神的に未成熟な従弟はこれを拒否、先に帰ってしまい、私一人で入場した。
今にして思えば結構遅い時間だったかと思う。割引料金５００円であった。中にはいると、その日はアメリカのチームが出ていて、金髪のおねーちゃんが、豹の柄のコスチュームで、水玉模様のライトを浴びながら、檻の中で豹の如く吠えるふりをする、というパフォーマンス。なるほどさすがは大都会、東京だわい、と思いつつなぜか私は数分で出てきてしまった。理由は今では良く思い出せない。
それから、少し南へ行くと、今度はフランス座の看板。入ってみると、型どおりのソロダンス。今のような8 beatではなく、ラテン系の音楽が多かったと思う。で、他でも書いたけど、この頃東京ではオープンしなかった。オープンするような振りをして、結局見せない。昔の映画やテレビドラマの、ストリップの場面では、客が多いに盛り上がり、拍手喝采が絶えない場面がみられたが、実際にはしらーっとした雰囲気の中、舞台は進行していった。
洋舞のおねーさん、色白、面長できれいな人だったけど、客にブラのホックをはずさせ、オッパイを見せる場面で、残念ながらペチャパイ、そしたら、サラリーマン風のおっさんが「なーんだ」と聞こえよがしに言う。そこまで言うことはないだろう、と思ったが、おねーさん、少しもめげず、笑顔を絶やさず舞台を完遂した。
このおねーさんの名前、知る由もなし。
さて、コントの場面、歩いていてなにがしかの事件に遭遇した男が、たまたま通りかかった警官にことの顛末を通報する。警官役は、痩せていて、えらが張り、付けひげして、黒縁の眼鏡をかけている。そして、男の話にいちいち「ふん、ふん」と大きな声で返事する。コントの内容はよく覚えていないが、警官の「ふん、ふん」という、張りのある返事がやけに印象に残った。
この警官役の人物こそが、駆け出しの頃のビートたけし。後日、たけしが有名になってから、ある雑誌にたけしの特集記事が載り、フランス座時代の彼の姿があったけど、忘れもしないあの警官姿。そういえば、声もまさにたけちゃんの声と同じ！
知らないうちに結構貴重なものをみていたわけだ。

どなたか、あの頃のことに詳しい方、つまり私より年長の方、このページの常連になっていただき、色々昔のことを教えて欲しいなあ・・・

って、いつ頃から、また誰が、どこの劇場あたりから始まったのでしょうか？
また、始まった頃のお客さんの反応などは、どうだったのでしょうか？
お話、聞きたいです。どなたか、お願いします。

記憶のヒキダシを覗くと、９４年頃はまだポラをやっている踊り子さんは少なく
１香盤中２人いれば良い方だったような…。
トリの踊り子さんはもちろんポラナシ。確かに１回の香盤はほぼ時間通り、始めから
終わりまで完結してた印象があります。
初めてのポラとタッチは、かなり勇気を振り絞った思い出があり、また、ポラというと
週末でも中々撮る人が居なくて率先して撮っていたのも懐かしい思い出になってしまい
ました。

ただポラを始めた頃の話はしりませんが、過去こちらにカキコが有った気もしますね
管理人さん。

愛沢ちえ様。という記事を見たことがあります。

１９８２年頃、新宿ニューアートができたばかりの時、一香盤に一人だけポラしてた人がいた。
但し、顔を写しちゃ駄目！あくまでも首からし下だけ。
うっかり顔を写しちゃったおじさんが、おねーさんに見とがめられ、写真を没収されてたっけ。値段は無料だったような気がするが、良く覚えていない。
昨今の楽しい撮影会みたいな雰囲気ではなかったよ。

たしか、白夜書房（現在はコアマガジン）より出版の、クラッシュと言う雑誌（廃刊）に、ストリッパーのインタビュー記事が毎号、掲載されていて、時期は覚えてないのですが、ある踊り子さんが芸の一つとして、お客さんに写真を撮らせるという出し物をやっていて、それが除々に、他の踊り子さんが真似するようになって、現在のようにポラショーとして定着したような事が書いてあったような…

なかでも、長野のエロおやぢさん、さすがですね。いつもいつも、関心させられます。
他の部屋でも、面白い書きこみが多いですしね。また、御願いします。　　　

花電車って、いつ頃からあったのですか？
あと、なんで花電車っていうの？

最初にポラをやった踊り子さんは81年頃、前田真理子という踊り子さんでパンストをはいてポラを撮らせていました。「ストリッパーの写真が撮れる」というある意味では革命的なことだと思いました。
当時撮ったポラ、捨ててはいませんがあるかなぁ〜？？？
ちなみに私が追っ掛けた最初の踊り子さんです。＜彼女・・・

よく万博などでひもにずらあっと万国旗がついてるのがありますが
あの旗の代わりに花が付いてるとお考え下さい。
手品やコメディアンで口から延々出す人いますよね。
最近劇場では余り見なくなりましたが
何年か前に一度だけステージ（もちろん花電車ショウ）のラストで
やられた方がいて「おお、これこそが文字通りの花電車ショウだ」と
少し感動してしまいました。
客が端をつかんでいて踊り子さんは前進したり後退したりしてました。

全然興味がなくて恐縮ですが、SMショーって、いつ頃から、あったのですか？
（見たことないけど）お客を舞台に乗せての調教ショーなんて、定着するまで、かなり時間がかかったと思うのですが…。
そのへんも含めて、どうだったんでしよう？

順番逆になって、すいません。
そんなのがあったんですか…。勉強になりました。
でも、名前と現在行われているものと、全然一致しないのが、逆に面白いというか、味わいがありますね。
じゃあ、新しい名前つけろといわれても、ちょっと思い付きませんもんね。

電車に綺麗な飾りをつけて、パレード（？）するのがありますよね。
あの電車は人は乗せずに、見るだけです。
つまり、綺麗で、見ることはできるけど、乗ることはできない、と言う
ことで、花電車と言うって聞きましたが。＜私

素人ショーって、いつ、どこの劇場が始めたんですかね？

自分がストリップに通いだした９５年以降は
京阪神ですが生板は姿を消していました
他のＢＢＳをみると地方はもちろん首都圏でも
残存しているみたいですね。なぜ関西では
姿を消したのでしょうか。飛田や松島など
「ちょんの間」が存続しているような地域なのに
風俗の法律の適用って全国一律でなく都道府県ごとに違うもん
なんでしょうか

綺麗で見ることはできるが、乗ることはできない。
私もそのような話を聞いたことがあります。

でも、少し考えると、それは普通の踊り子さんでも皆そうだし
何故、電車という発想がでてきたのか？今ひとつ納得できませんでした。

　確か東寺では？　東京ではＤＸ歌舞伎、あれ歌舞伎ＤＸだったかな？

　花電車は芸の名前で、昭和初期に芸者が始めたものです。
　かんざしで飾り、半玉の芸者がいわゆる売春をしないことから、乗せないと言うことらしい。
花電車の芸（技能）は、・・・、その芸の内容はおわかりですよね、では。

前に何故関西から生板ショーが消えたのかっと質問が有りましたがそれは、まだ関西でも生板が前世紀の頃どっかの劇場が警察にあがってから劇場のオーナー同士が話し合いいっせいに生板を止めたらしいです。それで関西から生板は無くなったみたいです。

先日、ちなつ嬢から．．．
「きらら姐さんは東寺の（素人の）１期生で、私は２期生」
とのお話を伺いました。
歴史的には、そのあたりからではないでしょうか？

先日、西川口にパティちゃんを観に行った時（笑・ホントは早瀬みなさん）
浅草陣太師匠が小話の合間に、こんな趣旨の話をしてました。

「ここら辺りの劇場でもねェ、２･３年前までは本○生板があってねェ...。
お客さん達の方が知ってるでしょ（爆）今そんなことしたら、即営業停止
だからね。営業停止っても、食品関係ならせいぜい１週間くらいだけど
劇場はそうはいかないからねェ。その間、警察があたしに給料払って
くれるって訳じゃあないんだからね（苦笑）」

個人的には「見えないところ」で何かしている分には全然オーケーです（無責任笑）
おかげで、最近の「埼玉系」劇場は行きやすくなりました。（入場料安いし）
「タ」の最中に、？？？さんから触られる危険性は相変わらずですが（爆）

生板の質問でレスをいただきどうもありがとうございます

もはや関西では期待できないみたいですね
また、他地区の残存している劇場も
おまわりさんの目を盗みつつやっている
みたいですが、いつまでも残ることを願って
やみません
（Ｐ．Ｓ　職場で上司に理由作って東京に出張したいです）

あの子はいつも｢おにぃちゃん｣って笑顔で迎えてくれた…寂れた商店街の少し離れた活気からは取り残された寂しい劇場…その中のちぃさなインナースペース…どんな事を抱えていたんだろう…寝る間を惜しんで働いていた…舞台…個室…そして別の仕事…けっして旨くはなかったけれど舞台にたっている事が一つの支えになっていた…いつも自分が行くとあの子のおやすみ時間…あの子｢ごめんね…また寝ちゃった…｣自分｢客に気を許してたら危ないぞ…｣あの子｢大丈夫、おにぃちゃんは絶対襲わないもん…｣そんな言葉に胸しめつけられたそんな思い出の劇場…今は…

｢キスしよっか｣｢うん｣…最初は戸惑った…いつからだろう、そんな事をされても反応しなくなったのは…ぽつんといる彼女の笑顔が見たかった…それが始まり…そして色んな話…｢色んな仕事をしたなぁ｣｢体が反応するから駄目なんだぁ｣｢ここは抜くだけだから｣…少しの時間が流れて…彼女｢もったいないからやめなよ｣自分｢でも、自分の顔が見たいから｣彼女｢じゃ、別の事して遊ぼ｣…そして初めてのキス…驚いている自分に｢特別…｣本当か嘘かは分からないけど…その言葉が嬉しかった…外では拍手が鳴り響いていた…そして別れ際…その場所に彼女はもう…

｢あっちゃんじゃないもん、あ○○だもん｣｢あっちゃんはあっちゃん｣でも彼女は笑っていた…今でも心の片隅に生き続ける女の子…源氏名が嫌いだった…ましてやこんな仕事の…好きになればなるほど嫌だから…子供じみたささやかな抵抗…｢本当の名前だよ、友達がついそう呼ぶから｣空回りしている想いに少し苦笑したあの日…ちぃさな部屋で色んな時間を過ごした…あっちゃん｢今日は最後までいよ｣自分｢大丈夫ぅ｣あっちゃん｢お客さんいないもん｣そして怒られていた…｢ほとぼりが冷めたらまたしようね｣笑いながらそう言っていたあっちゃん…部屋だけが…今も…

｢おおっ、何やってんねんお前｣｢自分とこ行こ思て｣｢しまってんで｣｢へっ｣…手入れが入った夕方の出来事…こいつといると万事こう…今まで出会った女の子の中で一番気の許せたアイツ…ビール片手に劇場に付随した色んな仕事をこなしていた…或る日も…アイツ｢可愛そうだから入ったげて下さいよぉ｣自分｢中に客がいないからお願いしますよぉ｣…って言いながら外に出ているお客さんに二人して腹を起てていた…アイツに飲む楽しさってのも教わったのかなぁ…アイツの事を聞くと今でも嬉しくなってくる…そんな素敵な酔っ払い…今はどうしているんだろうなぁ…

｢えへ｣そんな笑顔の女の子だった…屈託がなくて…でもどこか寂しげで…総てを掛けて追いかけた…最初の…そして多分最後の…踊り子…笑顔の訳を知ったのはカーテンコールの後…最後まで見つめている事しか出来なかった…踊り子｢お金貸して欲しいって無理かなぁ…｣自分｢早く言ってくれたら…｣踊り子｢新しいブーツに足りなくて…でも大丈夫｣遂に見る事が無かった新しい一幕…自分の中に残る…後悔という名の心の傷…信じていた…はばたけると…でもそのつばさが傷だらけとは知らずに…今でも心に残るのは輝いている姿…でも自分はシンデレラの王子には…

｢連絡とれましたぁ｣｢本当ですか…｣…涙が落ちそうで空を見上げたあの日…偶然に会った…アイツが一番慕っていた憧れのお姉さん…アイツをもう一度輝かせる為に…只一人会いに行った人…こんな世界に知り合いなんていない…そんな自分の唯一の蜘蛛の糸…自分｢お願いします｣お姉さん｢もう一度やってみます｣面識の無い自分の手紙に託した思いを快く承知してくれたあの人…光に手が届いたと思えた…あの時…結局会えない時間に耐え切れなかった細い糸…もう思い出す事も無い出来事だろうなぁ…あの人には…でもいつまでも輝いていて欲しい…アイツの分も…

｢約束です…この日までにもう一度だけ…｣返された日付の入ったチケット…総てを失って息をするのさえ疲れていたあの頃…行く宛もなく通っていた劇場で、何気なく話し出した女の子…話下手なのは端から見ていて分かった…無理に明るくしてるのも…多歪もない会話…それでもそんな事すら嫌気がさして…彼女｢どうしてですか｣自分｢意味がないから｣彼女｢駄目です…｣もう来ないと言って彼女を泣かしてしまったあの日…箱の中の唯一の希望と思えたあの時…今そこには彼女はいない…でも…明るい場所に旅立って行った彼女にはいつまでもあの笑顔でいて欲しい…

｢カオミタイ…アトデ｣久しぶりに会った…異国の少女…誰よりも一生懸命だった…踊りも…他の仕事も…でも出て行く人達…報われぬ想い…それでもめげずに微笑みかけていた…｢ヤサシイ…ホカノガイジンチガウ｣そう言って自分には訴えかけた…青い瞳…ロケットの一枚の写真…｢パパ…ママ…｣堪え切れずに胸の中で泣いていた少女…何もしてあげられなかった自分…そして再会…ちぃさな部屋で過ごした最後の時間…自分｢えっ｣少女｢…｣自分｢でも｣少女｢ダイジョウブ｣そう言って何も受け取ろうとしなかったあの時…結局又何もしてあげられなかった…無力な自分…

｢好きならしゃぁないやん…駄目で元々…納得するまで会いに行き｣そう励ましてくれた…何か節目に会いに行った…人として魅力を感じた初めての女性…優しくて…それでいて奔放で…心が無いと意味が無い…そんな綺麗事かもしれない自分に｢それでええやん…こんなとこでして貰おうって男は穴があったら何でもええねん…その方が変｣そう笑いとばしてくれたお姉さん…あの時も…お姉さん｢それでええの…｣自分｢でも…｣お姉さん｢まだ好きなんやろ｣そして…好きになり過ぎて終わった恋だけど…色んな言葉が心に残っている…お姉さん…自分は又道に迷ってます…

朝霞、新宿、西船ＯＳ、鶴見、裸裸、松戸、なつかしいです。

朝霞や松戸にも劇場があったのですか？
それは知らなかったです。
そして、裸裸っていうのは全く初めて聞く名前。
どこなのでしょうか？

劇場辞典より抜粋

〒２８０　　　　千葉市今井２の５の７
　　ｔｅｌ　　　　　(0472)65-7994
　　時間　　　　　　ＡＭ１１〜ＰＭ１１
　　料金　　　　　　３千円
　　[さくらんぼ通信６・１５増刊号 舞姫　ヌードダンサー]
　　ミリオン出版：昭和６３年６月１５日発行より
　　[情報提供：ＴＹ](1997.01.11)

　　「蘇我のらら劇場は、入場料５０００円、開演は客が３人集まったとき、
　　といういいかげんなところだった。焼失したのは残念である。」
　　[ＧＯＮＢＥ](1997.02.19.)

蘇我駅の近所らしい。
95年の秋に焼失したらしい。
99年現在で跡地にはマンションが建っているらしい。

朝霞は無くなって２年ぐらいかな？、
隣のエッソもセルフスタンドに成っちゃったし。
自衛官割引の有る珍しい劇場だったね、
近くに朝霞警察が有って営業停止も多かったしね。

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