●「浅草艶絵巻 6月公演」レポ
2019年6月12日(水)浅草リトルシアターに行って艶絵巻(6/12〜15)の初日を見てきました。初出場の久我かのんさんが加わった女優陣4人 で、時代も境遇も違った〜そしてそれぞれが可憐で健気な〜4人を演じていました。以下簡単に。1「ロリータ」山口六平脚本。出演:久我かのん、山口六平。山口氏の前説(まえせつ)で、ウラジミール・ナボコフの小説「ロリータ」は有名だが、この演目はオリジナル脚本で、未来のレプリカント〜人間以上の能力 を持った人造人間〜を主人公にしたものだと説明。1月のReplicantや4月のEternal lifeなど、未来ものが艶絵巻の中の1つのジャンルになってきているようです。重厚な音楽が流れ、照明がつくと青いドレスの少女が椅子に腰掛けています。色白・小顔で身じろぎ一つしません。すでに何やらオーラが漂っています。そこ へ白衣を着たドクターX(山口)が入ってきて「ロリータ、おはよう」「オハヨウゴザイマス」そして診察が始まります。様々な質問に少女は的確に答えてい きます。だが普通の患者ではないようです。
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- 07/17 10:08- 行った人削除
●「浅草艶絵巻 5月公演」レポ
2019年5月15日(水)浅草リトルシアターに行って令和初の艶絵巻(5/15〜18)を見てきました。おなじみの顔ぶれで、新作2作、初演2作でし た。以下簡単に。地下鉄銀座線の田原町駅で降り、夕暮れの浅草を歩きます。まもなく三社祭なので提灯がたくさん掲げられています。途中、蛇骨湯(じゃこつゆ)のそばを通 ります。江戸時代から続いてきた有名な銭湯で、この5月で店じまいとか。劇場に着いたのは開場の5分ほど前。入口前には行列が出来ています。そして開場。場内はすぐ満席状態に。女性客も何人かいます。7時半になって司会の山 口六平氏が法被姿で舞台に登場。拍手。いつものように作品の解説と諸注意。10分ほど喋って引っ込みます。少しして一旦暗転、そして始まります。1「淪落(りんらく)」林芙美子原作。出演:Otoki。先月の再演です。林檎の歌が流れ、下手からOtokiさん下着姿でハブラシをくわえて登場。大きなのびをして、そして語り始めます。先月やったばかりですが、格段に良くなっています。台詞は同じだが、自然さというか、演劇空間の密度と言うか。
- 05/19 22:20- 行った人削除
●「浅草艶絵巻 4月公演」レポ
2019(平成31)年4月19日(金)浅草リトルシアターに行って艶絵巻(4/17〜20)の3日目を見てきました。今回は初出演の2人を含め女優陣 4人とも現役か元踊り子さんで、新作・再演各2作でした。以下簡単に。1「恋愛の微醺(びくん)」林芙美子原作。出演:美樹うらら微醺とはほろ酔いのことだそうです。林芙美子のエッセーを朗読劇のように。暗転の中、モーツァルトのピアノ協奏曲(映画「みじかくも美しく燃え」挿入曲)が流れ、照明がつくと美樹うららさん白衣姿で(似合っている!)赤いバラを1本持ってにこやかに立っています。そして「私は恋愛クリニックのウララ・ミキです。皆さんは恋をしていますか?」と客席に問いかけます。何人かが手を挙げたようです。そんなふうに始まります。あとは上記のエッセーを読んでコメントを加えながら進んでいきます。読み終えると、「でも私は刺激的な恋が好き」と言ってニコッと笑って引っ込みます。いったん暗転。再び照明がつくとウララ先生、舞台中央に置かれた椅子にセクシーに足を組んで腰掛けています。そしてちょっとやさぐれた女性ボーカルに乗って妖艶に踊り
- 04/30 11:54- 行った人削除