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2848: 友坂麗さん 2014-0601 [1st][2nd] stage    6月17日(火)11時05分 by くるりん

前の演者がステージからハケて場内が闇に沈む。暗転が解けるまでの僅かな時間で「季節」は二ヶ月ほど先に進んでいた‥。

淡いピンクの地に水草と金魚の意匠。帯は濃いピンクで黒く長い髪をアップに纏め、足元は軽装履き。団扇を携え、視線を斜め上に向けている。舞台上に明滅する小さな光。その間を縫う様にドン‥ドン‥と打ち上げ花火のSEが鳴り響く。盆に進み出るとしどけなくしゃがみ込み‥カブリ席に座るお客の肩を、チョンチョン‥と指先で軽く突く。一瞬視線を絡ませた後、目線の動きでお客の視線を上空へ誘うと‥それだけで夏の夜空を彩る大輪の花火が見える様だ。本舞台に取って返すと、ゆっくり翳した手のひらをパチン!と強く打ち鳴らす。どうやら蚊を取り逃がしてしまったみたい。「や〜ね」的な‥はにかんだ表情。団扇を使って追い払う仕草を見せる。続いては片手に団扇‥もう一方の手は指を揃えて軽く膨らませた様な形をつくり、目の前でそっと重ね合わせる。開いた手のひらの中には多分‥ホタル。闇に向かって飛び立つホタルを見送る彼女の眼差しが何とも優しい。ベッドショーは再び舞い戻った盆の上で。しゃがみ込んで帯を緩め、片肩を晒す。ピンクの帯の下にもう一本‥白〜イエローのグラデーションが掛かる布が巻かれていて、それを絡めてしどけなく舞う。ゆっくりと‥だけどその動きは一瞬たりとも絶える事はなく、折に触れて繰り出される「流し目」が‥時を止める。この流れの果てに差し込まれる‥じっくり丁寧なポーズベッドが美しかった。途中、長い前髪がほつれて彼女の顔に掛かると指先で掬い上げ、耳の後ろに廻す。何気ない仕草に薫る「風情」が悩ましい。最後はゆっくり本舞台に下がり‥艶やかな終幕となる。時は六月初旬。川崎ロックに‥一足早い「夏」が来る。

(追記)extra-track!
レポ本編は一回目のステージから。二回目は白地に様々な大きさの蝶のシルエットが舞う柄の浴衣を身に着けていました。色はライムグリーン、オレンジ、ピンクだったかな。また「蚊」のくだりは本舞台から盆に場所を移して‥。膝を揃えて床に腰を下ろし、露わになった向こうずねをペチンと叩く可愛らしい仕草へと変更されていました。彼女の魅力的な表情をつぶさに見たいので、オイラ的にはこっちの方が好みかも?(笑)

2849: 桃瀬れなさん 2014-0601 [1st][2nd][3rd] stage    6月18日(水)20時25分 by くるりん
暗転が明けると白のシースルー‥大振りな布を頭からすっぽり被り、盆の中央にしゃがみ込んでいる。ふんわりボリューミィなスカートの裾は盆を覆い尽くさんばかり。ベール越しに判然としない表情と背筋を伸ばして微動だにしない佇まいが、彼女をまるで「本物のお人形さん」の様に見せている。立ち上がって白いシースルーのベールを払い除けると、濃いピンクのかっちりしたトップスから段々フリルのスカートに続くロングドレス姿に。足元は素足。80年代を代表する「ママドル」のヒットチューンに乗せて軽快に舞い踊る。可愛らしく、元気いっぱいに本舞台に駆け込むとスカートの裾をたくし上げ、両脚を揃えて「右」に「左」に‥弾む様に跳躍する。その都度スカートがふわり、ふわりと舞い上がり、彼女の脚が無防備に晒される。エロチック‥というよりもひたすらに可愛らしい。そしてこの為の「素足」だったのかと思い至り‥その着想に感心する。やがてドレスを脱ぎ去ると後ろ手に引き摺りながら左袖に消え、程なくして右袖から現れる‥。胸元にカップレス・ブラ的なアレンジが施されたピンクのキャミソールミニドレス。本舞台と花道の「際」に座り込むと軽やかに身体を切り返しながらジグザグに進み‥盆に至る。左手にはぐるぐる巻きにされた赤いロープ。ほどいて身体に巻きつける仕草を絡めながら盆の辺りに視線を巡らせ、ひとりのお客を「ロックオン」する。ロープ先端の輪になった部分をお客の首に掛け、残るロープをほどきながら本舞台に下がる。「選ばれた」お客は本当に嬉しそうだ。つい先刻まで仏頂面をしていたのが嘘みたい(笑)。ステージラストを飾るベッドショーは、定番のポーズを組み合わせて手堅く纏めていた。その中にあって時折差し込まれる‥超クイックモーションからのコンパクトなシャチホコが素晴らしい。ポーズがピシッと決まる瞬間、伸ばした脚が正確に中天を射抜き、微動だにしない。小柄な彼女だからこそ一層映えるのだろう‥このシャチホコの「残像」が頭から離れない。

(追記)extra-track!
座り込み‥身体をジグザグに切り返しながら花道を進む「盆入り」は一回目のみ。二〜三回目はスタンディングからのオーソドックスなものに‥。「首輪」のくだりでは二〜三回目にそれぞれ別のお客が選ばれていて、最初のお客さんが‥ちょっぴり寂しそう。ファンの方だったのかな。それにしても彼女は客席を本当に良く見ているなぁ‥と感心する事しきり。

2850: 真木今日子さん 2014-0601 [1st][2nd] stage [1/2]    6月21日(土)23時35分 by くるりん
身体にぴったりフィットする、オレンジ色のジャンプスーツ。フルジップすると首筋から胸元‥オナカ‥そして股間を過ぎてヒップ上端に至るファスナー。僅かに開いた胸元から、押し込められた‥たわわで豊かな乳房が覗いていて、見るからに窮屈そうだ。足元は踵つきの黒いロングブーツ。辺りを見渡すと足音を忍ばせつつ、身体を翻す。スパイ物のドラマ仕立ての様なナレーション。「ひとりキャッツアイ」なのか「実写版/峰不二子」なのか‥といった趣きの女盗賊ストーリーが展開する。獲物は本舞台右側の‥台座の上に設えられた小さなジュエリーボックス。蓋が開いていて、ゴージャスな輝きを放つティアラが鎮座している。様子を窺いながらひとしきり舞うと側に擦り寄り、指先を器用に操ってのパントマイム。実際にはそこにない‥ジュエリーボックスを囲うガラスケースが彼女の手さばきの向こうに見える様だ。そして舞台は暗転し‥次のパートへ。シルバー×黒のキャミソールに黒のショートパンツ、シンプルな黒のヒール。ボトムの後ろ側には羽毛の様な風合いの黒い布をスカート状に垂らしている。そして彼女の黒く長い髪を飾るのは、どこかで見覚えのある‥あのティアラ。ダークカラーの装いの中にあって、殊更にきらびやかな輝きが何とも意味深。次の衣装はダークカラーのシースルー。ワンピースっぽく見えるけれどセパレーツかも知れない‥。トップ部分が毛皮風に仕立てられていて、足元は素足。指し棒つきのアニマルフェイスなドミノマスクを顔に被せたり‥外したりしながらのダンス。瞳を潤ませた切なげな表情を覆い隠すマスクの向こうに、女盗賊としての「顔」と、彼女自身の「素」の部分が目まぐるしく交錯する。(続く)

2851: 真木今日子さん 2014-0601 [1st][2nd] stage [2/2]    6月23日(月)18時15分 by くるりん
(続き)ベッドショーの入りは‥黒のTバックのみを身に着けた彼女が、自らを抱きしめる様にクロスした両腕を振りほどいて重量感のあるバストを露出させる‥印象的なシーンで幕を開ける。何かに耐えている様な‥潤んだ瞳。一歩一歩確かめる様に花道を進み、盆に至ると一際大きな拍手で沸く。紫がかった一輪の薔薇を小道具に展開する‥「ダンス」でもあり「演技」でもある、エモーショナルなムーヴ。件の薔薇を感情の昂りにまかせて床に叩きつけ‥拾い上げるとそのまま胸の谷間に挟み込み‥ついには客席に向かって放り投げる。「躍動する」肉体と「溢れ出す」感情が織り成すステージは「女優=真木今日子の世界」そのものだ。その流れの果てに用意されているのは、目の前の「誰か」にすがりつく様に手を伸ばしながらのシャチホコが口火を切る‥連続ポーズベッド。幼子が母を求める様な切ない表情が印象的だ。他にも「開脚膝立ち」から後ろに反り返っての「三点支持+片手差し上げ」など、シンプルで力強いムーヴで構成されたポーズベッドは「上手さ」ではなく‥そこに込められた「熱さ」で観客の心を打つ。曲がsuperfly最大のヒットチューンに繋がれると、そのボルテージは頂点に。彼女の「一挙手一投足」に‥客席から惜しみない拍手が贈られる。立ち上がり、ゆっくり本舞台に下がる彼女に‥暖かくも轟音の様な拍手が注がれる。振り返り‥その中で微笑む彼女は、まるで「憑き物が落ちた」みたいにスッキリした表情をしていて、少女の様にあどけなかった。

2852: 先週の川崎    8月12日(火)20時59分 by Tim
ほとんどリンク画像周です。
aiちゃんブログに赤と白の可愛い私服の写メが載ってますね。
いちばんうかれぽんちだったのは、ちーちゃんみたい。ホント可愛い人です。

http://wwr2.ucom.ne.jp/internet/tim/report380.htm

2853: ツッコミにくい風潮の昨今ですが    8月12日(火)22時26分 by 私もスケベ
敢えていっちゃいましょう!
>リンク画像「周」

2854: はい、ごめんなさい    8月12日(火)22時47分 by Tim
帰省中スマホで投稿すると、パスワードわかんなくなって、削除出来なくなっちゃいましたm(__)m。

画像リンク集、ちーちゃんblogから補充しましたよ。ちーちゃん、ホント可愛い人です。

http://wwr2.ucom.ne.jp/internet/tim/report380.htm

2855: 8結、先週木曜日の様子    8月30日(土)14時47分 by Tim
皆さん、それぞれの持ち味で、とても魅力的な方ばかり。素敵な舞台をたのしました。

彩ちゃん、赤の見事なバストの膨らみを露出したセクシー衣装、強烈に魅力的です。ミントちゃんがブログに載せてくれてますね。ありがとう。

http://wwr2.ucom.ne.jp/internet/tim/report385.htm

2856: 空まことさん 2014-1130 [4th] stage    1月2日(金)15時55分 by くるりん
頭蓋にぴったり張り付く様な‥クルクル巻き毛の白いウィッグに、フリース素材の白い角。シルバーのレオタードをベースに胸元と腿の付け根のVゾーンをたっぷりの白いフリンジで飾り付け、右肩に白く大きな布を掛けてステージに立っている。足元は白のバレエシューズ。本舞台への視界を遮るカーテンが左右に退くと、その異様にして若干コミカルな出で立ちで花道を進んでくる。クールなサウンドに滑らかなムーヴが、いかにも「彼女らしい」HIP-HOPダンス。踊る彼女の背後で静かに閉ざされるカーテンは、やがて振り返り、本舞台へと引き返す彼女を迎え入れる様に再びスルスルと開かれる。


ここでちょっとした寸劇‥というか「一人芝居」が入る。カーテン向こう側の暗がりから再び姿を見せる彼女が、件の角を外し、それをインタビュアーに見立てて「一人二役」の質疑応答を始めるのだ。

「空さん‥この度は10周年おめでとうございます」地声でインタビュアー役を演じると素早く立ち位置を変え「感無量です」と不自然な裏声&瞳ウルウルのぶりっ子フェイスでそれに応える(笑)。この他にも二言三言、簡単なやり取りがあった後‥再びカーテンの向こう側へ。


ステージの仕切り直しは、本舞台右側に設えられた椅子に座りながら。トップレスに淡いピンクのTバック&ガーターベルト姿で、白いバレエシューズからゴツい踵の付いた白エナメルのハイヒールに履き替えて立ち上がり‥スタイリッシュに舞う。精緻な曲のリズムと溶け合う‥シンクロ率の高いムーヴは「空まこと」ならではのもの。踊りながらシースルー‥ピンクのナイティをピックアップするとフワリと羽織り、花道をwalk‥盆に至る。ターンテーブルの上で仰向けに横たわる彼女が、僅かに脚を浮かせ‥波打つ様に燻らせる。曲の繋ぎ目が判然としない「絶妙な編集」がされた音源&流れる様なシルキーなムーヴは、出来る事なら最初から最後まで「息を潜めて」見つめていたい。インタビューのくだりはサービス精神の発露なんだろうけど、ステージ上では「クールでカッコいい」空まことのままでいて欲しかった様にも思う。

(追記)extra-track!
後日SNAで拝見した同演目では、このインタビューのくだりは省略されていました。「空さん、何処へ向かってるんだろう?」って、この時は本当に焦っていたんですよ(笑)(^_^;)

2857: 柏木由紀奈さん 2014-1130 [4th] stage    1月3日(土)07時25分 by くるりん
肩口から背中にかけてスクエアに抜かれたデザイン‥サファイアブルーのロングドレスで本舞台を滑る様に、艶やかに舞う。「くるり」とターンして翻す裾の向こうに、次の衣装‥黒シースルーのロングスカートが覗いている。ドレスを脱ぐとミッドナイトブルーのブラトップ&黒のロングスカート姿に転じ、更にスカートを脱ぐとミッドナイトブルーのビキニスタイル&フリフリピンクのナイティ姿に。本舞台左側に予め設えられていた椅子の上には「3年後」と記されたボードが置かれている。舞いながら徐々に距離を詰めてゆき‥一旦袖に引っ込むと、再登場する際に数字の部分だけを差し替えてボードは「5年後」に‥。衣装はシルバー×渋い風合いのオレンジ×ワインレッドのゴージャスなロングドレス。エレガントに舞いつつ途中でシースルー‥オレンジ色のショールを「ふわり」と纏い、ボードは「10年後」へ。ボードで記される時系列の‥多分この頃が彼女の人生の絶頂期なのだろう。ここでボード自体を「くるり」と裏返すと「そして」の文字。彼女の人生が「急転直下」する瞬間だ。本舞台で脱ぎ散らかされた衣装はおそらく「絶頂からの没落」のメタファーなのだろう。一糸纏わぬ姿で床に膝をつき、上体の動きのみで表現するムーヴは、まるで失われた栄華をエレガントに惜しむ様だ。やがて立ち上がり、しなやかに舞いつつ盆に至ると廻るターンテーブルの上で片足立ちになり、Y字バランスから刻々と姿態を変えてゆく変形アラベスクへ。瞳を潤ませて、それでもどこか凛とした表情は‥全てを失ってなお、その身ひとつで美しく咲き誇れる「自分自身への凱歌」の様な気がした。

(追記)extra-track!
なんとな〜く‥なんだけど、この演目は「風と共に去りぬ」の主人公=スカーレット・オハラのユッキーナ的解釈‥の様な気がする。人生の絶頂期からの没落〜そこからの再生に懸ける女性の強さ‥というか。もし違っていたらゴメンナサイ。m(_ _)m

2858: 鈴木茶織さん 2014-1130 [4th] stage    1月6日(火)23時45分 by くるりん
たっぷりの青いフリンジでアクセントを効かせたサテン地‥パールピンクのロングドレス&ブルー地にピンクの刺繍が施されたテンガロン風の帽子を被ってステージに立っている。視線は斜め上に‥帽子の縁を両手の指先で軽く支えながら。そして暗転。再び照明が灯ると、両サイドの衝立にそれぞれ馬の横顔が大きく描かれた「馬椅子」に座って寛いでいる。そして再びの暗転。明るくなると、椅子の座面に両手&片膝をつき、もう一方の足を斜め後方に蹴り上げるポーズをとって静止している。白いショートブーツのゴツい踵の重さ故か‥僅かに足が震えている。再びの暗転を介してロングドレスを脱ぎ去ると、ピンク地にたっぷりの青いフリンジをあしらったセパレーツ姿になり‥伸びやかに舞う。次の衣装もブルー×ピンクの配色。襟だけを青い色で抜いたショートジャケット&ミニスカート。大柄なボディ‥長い手足を十二分に駆使して見応えのあるダンスを披露すると花道を進み、前をはだけ、盆に腰を下ろしてベッドショーへ。柔らかな動きのノーポーズベッド。舞い終わると最後は盆で大の字になり、静かに次の曲の始まりを待つ。ステージの〆はダンスベッド。ダンスパートでもその片鱗が窺えた‥大柄にして伸びやかな肉体の躍動感は、ここに来て、更にスケールの大きな物になる。大木の様に揺るぎなく‥強風に煽られて折れずに撓むしなやかな枝の様だ。やがて本舞台に下がり、そこでもダイナミックに展開するダンス&ムーヴを曲終わりにビシッとシンクロさせてフィニッシュ。そして暗転。どことなく「野性味」を感じさせるステージに「幕」が降りる。

2859: ALLIYさん 2014-1130 [4th] stage    1月7日(水)18時35分 by くるりん
アメリカ国旗風デザインのビキニスタイルに淡いピンクのシースルー‥英文字の柄を散らしたシャツを羽織ってステージに立ち、柔らかな表情でアクティブに舞う。次の衣装はサテン地のオレンジピンク‥シンプルなシルエット&タイトな身頃のロングドレスに。ドレス前面に貼り付く様な黒レースのアレンジが施されていて、華やかだけれどシックでもある。ベッド入りは白のネグリジェドレスで。フレンチスリーブにフリルをあしらった可愛らしいデザイン。静々と歩を進め‥盆に至ると前身頃のホックをプチプチと外し‥大きく前を開く。しっとり丁寧にこのパートを演じた後、ステージを締めるのはダンスベッド。小さな音量で始まるイントロが徐々に大きくなり、高揚し、臨界点で一気に弾けるその瞬間に‥最初のポーズ切りをぶつけてくる。ポーズ間を繋ぐエッジの効いた軽やかなムーヴは曲の激しさと比べて若干おとなしめで‥彼女がデビュー作で見せた様な「熱量」を期待する向きには「淡白」と感じられてしまうかも知れない。しかし曲に「競り掛ける」のではなく、曲に「乗る」この感じに彼女の別な一面を見つけた様な気がして‥興味深かった。例えば2コ出しとかで交互に「曲をねじ伏せる」ステージと「曲に乗る」ステージを魅せつけられたら‥その振れ幅に「ハマって」しまうのかも知れない。

2860: 吉沢伊織さん 2014-1130 [3rd] stage    1月12日(月)22時45分 by くるりん
フードつきでシンプルなシルエットの白い薄衣を纏い、ステージに立っている。足元は白い編み上げのロングブーツ&髪を纏めるのはフワフワの白いシュシュ‥と白ずくめの装い。ターンを入れ込み、コートの裾を翻しながらの舞いが下に穿いているハイレッグの白いTバックショーツを「チラ魅せ」している。僅かにラメが散らしてあり‥ライトを受けてキラキラ反射する輝きが virgin snow を連想させる。ひとしきり舞い、フードつきの薄いロングコートを脱ぎ去ると、新雪の様に目映いラメ入り白のビキニスタイルに。舞いの途中で背中を向けると本舞台後方に設えられた格子状の黒いフレームに肘をつき、ボリューム感たっぷりのヒップラインを突き出して魅せる。やがてステージ右側に至るとブラのホックを外し、Tバックの片側だけを解いてしゃがみ込む。後ろを向いて手際よく編み上げのロングブーツを脱ぎ去ると右袖にシュシュッ‥と投げ入れ、続いてブラトップ、そしてTバックを投げ入れると右袖からオフホワイト‥ゆったりめのカーディガンをピックアップし、素肌に纏うと立ち上がり、花道を進む。その途中で片肩を晒し、一つ留めのボタンを外して前を開く‥。しどけなくカーディガンを纏ったままでノーポーズベッドを披露し、曲が後半に差し掛かると「腰上げL」が口火を切る連続ポーズベッドへとシフト。シャチホコを柔らかく崩した様な形からHバランス‥そのまま上体を捻って正面を見据えると何かにすがり付く様に片方の腕を前方に伸ばす。潤んだ瞳は何を語り、何を訴え掛けているのだろうか。全てを舞い収めると静かに立ち上がり、花道を進み、本舞台へ。心ここに在らず‥といった体で宙を彷徨う視線。薄い闇の中、背後から‥斜め上方から‥手前下からと‥多方向からのスポットライトが彼女を照らし、雰囲気たっぷりの「終幕」となる。

2861: 吉沢伊織さん 2014-1130 [4th] stage    1月20日(火)15時55分 by くるりん
白の和装。きらきら光る簪。鈍い光を放つシルバーの帯。右手に大きく開かれた白い羽根扇子には‥ひと差しの「朱い色」。

と。静寂に響き渡る女性の声。差し迫った雰囲気。「決意」の滲むモノローグ。続いて曲が掛かる。ポップなメロディ。伸びやかで、適度にエッジの効いたムーヴ。だけど決して‥明るくはない。

白く大きな羽根扇子は優雅に宙を滑らせる事で冬枯れの空を往く遥かなる鳥影になり‥また、後ろ手にふるふると震わせる事で雪原に降り立った一羽の冬鳥にもなる。捲れ上がる衣装の裾の「朱色」とシルバーの帯の上端に僅かに覗く「緑色」が、和装の「白」との対比で色鮮やかに映えている。白い衣装を脱ぎ去ると微かに柄を散らした朱色の肌襦袢姿になり、緑の帯揚げを本舞台右から左方向へと勢い良く放る。また、襦袢を結わえていた二本の白い帯もほどいて激しく振り廻される。が、空中に描き出される軌跡は艶やかで優美な物だ。

一旦袖に退き、仕切り直して本舞台で「三つ指」をつき、深く一礼をしてからベッドショーが始まる。静々と歩を進める身に纏う襦袢の「朱」は初夜に伴う破瓜のイメージなのか‥自らの身体を削って美しい反物を織り上げる際に素肌に滲む血の色なのか。人払いをして、多分一人きりの居室。手にした白い反物に視線を落とし、その一方で後ろ手にした白い羽根扇子がふるふると震えている。人の形をした「人ならざる者」が類い稀な自己犠牲の果てに美しい反物を織り上げている‥。

控え目に見えて芯が強く、自分が決めた約束事は頑なに譲らない〜この物語のヒロインのキャラクター造形に、演者「吉沢伊織」その人を見る。フィクションを演じているのに生の感情を激しく揺さぶられる気がするのは、演じる「対象」と「本人」の間のブレが極めて少ない事の証左なのかも知れない。

2862: 松嶋れいなさん 2014-1130 [3rd][4th] stage    1月23日(金)23時00分 by くるりん
アップに纏めた髪。インナーは白のブラウス。その上にグレーのベスト&ダブルの金ボタン‥黒のジャケットを重ねている。ボトムはサイドに黒のラインが入るグレーのパンツスタイル。足元は黒エナメルのヒールサンダル。「男装の麗人」風の装いで華麗に舞い踊る。ある意味‥宝塚の男役より「らしい」感じで、川原美咲さんの「ギャツビー」ばりにスタイリッシュでもある。曲が宗教歌風の重厚な合唱に転じると右袖に引っ込み、左袖から現れて次のパートへ。夜空にきらめく星の様にラメを散らしたビスチェ風‥タイトな身頃の黒いキャミソールトップ&裾に向かって円錐状に拡がる淡いピンクのロングスカート姿に。滑る様に本舞台を往き交い‥スカートの裾に風を孕ませながら伸びやかにターン。中でも腕の振りと手首から先〜指先に至るまで神経の行き届いた繊細なムーヴが素晴らしかった。静かなインスト曲に合わせてヒタヒタと潮が満ちる様に情感が高まる。次の衣装は縦方向にドレープが入るゆったりめのシースルー‥白のネグリジェドレス。ウェスト廻りにきらきら光るデコレーションも艶やかに背中を向けると腕を水平方向にスッ‥と掲げる。背後からの光を透過して衣装の中に身体のラインが浮かび上がる。その状態で腕を燻らせる仕草が何とも美しい。そして再び正面に向き直ると静々と花道を進み‥盆に至る。前を開き、ターンテーブルにしゃがみ込むと優雅な身のこなしでノーポーズベッド〜そして曲の高まりにつれて美しい姿態の変遷で魅せる連続ポーズベッドへとシフトする。男女の掛け合い風‥オペラ調の歌曲に乗せて披露されるポーズベッドは「若干抑えた」印象で、しかしステージ全体の纏まりという意味ではバランスが取れている。「松嶋れいな」という最高の素材の魅力を十二分に堪能できる‥良質なステージ。

2863: ラス前…30日に行って来ました    5月31日(日)23時35分 by 私もスケベ
ポラは結局、撮れなかった。
ほんの一言二言…なんだけど、何を話したら良いのか考えあぐねている内に、ポラ列が伸びに伸びて(笑)。
でも古参のお客さんと懐かしそうに話してるのを遠くから見てるだけでも楽しかったし…嬉しかった。

この日の四回目に、初めて引退作を観る事が出来た。
作品全体に行き渡る…控えめで抑制の効いたトーンは、過去のどの作品よりも彼女の「素」を表現していた様に思う。

今頃の川崎は多分、ラストステージに向けて熱狂の渦の中。
その真ん中にぽっかり空いた…台風の目の様に穏やかな空気の中でしっとり舞い収める姿を、勝手にイメージしています。

長い間、お疲れ様でした。
次のステージでも輝き続ける事を、切に願っています。

2864: くるりんさんへ    6月5日(金)13時33分 by 999
レポを書いてくれるのよいのですが、ダンス1、2、ベッドショー
で適切に空白、改行してくれますか。お願いします。

今のままでは、読みにくいです。

2865: 「読みやすい」レポートは    6月5日(金)16時55分 by くるりん
999さんにお任せします(笑)。
「読みにくい」のも含めて自分のスタイルだと思っているので‥今のところ、変えるつもりはありません。

あしからずご了承ください。

2866: ここ    7月16日(木)17時17分 by せんせい
閉館した?

2867: へいかん    7月27日(月)16時18分 by 桜島から来たスケベ
ほんとに?

2868: 永瀬ゆらさん 2015-05-23 (4th) stage    9月2日(水)20時50分 by くるりん
身体にフィットする艶消しシルバーのジャンプスーツ風衣装に身を包み、盆に横臥している。ヘアバンド一体形のアイマスクが目元を隠していて、その表情は窺い知れない。立ち上がると左腕のアームカバーと右脚のレガースが同じデザインで揃えられていて、目を惹く。暗がりに流れるスペーシーなサウンド。曲に合わせてたゆたう様なゆったり、伸びやかなムーヴ。続いてはヘアバンド一体形のアイマスクを着けたまま、パープルのプラスチック製ブラカップ&ブルー×パープル×ブラックのボトム部分のセパレーツに。低音を強烈にブーストした重いサウンドが流れる中、光線銃を携えながらステージを廻り、本舞台中央で深〜い両手放しブリッジを切る。その体勢から中天を突き上げる様に構えた光線銃の先端が瞬き、場内の暗がりの中、スタイリッシュな輝きを放つ。この後ブラカップを浮かせて乳房を見せたり隠したり‥の振りを絡め、様々なアイテムの集合体でもある衣装のボトム部分をバラしながらの「脱ぎ」で魅せる。BGMがエレクトリック・ボサノヴァ風の女性ボーカル曲からハードなエレクトロ・サウンドに転じると、ステージは締めのダンスベッドへ。雰囲気たっぷりに演じ切り、本舞台中央での「終幕」となる。

2869: 初芽里奈さん 2015-05-23 (4th) stage (1/2)    9月5日(土)09時00分 by くるりん
本舞台への視界を遮るカーテンを背景に盆に座り込み、ハードカバーの本を読んでいる。立ち上がるとライトブルー×ホワイトのメイド風ミニドレス&黒地に赤いドット柄のニーハイ・ストッキング、足元は踵つきの黒い短靴姿に。盆から花道〜本舞台へと遡って、ほんの少しだけ開いたカーテンの隙間から向こう側を覗き込む。その後客席の方に身体を向けて手を振ると再び振り返り、カーテンを翻して「向こう側」へ消えてしまう。

やがてカーテンが本舞台の左右に退くと、開かれた視界の真ん中に「彼女」がいる。ステージ左側に頭を、右側に足を向けて上体を伏した四つん這いの体勢で蹲り、そこから立ち上がると可愛らしい見た目とはウラハラにハード&アクティブなダンスで魅了する。衣装はオレンジ×黒のビスチェドレス。最初のパートから引き継がれる黒地に赤ドットのニーハイ・ストッキングは、寧ろこの衣装との親和性が高く、とても可愛らしい。

一旦袖に引っ込み、すぐ弾かれた様に飛び出してくる彼女は、それまでのカラフルな装いから一転‥全身を「白」で覆い尽くしている。ホワイトのトップス&ミニスカート。ウサ耳の白いカチューシャ。踊りもハード系から可愛らしくコミカルな動きにシフトさせていて楽しい。

「白」から「ブルー」‥「シンプル」から「ゴージャス」へ。更にベクトルを変えて次のパートは、ミッドナイトブルーのブラトップ&シャギースカート。シースルーのシャギースカートにはウェストラインを廻る様にコインアクセサリーがあしらわれ、一見ポリネシアン風。しかしながらガシガシ踊る‥というよりも、ステージ登場の際に携えていた木製のトランクを床に置き、それを援用してのファンタジックかつエロティックなベッドショーこそがこのパートの見所となる。「魅せる」アイデア満載の「初芽里奈ワールド」が、ここから更に加速する。

2870: 初芽里奈さん 2015-05-23 (4th) stage (2/2)    9月5日(土)16時45分 by くるりん
ブラトップを外し、スカートを脱ぎ、盆に置かれたトランクにしどけなく腰を下ろしてベッドショーが始まる‥。ノーポーズ〜ポーズベッド間を揺らめく様に推移する過程でトランクに片手をつき、後方に伸ばした脚をリフトしてシャチホコ風にしてみたり。廻る盆の上でトランクから外したイチゴ型のチャーム(飾り)を口に含んで瞳を潤ませたり。このパートの冒頭で脱いだシャギースカートをショールの様に肩から掛けてみたり‥等々。その流れの果てにトランクを開けて取り出されるのは、最初のシーンでメイド服姿の彼女が見入っていた、あのハードカバー。本を抱えて立ち上がると小走りで本舞台に下がり、場内は暗転。闇に乗じて袖に消えた彼女が再びメイド服に着替えてステージ中央に立つ。ピンスポットが照らす円錐形の光の中‥本のページを開いて顔の側に掲げ、満面の笑み。おとぎ話の世界から現実世界への「帰還」を無事に果たし、夢みる少女の冒険話に幕が下りる。

(追記)extra-track!
いきなり棺桶から飛び出してくる様な演出があったり、ひとり音楽会みたいな作品だったり。たまたま自分の観劇時にそういった演目に出会う事が多いのかも知れないけど、凝った意匠の大道具や小道具、ファンタジックなストーリー展開の出し物を見ると、初芽さんらしいなぁ‥なんて思ったりする。(今回は割とシンプル?)
どの演目も完成度が高く、オモチャ箱をひっくり返したみたいで凄く楽しいんだけれど、荷物の発送とかステージのセッティングとか、超大変そう(笑)
でも、そんなコダワリが「その人らしさ」に繋がっていくんだろうなぁ‥って思うのも事実。
今回の作品も楽しかったです。

2871: 長谷川凛さん 2015-05-23 (4th) stage    9月10日(木)17時25分 by くるりん
背筋を伸ばし、盆の中心で片膝をついてスタンバイしている。傍らには淡いピンクの風呂敷包み。立ち上がると淡いオレンジの地に水彩画風のタッチで枝花が描かれた美しい着物姿。細いゴールドのラインで型押しされたモノグラム柄の黒い帯を締めている。風呂敷包みを携えて、盆から花道〜本舞台を廻る優美な舞い。が、途中‥本舞台で、まるで「風呂敷包みが突如として意思を持ち、彼女を引き廻している」かの様な不自然な動きを見せる。見えない強い力に引き摺られ、振り廻され、きりきり舞いさせられながらも一連の「動き」は日舞風のしっとりした仕草や所作に上手く収斂されていて、何ともエレガントだ。暫くすると本舞台と花道の際の辺りに風呂敷包みを置いて、その傍らで舞い始める。ある程度の距離を置きながらも常に視界の端に留まる風呂敷包みを意識させられながらの舞いは「踊っている」というよりも、何だか「踊らされている」みたいだ。やがて風呂敷包みの側に膝を揃えて座り、シュシュッと衣擦れの音を立てながら包みを解き、薄い化粧箱の中に収められていた「白塗り」の狐の面を取り出して顔の側に掲げる。立ち上がって着物を脱ぐと袖口と背中に枝葉のシルエットが黒く描かれた白い肌襦袢姿に。面を被り、盆に至る花道の途中でしどけなく前をはだけるとシースルーの白い下穿き姿になって静々と歩を進め、ベッドショーへ。三点支持やL、シャチホコ、四つん這い+片脚後方突き出し‥等々のポーズが決まる瞬間に狐の面をサッと掲げ、優美にしてスタイリッシュな連続ポーズベッドで魅せる。中でも両手放しブリッジから片手で面を差し上げる場面では、それまでショール代わりに被っていたシースルーの下穿きがシンクロしてハラリ‥と落ちるなど、思わず息を呑む美しさ。最後はそのショールを頭上に掲げて静々と花道を下がり、本舞台へ。薄明かりの中、面を着けたままでゆっくり、雰囲気たっぷりに舞い収めると、そっと面を外して顔の側に掲げて‥艶やかな表情での「終幕」となる。

2872: 矢沢ようこさん 2015-05-23 (4th) stage    9月12日(土)02時20分 by くるりん
暗転が明けて、ステージに灯がともると、本舞台中央にしゃがみ込んだ体勢でスタンバイしている。立ち上がると、くしゅくしゅっ‥とした風合いのダークカラーのトップス&ふんわり仕立てのシースルー‥多色使いのシャギースカート姿に。スカート越しに透けて見えるパンティ部分と肘から先を覆う長手袋、そしてハイヒールにあしらわれたヒョウ柄がワイルドな印象‥なのだけれど、長身脚長のフォルム&柔和な表情で伸びやかに舞う彼女の佇まいは「エレガント」そのものだ。舞いに絡めながら衣装を脱ぎ、ヒョウ柄のパンティ部分が実はヒョウ柄のレオタードであった事を知らしめると、更に伸びやかさを増した舞いで魅了する。

次のパートは本舞台にうつ伏せた体勢からスタートする。曲が掛かると起き上がらずに身体を艶かしく燻らせてそれに応え、やがて上体を起こすとムーヴに絡めながら切り返し、本舞台から花道〜そして盆へと少しずつ移動する。ステージの上を暫し彷徨い、滑り込む様に盆に至ると、その流れのままにベッドショーへ。

ライトブルー‥もしかしたらライムグリーンだったかも知れない。照明の加減で判然としないけれど、蛍光色のロープを素肌に巻き付けてベッドショーが始まる。上半身のみを亀甲縛り‥そして腰の位置から両サイドを床に届く長さにまで垂らしている。この部分を上手く使ってのダンス&ムーヴ。身に纏うロープの色が明るい為か、艶やかに切り返される長い手足のせいなのか‥SMチックな魅せ方をしているのに、不思議と淫靡な感じがしない。どんな素材を持ってしても、徹頭徹尾、エレガントに仕立て上げてしまう‥ストリップ界の貴婦人〜矢沢ようこのステージに魅せられる。

2873: HIKARUさん 2015-05-23 (4th) stage    9月13日(日)11時25分 by くるりん
ステージが、幕を開ける。

「トクトクトク‥」と、グラスにウイスキーをたっぷり注ぐ場面は4中SNAでも見た。前回5中DXKでは封印されていた‥モール付きのドレスを胸にあてがって軽やかにターンを決めるシーンは、ここで復活を遂げていた。そしてそこには‥同じ様に瞳を潤ませながらも、4中SNA、5中DXKには無かった「微笑み」が、新たに付与されている。

たとえ同じ演目であったとしても、ステージは「生き物」だ。自分が見れなかったステージを見た人がどこかにいて、その人が見れなかったステージを見ている自分がいる。

どんなに熱心な‥一途なファンでも、すべてのステージに立ち会う事は叶わない。たった一人‥当の踊り子本人を除いては。

「素」の彼女は、多分、踊り子HIKARUの大ファンだったに違いない。だからこそ他の誰よりも‥その「一挙一動」に注力していたんだろうと思う。

2874: 永瀬ゆらさん 2015-05-30 (3rd) stage    9月25日(金)13時25分 by くるりん
三回目のステージ。途中からの入場。扉を開けて中に入ると、盆の上に若かりし日の「花魁」がいた。

HIKARU版「花魁」は、乳呑み児から現役の遊女へと一足跳びに時を渡る。その空隙を埋める様に、ななせ流「花魁」は小さくてあどけなく‥それでいて妖艶だった。薄い朱色の襦袢で盆に横臥してゆっくり身体を切り返し、伏し目がちな視線を泳がせるだけで「物語」を紡ぎ出す。

一人の女性の一生を幼少期から晩年まで追う際、その年代ごとに複数の女優に演じさせる〜テレビドラマ等で時々見かける、あの手法を思い出した。実際はそれを意図したものではない‥独立した演目なのだろうけど、まるで欠落したジグソーパズルの最後のピースがピタリと嵌まるみたいに、脳内で違和感なく「補完」される。

このタイミングで、彼女が、この演目を掛ける事。それ自体が最高の「演出」であり‥手向けだった様に思う。

2875: 長谷川凛さん 2015-05-30 (3rd) stage    9月25日(金)21時55分 by くるりん
白いワンピースに身を包み、籐のトートバッグを肩から提げてステージに立っている。小道具は濃いピンクのビーチボール。客席とのキャッチボールを楽しんだ後は、オレンジ系のパステルカラー‥フリフリのビキニに着替えて弾けまくる。両手に持った発泡酒の缶を二本‥被りのお客さんに手渡そうとしたり、急に引っ込めたり。その後で見せる、代わりに自分で飲み干す仕草(缶は開けず、フリだけ)が何とも可愛らしい。

ベッドショーは一転‥ビキニのブラを外してしっとりと。流れの中でパンティも脱ぎ、スムーズな身のこなしで魅せる。このパートの終盤、オレンジのブラを再び着けるとデニムのホットパンツ&アッシュグレーのゆったりした身頃のTシャツを纏って、盆から花道〜本舞台へと遡り、スタイリッシュなダンスでステージを締め括る。

2015年5結の川崎ロック。はせりん流「夏の予告編」が、爽やかな風を運んでくる。

2876: HIKARUさん 2015-05-30 (4th) stage    10月2日(金)16時55分 by くるりん
大小様々な円形のメタルプレートでドット風にデコレーションされた白いノースリーブのワンピース。フワフワな素材の白いカチューシャ。素足に赤い紐リボンを巻きつけた感じのサポーターは足の親指と人差し指の間にもストラップが通り、パッと見、鼻緒つきのサンダルの様にも見える。曲は全編、懐かしの歌謡曲の名作づくし。誰もが一度は聴いた事がある様な、歌詞とメロディが連なる。次の衣装はウェストの切れ込みが僅かな為、一見ワンピースにも見えるセパレーツ。ノースリーブの白レース‥タイトな身頃のトップスに、縦方向にドレープが入るゆったりめの白いスカートのコンビネーション。これに白レース‥指出しの長手袋を合わせ、足元は素足。控えめに曲に寄り添う‥しっとり切なく、優美な舞いは、ここに来て伸びやかな「バレエ風のニュアンス」を纏い始める。だがしかし、瞳を潤ませながらの舞いはバレエよりも多分に「情緒的」だ。そして静かで穏やかな流れの果てに導かれるベッドショーは、ポーズベッドではなく‥いわゆるノーポーズベッドですらない。ほんの僅かな身体の動きと、万感の想いを込めた表情。それだけで観る者の心の裡にスッ‥と入ってくる。

幾度となく「熟成」と「蒸留」を繰り返して、シンプルに磨き上げられた「表現のひと雫」。

長い年月をかけて彼女が培ってきた「魅せる」為のあらゆる試行錯誤の行き着く先にあった物は、意外なほど飾り気がなく‥そして暖かかった。

2877: 川崎ロック座 20160723 (3rd)(4th) stage -snapshot-    8月14日(日)08時30分 by くるりん
[沢村れいかさん]
三回目は黒の踵付きロングブーツ&黒ストッキング、四回目は「祭り」の演目をそれぞれ披露。どちらも彼女らしい豊富な運動量とキレのある動きで魅せてくれたのだけれど、特に圧巻だったのは四回目。激しく踊りまくってフィニッシュ‥かと思いきやそこから更に延長戦‥と言わんばかりに始まるエクストラ・ステージ。盆で長い脚を交互にクロスさせながらのローリング・クレイドル〜から一気に切り返してのシャチホコ〜更に切り返して加速するダンス・ダンス・ダンス。場内の手拍子も熱く燃えていて、一見さんがお口ポカ〜ンでフリーズしていたのが面白かった。スト初心者には少々刺激が強過ぎたのかも知れない。

[空まことさん]
四回目はSNAでも見た黒いアンブレラの演目。三回目はモコモコふわふわなウサちゃんコスで、でも何時もの様にテクニカルに踊りまくるヒップホップな演目。可愛い格好でカッコ良く踊る空さんは、クールなんだけど‥何だかカワイイ。

[浜野蘭さん]
三回目はネバーエンディングストーリー、四回目は堕天使をモチーフにした演目を披露。どちらも表現しようとする世界観が明確で、先の浅草公演Yellでのアバター景に通低するモノを感じる。「世界」に没入している時の彼女の表現力は、素晴らしい‥の一言に尽きる。

[小宮山せりなさん]
三回目のステージは、オレンジ色のツナギに身を包んでショーウィンドウの飾り付けをする‥可愛らしい職人さん。コミカルでポップな身のこなしが、見ていて楽しい。途中‥マネキンのカップルの女性の方と入れ替わる様に同じ衣装でステージに立ち、エレガントに舞う。持ち時間の都合かも知れないけど男性マネキンに扮するシーンはないみたいで、ちょっと残念。もしかして別バージョンがあったり‥するのかな?

[柏木由紀奈さん]
青系のロングスカートに裾の部分を前結びにしたダンガリーシャツ。斜め掛けした小カバン。涼しげな夏の装いが本当に良く似合っている。綺麗な人だなぁ‥といつも思う。

[水城奈緒さん]
この日が初見‥にしてラストとなった踊り子さん。黒革のボンデージ風レオタードと色白ムッチリのダイナマイトバディの最強コラボで、のっけからKO寸前。人懐っこい柔らかな笑顔と一生懸命なステージングで好感度うなぎ登り‥なのにもう劇場でお会いする事はないんだなぁ‥と、ちょっとしんみり。新しいステージでのご活躍を祈念します。

2878: 訂正    8月14日(日)22時40分 by くるりん
×通低
○通底

失礼しました m(_ _)m

2879: 川崎ロック座 20161126 (1st)(2nd)(3rd)(4th) stage -snapshot- [1/3]    1月1日(日)19時50分 by くるりん
[舞島環さん]
(2nd)(4th)ピンクレディーで三曲メドレー〜Wink〜キョンキョンと続き、暗転時のBGMにコーヒー・ルンバが流れる babk to 80's な演目を披露。衣装もメタリックブルーのキャミソールミニドレス×白ブーツ→ホワイトパープルのセパレーツ×素足‥と如何にも往年のアイドルっぽい。二回目のステージでは二つ使いしてチアダンスのボンボン風に‥四回目のステージではラストシーンで象徴的に掲げられるスヌーピーの縫いぐるみや、ダンス中に零れたバストを青いチューブトップに慌てて押し込める場面が可愛らしかった。
(3rd)SNAでも見た夏のセーラー服→黒い穴あきレオタードの演目。曲終わりドンピシャ!のタイミングで振り返り、ステージを締め括る表情に「作品を掴んだ」確かな自信が窺える。

[安田志穂さん]
(2nd)(4th)ふわふわの白い布を螺旋状に巻きつける感じの衣装で盆にスタンバイしている。立ち上がって本舞台に至ると一気に脱ぎ去り、トリコロールカラーのレオタードに。流れる曲や展開する光景が、先の浅草公演yellのオーディション景を連想させるのには何か理由があるのかな。トリコロールの配色は二回目がイエロー×ピンク×ブルー、四回目が濃淡ブルー二色×ブラック‥だった様に記憶しています。
(3rd) グリーンの着物の上に渋いオレンジ色の打ち掛けを羽織って訪問着風の装い。空襲警報?が流れると本舞台に俯せた体勢から立ち上がり‥よろめきながらステージをさ迷う。続いては何やら物々しいプロローグから一転‥舞台を現代に移して「部屋とワイシャツと私」に乗せて、ほんわか優美なノーポーズベッドで魅せる。ステージ終盤‥花道で両腕を掲げて片足立ちになり、そこから様々な姿態の変遷で魅せる所が柏木由紀奈さんに似ている様な気がして‥興味深かった。

[聖京香さん]
(3rd) 暗転していた場内が明るくなると、エメラルドグリーンのロングドレスに身を包んだ彼女が盆にスタンバイしている。「私は‥お姫様を殺してしまった」「ただ王子様を待つだけのつまらない女には成りたくない」「自分の中のお姫様を殺した私が何になったのかって?」と暫しの独白が続き‥そこから一気に弾ける後半部分へ。黒い衣装で踊り狂う「魔女」は、良い子の仮面の下に潜む悪への渇望なのか、淑女に満ちる性欲の高まりなのか。象徴的かつダークな「世界観」に魅了される。

2880: 川崎ロック座 20161126 (1st)(2nd)(3rd)(4th) stage -snapshot- [2/3]    1月3日(火)08時55分 by くるりん
[浜野蘭さん]
(3rd)「董卓の暴虐を憂いた○○と娘の××が暗殺を企てたが失敗し‥」的なナレーションからスタートする「三國志」な演目。宮廷高級女官風?のきらびやかな衣装→振り袖等のアイテムを外してシンプルなトップス&ロングドレス姿に転じ‥アクティブにダンス。中でも打ち込み系の楽曲を多用した盆でのパートがクール&スタイリッシュでした。

[翼裕香さん]
(1st)(3rd)この日の観劇は彼女のステージ途中から。紺の地に白く細い線で七宝柄?の文様が描かれた和装に身を包み、しん‥と静まり返った場内でスピリチュアルに舞う。その後オレンジ色の襦袢姿で盆に至り、ベッドショーへ。関節の可動域の大きさを活かしたタメ‥からの伸び、そして切り返しが見事な連続ポーズベッドで魅せてくれた。
(2nd) ダークグリーンのキャスケット帽&キャミソールトップ、オレンジ色のミニスカート、黒のロングブーツでポップ&アクティブに。久しぶりに見たら、物凄く踊れる様になっていてビックリ(゜ロ゜)。ベッドショーは黒のブラ&Tバック‥これにシースルーの黒いブラウスを羽織ってしっとり纏めている。帽子を脱ぎ、長い黒髪を振り翳して舞う姿がセクシーだった。

[伊沢千夏さん]
(1st)(3rd)パールホワイトの着物にパステルカラーの帯を前結びして、本舞台中央の椅子に腰掛けて始まる「ウイスキーが‥お好きでしょ」な演目。小さな扇子を畳んでボトルに見立て、しなを作りながらお酌する手つきが悩ましい。途中‥オレンジレッドのキャミソールロングドレス&同色レースの手袋でキレのあるダンス〜それを脱いでピンク×黒ドット柄のベッド着〜盆入り後に脱いで緩やかなポーズベッドでのフィニッシュ!となる。
(2nd) ビニール素材の濃いピンク‥シンプルなIラインのミニドレス&白のロングブーツ→淡いピンク地にオレンジ色の柄が入るセパレーツ×ハット×レッグカバーのアンサンブル→たっぷりフリルが盛られた白いナイティでのベッド入り‥という構成の、甘〜い洋楽ポップスで彩られた可愛らしい演目。指先まで神経が行き届いた‥ゆったり、しなやかなベッドショーでの所作に魅了される。

2881: 川崎ロック座 20161126 (1st)(2nd)(3rd)(4th) stage -snapshot- [3/3]    1月6日(金)14時35分 by くるりん
[チームらっきょ]
(2nd) 絢爛豪華な和装に前結びされた帯&髪に挿さる何本もの簪で盆つきスタート。やがて本舞台に至ると各々がピンクのゴムバンドを数本縦に配した‥四角いフレームの影に廻り込む。おそらくは遊郭の飾り窓をイメージした「それ」を互い違いに前後させたり、入れ違いになる様に左右にクロスさせたり。ゴムバンドの隙間から腕を伸ばして客を引いたり、半身を晒したり‥と、フォーメーションワークを絡めつつ艶やかに魅せる。

上客‥なのか情夫なのか。本舞台中央に男物の着物が掛けられていて、その周囲を二人の遊女が巡る様に舞う。それぞれが袖を引いたり、相手を突き飛ばす様な素振りを見せる「恋のさや当て」的な演出での無声劇が続く。

やがて絢爛豪華な和装を脱ぎ去り、黒を基調に衿や帯にオレンジを効かせた着物ミニドレスにシフトしてアクティブに舞う。そしてこれ以降は同じデザインで色を違えた衣装でのダンスパートへ。ステージ左側に立つ蘭嬢が白、右側の京香嬢が赤いネグリジェドレスに身を包み、シンクロ率の高い息の合った所を見せてくれた。

キャリアを積んだベテラン踊り子二人のチームショーには、若さ‥だけでは購えない「艶」と「色気」が満ちている。

2882: 2/28    3月1日(水)11時01分 by 見物人
2017年2月28日(火)行ってきました。以下、見た回だけの超々簡単レポです。
1秋月穂乃果さん。天井から下がった布を使って、天空を行くようなスケール感のある
ステージでした。ダンスショーの後、大きな脚立を持ってきて片付けている姿がなんかけなげ。
2聖京香さん。白い帽子に白いスーツでかっこよく登場。男には表せない男の色気、そしてもちろん女の色気もいっぱいでした。横浜ホンキー○ンク・ブルースも出てきてなつかしい。
3空まことさん。オレンジ色のドレスで登場、南国的な明るく楽しいステージでした。
4桃瀬れなさん。舞台に大きな桜の花木を置いて、桜に関する歌に乗って春を告げるような踊りでした。着物姿がかわいい!
5倖田李梨さん。野球帽をかぶってボーイッシュに登場。ラップをバックに、等身大の女子の本音をぶつけてくるような乗り乗りのステージでした。
6徳永しおりさん。長身を生かしたセクシーでエレガントなダンスでした。(1番さん4番さんと同じく)きれいなパイ○ン。

2883: レポありがとうございます    3月1日(水)23時41分 by パイ◯ン奉行
徳永しおりさんはイメージビデオを見たことがあります。
ちょっと興味があるので川崎に行ってみようかな。

2884: パイ◯ン奉行さんへ    3月2日(木)19時18分 by 見物人
香盤情報によると、徳永しおりさんはこのあと3中は大阪東洋ショー、4頭・中は浅草ロック座だとか。
川崎にもまた来てほしいですね。(^^)

2885: 川崎ロック座 20170526 (1st)(2nd)(3rd)stage -outline- (1/3)    6月27日(火)02時10分 by くるりん
[西園寺瞳さん]
(1st)(3rd)この日の観劇は彼女のステージ途中から。百合の花を模したコサージュと簪で髪を飾り、盆上でパールピンクの襦袢をはだけ、オレンジ色の下穿きを脱いでしっとりと。静かな曲に情念を込めて演じるベッドは基本ノーポーズで‥ぐぐっとタメを作ってじっくり伸び上がる動きが美しかった。
(2nd)ピンク色でくしゅくしゅフリルのドーム型スカートが印象的なロングドレスでステージ中央‥後ろ前に設えられた椅子の座面にしゃがみ込み‥たっぷりした身頃のスカート部分が椅子全体を覆う様な体勢でスタンバイしている。椅子には大振りなグリーンの布が掛けられていて、客席側を向いた背もたれ部分に百合とハルジオン‥二つの白く大きな花弁が並ぶ。「花の精」をモチーフにした?終始エレガントで可愛らしいステージは、この後オレンジスパンコール×フリンジのセパレーツ→紫シースルーのドレスへと色鮮やかに変遷し、本舞台でフィニッシュ!

[英※里さん]
(1st)(2nd)(3rd)淡いパープルのミニワンピースで二曲→パープル×裾に刺繍をあしらったスリップミニドレスで二曲‥という構成をとる。ムッチリ健康的なボディを弾ませてアイドルダンスを決める一曲目→ディーバ系の女性ボーカルに乗せて雰囲気たっぷりに舞う二曲目‥と続き、この演目中最大の「魅せ場」となる三曲目へ。「醜い女の子」がモチーフの‥ちょっと暗めな曲に乗せて披露されるコンテンポラリー・ダンスは「今はこれが精一杯だけど‥いつか」的なメッセージが込められた‥力強く、かつ伸びやかなもの。続くポーズベッドに、デビュー間もない新人さんらしい若干の拙さは感じられたけれど、それを補って余りある「熱い」ステージで魅せてくれた。

[清水愛さん]
(1st)漫画「デスノート」的な世界観で編み上げられたこの演目は‥本舞台の椅子の上から盆に向けてノートを放ったり、何か書き付けようとして思いとどまったり。かと思えばそこから唐突にポーズを切ってみたり、カーテンの隙間から差し出して揺らめかせたり‥とノートを上手く使った象徴的な演出で目を惹く。また、椅子に後ろ前に座り、上体の動きのみで魅せるコンテンポラリー・ダンス、初速<終速で独特のキレを生む高速ターン、照明のon⇔offで少しずつ衣装を変えるなど非常に完成度が高く、稀有な踊り子=清水愛のエッセンスがギュギュッと「凝縮」されている。

2886: 川崎ロック座 20170526 (1st)(2nd)(3rd)stage -outline- (2/3)    7月2日(日)01時00分 by くるりん
[清水愛さん]
(2nd)本舞台への視界を遮るカーテンが左右に退くと黒×ピンク×オレンジ×白の段々フリルのスカート部分が印象的なロングドレス‥の上にショート丈の黒いマントを羽織り、フードを頭からすっぽり。更にオペラ座の怪人風?白い目抜きマスクで顔を覆い隠してステージに立っている。ここから諸々のアイテムを外しつつステージ狭しと展開するコンテンポラリー・ダンス→黒のブラトップ&ショートパンツ&レッグカバー姿へとシフト→暗転前に胸に抱えていた白いドレスに着替えて再登場し、ベッドショーへ‥という流れ。朗々と歌い上げられる「エンドレス・レイン」に乗せた荘厳なベッドから毛繕いのミニマムな舞いに繋げ、最後は身を翻して見得を切り‥本舞台でフィニッシュ!

[桃瀬れなさん]
(1st)閉ざされたカーテンの合わせ目から濃淡二色‥パープルの紫陽花を突き出してスタンバイ→やがて幕が開くと和装×シースルーの黒いベールを被った姿で佇んでいる。まず黒シースルーのベール‥次いで黒×朱色の打掛→黒×オレンジ×シルバーの帯→ライムグリーンの帯揚げ→ブルー×白の着物ドレスの順に脱衣してゆき、ポーズベッドで二曲‥からハードなダンスベッドで締める構成。三味線をフィーチャーした‥所謂「和ロック」とビジュアル系の曲を交互に使い、激しく踊りまくる独自の世界観でたっぷり魅せて後、本舞台で膝をつき、背中を反らすスタイリッシュな決めポーズでの終幕‥となる。
(2nd)以前DXKでも観劇した‥ステージ最後に紙飛行機を飛ばす演目。ポラタイムも含め、観客を巻き込んで盛り上げるのが本当に上手い。客席が「良く見えて」いるんだと思う。

[豊田せりかさん]
(1st)以前DXKでも観劇した和装×TUBEな演目。衣装等に若干の変更があったのだろうか‥この日は青×シルバーの着物にピンクの帯&朱色の帯締め&白足袋でのスタートとなる。途中‥盆で衣装をはだけ、ピンクの帯を解いて花道へ放り、自らクルクル廻って本舞台に至る「セルフお代官脱ぎ」や、そこから帯を手繰りつつ花道を進んで回収し、右袖に下がる一連の優美な動きで魅せると、ピンクシースルーの襦袢をはだけながらオルゴール曲に乗せて盆入り→ベッドショーへ。途中の花道でピックアップした二本の白い薔薇を掲げながら「ラブストーリー‥最後は君と」な曲でしっとり纏め上げてステージを締め括る。

2887: 川崎ロック座 20170526 (1st)(2nd)(3rd)stage -outline- (3/3)    7月11日(火)15時00分 by くるりん
[豊田せりかさん]
(2nd)白シャツ&黒タキシードを背もたれに掛けた椅子を背景に‥オレンジレッド×紺のチェック柄トップス&オレンジ色のミニスカート→白×ブルーのタイトなトップス&白いミニスカートに身を包み、目深に被った制帽で表情を隠しつつ床から拾い上げたトランペットを吹きまくるエア演奏→オレンジレッドのショートガウンを纏っての盆入り→超ハイスパートなダンスベッドへ‥と、観客に息つく暇を与えない「イッツ・エンターテインメント!」な演目。中でも片膝をついた前傾姿勢‥から反対側の脚を突き上げる「山」の字やスタンディングからの前傾&後方高く蹴り上げる片脚で描く「人」の字。更にK‥から伸ばした脚を胸元にグッと引き付けて深〜い腰上げLに繋げる連続ポーズは絶品。最後はオレンジレッドのショートガウンの上に椅子からピックアップした黒いタキシードを羽織ってトランペットを持ち、本舞台に還って雰囲気たっぷりの終幕‥となる。

[赤西涼さん]
(1st)パステルカラーの着物ドレスにシルバーの帯を前結び。枝先に固まって咲く3〜4色の紫陽花を携えて始まるステージは以前浜劇で見た‥カラフルな衣装の脱ぎで魅せる演目の川崎ロックver.なのかな。ステージはこの後ピンクの襦袢→柄入りシースルーの衣装で盆入り→クラシカルな佳曲に合わせてゆったりめにポーズを切るベッドショーへ。久しぶりに見る彼女は髪型があすかみみさん風?ショートボブ、表情もぐっと大人っぽくなっていて、すわイメチェン?かと思いきや‥ふとした拍子に見せる笑顔が人懐っこい「いつもの」りょん姐さん。休業に伴う「空白の時間」を微塵も感じさせない、ハートフル&安定感のあるステージで魅せてくれた。
(2nd)オレンジ〜グリーン〜ブルー‥のグラデーションが美しいパステルシースルーの衣装に身を包み、棒内臓型?のイシスウィングを揺らめかせて優雅に舞う一曲目‥から眼前に掲げたオレンジシースルーの布越しに着替えて胸ぐりの大きな白いトップス&チェックのミニスカート姿になり、更にそれを脱いで黒のブラ&Tバックでの盆入り→ベッドショーへ。ライムグリーンの色鮮やかなクッションが印象的な‥背もたれの無い木の椅子を援用してのポーズベッドは、背もたれが無い事で客席からの見晴らしの良さ、演者にとっては動きの自在さがそれぞれ担保され、伸びやかで美しい仕上がりになっている。

2888: 訂正    7月11日(火)16時20分 by くるりん
×内臓型
○内蔵型

失礼しましたm(_ _)m

2889: 3中レポ    3月26日(月)00時21分 by Tim
「2周年ありがとうございました!たくさんの方々に見ていただき業ですがまた戻りますので気長に待っていてください」と舞ちゃん

#牧野れいな
#平野愛
#雨宮伊織
#倖田李梨
#武藤つぐみ
#みおり舞

http://wwr2.ucom.ne.jp/internet/tim/report576.htm

2890: 3/14    5月6日(日)13時04分 by 見物人
2018年3月14日(水)川崎Rに行って2回目の途中から見ました。以下、周年の踊り子さんを中心に、覚えている範囲で簡単に。(記述の長短は演目の
良しあしとは関係ありません)

1牧野れいなさん。奇数回は和傘に和風ドレスでパワフルな踊り。「飾りじゃない○よ涙は」が合っていました。偶数回は黒い帽子にグレーのコートで
「CAT'S E○E」に乗ってかっこよくダンス。                                    
2平野愛さん。色白で茶金髪。白いふんわりドレスでかわいく踊ります。きれいなパイ○ン。
3雨宮衣織さん。偶数回と奇数回で曲と衣裳はちがっていたと思いますが、ともに大人の雰囲気で、ちょっとアンニュイに。
4倖田李梨さん。
偶数回は「BASHMENT」:赤いスラックスに白いTシャツで登場、ラップに乗ってボーイッシュに踊ります。2曲目では缶ビールを持ってお客と順に乾
杯していきます。独特のリズム感のステージでした。なおbashmentとはどんちゃん騒ぎのことだそうです。
奇数回は「愛for愛」:暗い中、裸で出てきてうずくまった所からスタート。照明がつくとゆっくり起き上がり、ものうげな表情。そして踊りながら衣裳を
つけていきます。「逆転ストリップ」ですが、テーマはあくまで愛。ラストは明るい笑顔で。
5武藤つぐみさん。
偶数回:虫取り網を持って客席から登場。昆虫採集の少年のようです。あの夏。やがて「さとうき○畑」のインストルメンタルが静かに流れます。戦争で一番
犠牲になるのは子供たち…。そして本舞台で純白のシルクでエアリアル。少年の魂のように。(ジェフ・バックリィだったかしら)ハレルヤの声がいつまでも
耳に残りました。
奇数回:暗い中、舞台に置かれたランタンの明かりだけで静かに始まります。やがて丸盆に出てくると、荘厳な音楽に乗って回転していきます。天上からの光
に感応するように。
6みおり舞さん。
2回目「ボレロ」
暗転の中、演奏会の始まる前のチューニングのような音が流れ、すぐ収まります。
そしてラベルのボレロが静かに流れてきます。照明がつくとみおり舞さん
本舞台中央で正面を向いてまっすぐ立っています。腰に簡単な白い裳のようなものをつけただけでトップレス。無表情というか喜怒哀楽を超えた表情。場内は
水を打ったように。そして
ゆっくり右手を挙げ、ゆっくり下ろします。
今度はゆっくり左手を挙げ、またゆっくり下ろします。
私はなぜか興福寺の阿修羅像を思い出しました。
そんなふうに始まります。
曲がすこしづつ大きくなり、それにつれて
動きも大きくなり、踊りながらすこしづつ前に出てきます。
曲が最高潮になると、裳は脱ぎ捨てダイナミックにかつ
超絶技巧で踊ります。観客は魅せられて動けなくなります。
Y字バランス、片手片足立ち、あるいは跳んだり、寝そべったり。
そして踊りながら本舞台にもどっていくと
クルクルッと回転して終わります。拍手とブラヴォー!の声。暗転。
すぐオープン。「ロックンオム○ツ」が流れ
法被をはおって笑顔で出てきてちょっとコミカルに踊ります。手拍子。
ここで差し入れを渡す人も。そんなふうにして明るく盛り上がって終わります。
3回目「アイリッシュの恋占い」
ヨーロッパの民族音楽的な曲が流れ、みおり舞さん
(たぶん)アイルランドの衣裳で笑顔でタンバリンを持ってステップをきかせて踊ります。今日は収穫祭か。
やがて麦の穂の束から1本抜いて耳元で振ってみます。(良い音がしたら恋が実る?)
しかし首を振っています。良い音がしないようです。
何度やってもダメ。ついに麦の穂を投げ捨て、腕を組んでふくれっつら。これが可愛い(^^)
そして、私には踊りがあるもん、と言うように思いっきりダンス。
足を高く蹴りあげてタンバを鳴らしたり。拍手・手拍子。
一頻り踊り回って本舞台にもどると、さっき投げ捨てた麦の穂に気づき、拾い上げて
何気なく耳元で振ってみます。ここでパッと頬が紅潮して、暗転。拍手。
4回目「牧神の午後〜ニジンスキーに捧ぐ」
(注)ヴァーツラフ・ニジンスキー(1890〜1950)ロシアの男性バレエダンサーで振付師。斬新でエロチックな振り付けで賛否両論あったが、多くの
アーチストに影響を与えた。
暗転の中、ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」が流れ、
幕が開くと古代ギリシアを思わせるような舞台に、上手と下手に2つの椅子が少し離れて向き合うように置かれ、その上手の椅子に白い薄衣をまとった美しい
ニンフのみおり舞さんが掛けています。
少しして立ち上がると下手の椅子に移りますが、体の右半分に獣を思わせる茶色のペインティング。
(体の右側と左側でメークを変えて演じわけているようです)
そして男っぽく座り直して、このあと牧神(半人半獣の神)の妄想になっていきます。
丸盆に出てきてニンフの残した薄衣にほおずりしたり、オナニーショーになったり。
やがて本舞台にもどると、擬似せっくす。カーテンで半分かくしているので更に想像をかき立てられます。
このあとよく覚えていませんが、2曲目がバッハのフランス組曲第4番のアルマンドだったと思います。
3曲目はストラビンスキーの「春の祭典」の終曲「生贄(いけにえ)の踊り」
生贄にされる者の不安と恐怖を、もがき、あがき、のたうつような踊りで表していきます。やがてカーテンの隙き間に〜この奥は死の世界か〜引きずり込まれ
るように消えていきます。暗転。拍手。
ポラショーの時にご本人に尋ねたら、選曲はオリジナルだそうです。「牧神…」だけだと時間が余るからだとか。
オープンではまだ体中に絵の具がついたまま踊り、これがシュール。盛り上がって終わります。10:45。
なお17日はイベントだそうです。

2891: 3/17    5月6日(日)13時08分 by 見物人
2018年3月17日(土)イベントがあるというので再び川崎Rに行きました。激混みでラストまで立ち見でした。以下、みおり舞さんの3回目と4回目を
簡単に。

3回目「ボレロ」
静寂の中、ラベルのボレロがかすかに流れてきます。
照明がつくとみおり舞さん
本舞台中央で正面を向いてまっすぐ立っています。3日前に見たとおりだ、と思っていると今回は腰に金色の細いレースのようなものを巻いているだけで全
裸。それだけで既に神聖な、完成した美しさ。 
そして始まります。うそーっ! 同じ動きのはずなのに全然違います。
マンダラ世界のような、というか、神が乗り移ったような、というか、
男性・女性・肌の色を問わず多くの舞踊家がチャレンジしているボレロですが
このボレロは、それらすべてを収斂させたような。
全裸だが全裸であることを忘れさせ、虚飾の全くない 
踊りそのもの、イデア界の踊りのような。 自分でも言っている意味がわからない。(^^;
曲が最高潮に達すると踊りも超絶技巧になりますが、その超絶技巧をも忘れさせるような。
大変なものを見てしまった。
曲は終盤に向かいます。
踊りながら本舞台に下がって行って、そこでクルクルクルッと回って終わり、暗転。
一瞬の後、客席あちこちからブラヴォー!ブラヴォー!ブラヴォー!いつまでも続きます。
ストリップではまずないことです。
そんなふうにして終わります。

そのあとトリプル・ポラ。それが終わるとフィナーレ。
踊り子さん全員が順番に出てきます。さすがに華やか。
合ポラはなく、フィナーレが終わり、カーテンが閉まります。イベントの準備をしているようです。
ここで客席に乾杯用の缶のお茶とクラッカーが配られます。すこしして
カーテンが開くと、本舞台に置かれたテーブルにケーキとろうそくとグラスが載っていて、踊り子さんたちが集まっています。そして武藤つぐみさんの司会で
みおり舞さんの2周年イベントが始まります。
ケーキにろうそくで乾杯!
そして花束贈呈。おおぜいのファンたちから贈り物も。
そして共演の踊り子さんたち一人一人が祝福のメッセージ
「いっしょに出られてうれしいです」「舞ねえさんの踊りは次元が違うと思いました」
「ねえさんの自由なところにあこがれます」
「初対面の時はこわい子やなーって思ったんですが、今では仲良しです」などなど
最後に武藤つぐみさんが得意の英語で
「コングラチュレーション…マイ・エヴリデイ・イズ・ハッピー・ビコーズ・ミオリマイ・ソバニイルカラ。レッツゴー」
などなど。心のこもったメッセージでした。
最後にみおり舞さんにスピーチが求められます。
舞さん「ありがとうございました。これからもマイペースでがんばります。
みなさんついてきて下さい」名セリフ。拍手。
このあとプレゼントコーナーということで
劇場招待券をお客の5名にプレゼント、じゃんけんで勝ち残った5人がゲット。拍手。
そんなふうに盛り上がってイベントが終わる間際に
武藤さんが舞さんの後頭部に手をあて、顔をケーキに、ぐちゃ。 あ、
休憩時間になります。
5分ほどして4回目がスタート。場内は満席のまま。
……(中略)……
武藤つぐみさんのオープンが終わり,暗転。10:45頃
舞台にギター、アコーディオン、パーカッションの男性ミュージシャンが3人出てきて生演奏がスタート。
そしてみおり舞さんのダンスで「アイリッシュの恋占い」
やはり生演奏は違いますね。乗り乗りのダンス。手拍子。
楽しく終わるとポラショー。
長い行列ができます。この間も生演奏は続きます。
見学していた踊り子さんたちも客席で曲に合わせて踊ったり、お客も踊ったりと場内カオスに。いつからいたのか、南まゆさんも来て「しこたまガールズ」が
そろいました。
ポラは延々と続いています。なおポラプレに武藤つぐみさんデザインの、みおり舞さんの似顔絵が描かれたクッキーをもらいました。
ラストまでいたかったのですが、私はここで劇場を出ました。11:25頃。
この後はオープンショーで盛り上がったことでしょう。
(注)「文學界」5月号(税込970円)p234〜235に九龍ジョー氏による「若き藝能者たち
第31回 ストリップ小屋の厳かな静寂ーみおり舞、武藤つぐみ」という記事があって当日のことが書かれています。

2892: 12結レポ    1月1日(火)13時18分 by Tim
平成最後の年末の観劇を川崎ロック座で堪能しました。
桃源郷にいる2日間でした。

http://wwr2.ucom.ne.jp/internet/tim/report6zz.htm

2893: 9/8    9月13日(金)16時35分 by 見物人
2019年9月8日(日)川崎Rに行って1・2回目を見てきました。
(この日は台風15号の影響で3回公演に)。以下、簡単に。

1久我かのん改め美(ちゅ)らかのんさん。1回目「デビュー作」ブルーのミニワンピで登場、可愛くダンス。アイドル路線かと思っていると、震災復興や平
和へのメッセージが込められていたり。色白小柄で巨乳。きれいなパイ○ン。2回目は「オムオムライス」フライパンを持って踊りながら調理(?)したり絵
を描いたり。コミカルで楽しいステージでした。

2牧野れいなさん。紫の着物に赤い帯、黒いうちかけをかざして妖艶な和の世界。後半は洋舞だったかしら、そのあとのベッドショーはポージングが美しい。
そしてオープンはズンドコ節でにぎやかに。周年週ということで大勢のファンがキャンドルライトを振って応援していました。

3秋月穂乃香さん。1回目は青いシルクでエアリアル。トトロやポニョやマーメイドなどアニメの世界をアーティスティックに表現。お客は皆さん童心に返っ
たようでした。後半は真珠の色のボールを使ってベッドショー。この人もパ○パン。2回目は若林美保さんとチームショー。

4若林美保さん。1回目は「女優になれなかったAV女優の話」ブルーハ○ツの「どぶねずみみたいに…」が流れ、丸盆でエアセッ○ス。AVの撮影現場だと
わかります。その後はタイトルになった歌にそった展開。ハリウッド・スターになった夢。そして現実に戻りますが、ラストで花道を下がっていく時の後ろ姿
が神々しいほどの美しさでした。
2回目は秋月穂乃香さんとチームショー「WAサーカス」舞台には白いシルク。下では2匹の猫がすやすや。やがて起き上がり、じゃれあったり一緒にシルク
に登って回転したり、と息の合ったエアリアル。中盤は一人づつ出てきて、若林さんは大人の魅力で、秋月さんは小悪魔的にパフォーマンス。そのあと再び2
人一緒に。クイ○ンの名曲「アイワズボーントゥ…」に乗ったポーズベッドショーは圧巻でした。

5桃瀬れなさん。1回目。白い和服で登場、可愛く踊ります。途中でBGMの消えた約1分間が、切なくなるほどの可憐さでした。2回目はうってかわって
「ライオン○ング」小柄ながらスケールの大きなステージで、BGMを完全に自分のものにして王者の風格を感じさせました。終わり際「キモチイ
イー」(笑)この人もパイ○ン。

6荒木まいさん。1回目は和服で、しっとりと。2回目はカラフルなドレスで明るく楽しく。すなおなステージ作りにかえって新鮮さを感じました。

2894: 川崎ロック座 20191109 (timeline)(1/3)    12月19日(木)20時45分 by くるりん
@三村妃さん(3rd)(4th)
背景に四連障子の衝立を配し、朱色の地をメタリックブルーの薔薇で埋め尽くした柄の和装&前結びの帯で演じる遊女風の演目は‥雰囲気重視で大きく変化をつけない振り付けや、途中で女性ボーカルが入るものの同様に重たいサウンドの曲が続く等、全体的にやや単調な仕上がり。観客の興味を惹く為に、例えば障子の後ろに廻り込んだ際に映るシルエットを活用するとか何らかの工夫があれば良かった様にも思う。それでも回を追うごとに「気持ちが乗ってくる」感じが有り、その真剣さには好感が持てた。演目も、彼女自身も、まだ「発展途上」という事なのかも知れない。

A須王愛さん(3rd)
黒の燕尾服にハット&ちょび髭でチャップリン→転じて中世ヨーロッパ風?青×白の軍服コスでナポレオン→無人の椅子がひとつ置かれただけのステージが暗転→照明が点くと肘つきの椅子に沈み込む様に身体を預けて現れる等、印象的なシーンをオムニバス的に繋いだステージは、この後、黒×オレンジピンクのミニドレス→黒エナメルビスチェ&ボディチェーン&ニーハイ・ロングブーツでのベッドへと展開してフィニッシュ。キュキュッと響くSEの音も楽しい窓拭きパントマイムでは拭き終わった雑巾にハート型の汚れが残ったり、一見脈絡のないシーンをリズミカルに繋いでゆく事で独特のリズムを感じさせる演出など、観客を飽きさせない工夫が随所にあふれている。グレイテスト・ショーマンならぬグレイテスト・須王マンなエンターテイメント演目の傑作。

B早瀬ありすさん(3rd)
胸当てがハート型の可愛らしいエプロンドレスに身を包んだ少女が、絵の中の世界とこちら側の世界を行きつ戻りつするファンタジックな演目。LEDの明滅で縁取られた額装やバレエ風でフェアリーなダンスパート、絵の向こう側からこちら側をノックするコツコツ‥という音が聞こえてきそうなパントマイムなど完成度は極めて高い。ベッドショーの後は最初に身に着けていたエプロンドレスを纏って絵の中に還り、雰囲気たっぷりの終幕‥となる。

2895: 川崎ロック座 20191109 (timeline)(2/3)    12月21日(土)17時00分 by くるりん
C桜庭うれあさん(3rd)(4th)
オープニング&ラストに某ラテン系ミュージシャンの楽曲を配したスパニッシュな演目は、背中の大きく開いたオレンジレッドのロングドレスの裾を靡かせ、掲げた両手で軽快にパルマを打ち鳴らし盆に滑り込んでくる‥良い意味で「らしくない」情熱と高揚感に満ちた作品に仕上がっている。途中、黒シースルー‥ロングキャミソールのベッドでは、しっとり舞いながら胸元に挿した一輪の薔薇を引き抜き、口にくわえてL→差し上げつつ身体を開いてHバランス‥といったコンビネーションを披露して、情熱を湛えながらも抑制の効いた表現で魅せる。動→静とメリハリをつけてからの最後の「動」は、ラスト曲「ボラーレ」に乗せて。場内をひとつに纏め上げる爆発力は「圧巻」だった。

D翼裕香さん(3rd)(4th)
オレンジレッドでシャギースカートなキャミソールミニドレスの上に明るい色調のトレンチコートを纏い、目深に被った黒いハットで表情を隠す「ポーカーフェイス」な演目を披露。白のカップレスブラ&黒のTバック&ニーハイ・ストッキングで演じるベッドは、浮かせた腰を床に擦りつけるセクシーなムーヴ、脱ぎ去ったハット&トレンチを絡めてノーポーズ〜オナベ風に演じるなど「一人二役」的な展開で魅せる。最後の曲は「ポーカーフェイス」のオリジナルバージョン。最初の曲はアコースティックバージョンで、同一楽曲のアレンジ違いでステージの前後を飾る構成になっている。この曲をバックに、スタイリッシュなダンスベッドでフィニッシュ!

E水元ゆうなさん(3rd)
濃いブルーでシンプルなフォルム‥レインコート風のロングドレス&雨傘でしっとりダンス。その後袖に入って一秒くらい‥だったかな?ホワイト〜パステルブルー〜パステルピンクのフリフリミニドレスに早替わり。そして意外に可愛らしい?アイドルダンスで魅せると本舞台左側でバンザイの体勢からストン‥とブルー系のネグリジェドレスを身に纏ってターンテーブルにin→ベッドショーへ。括れた腰、彫りの深い背筋が美しい大人感のあるポーズベッドでしっかり魅せてくれる。長い脚を少々持て余し気味なシザーズっぽい動きも雰囲気たっぷりで‥何だか良かった。

2896: 川崎ロック座 20191109 (timeline)(3/3)    12月23日(月)11時40分 by くるりん
A須王愛さん(4th)
本舞台中央に設えた白いブランコから「フワリ‥」と降り立ってスタートするこの演目は、ピンクのゆるふわウェディングドレス風の衣装に草花を編み上げたブーケを被り、ブランコの鎖にもグリーンで装飾を施す等、スピリチュアル&フェアリーなイメージ。途中‥光る球を携えながら舞い、ブルー系のふわっとしたドレスに着替えたり‥と終始可愛らしく展開し、その佇まいが「あどけない少女」の様にも思えた。

B早瀬ありすさん(4th)
チェックのシャツにメガネにリュック。どうにも野暮ったいオタク少女が意外にキレキレのオタ芸ダンスを披露する導入部‥から件の衣装を脱ぎ捨ててアイドル風のフリフリセパレーツで可愛らしくパフォーマンス→Tバックのパンティを手首に巻きつけて盆入り→清冽可憐なベッドショーへ。スピーディーかつ滑らかに展開する圧巻のステージで「オタク少女→アイドル」への早変わりを違和感なく演じている。エンターテイメントに特化した快作だと思う。

E水元ゆうなさん(4th)
白×ドット柄のブラトップ&白のミニスカートで黒いステッキを振り廻す剣舞→前身頃にシルバーのラインが入る黒のミニドレスに制帽を被り、ちょっとSっ気のあるポリス風→黒のロングブーツ&網タイツ&Tバックの上に黒シースルーのブラウスを羽織り、ステップを切ってターンテーブルにin→ベッドショーへ。演じる程に加速がつき、休む間もないハードな展開を見せるステージは、どことなく上野綾さん風。同劇所属の美魔女二人のゴリゴリのチームショーが実現する可能性は如何ばかりか‥などと、つい夢想してしまうのです。

2897: 3/15    3月21日(土)13時25分 by 見物人
2020年3月15日(日)川崎Rに行って1・2回目を見てきました。女性客も多く立ち見の出る盛況で、
ポラタイムはトリプル・トリプルの進行でした。以下、周年のみおり舞さんをメインに簡単に。

1秋月穂乃果(あきつき ほのか)さん。
1回目:紫色の着物で手に月球を持って登場、神秘的に舞います。そのあと天井から垂れ下がったシルクを使ってエアリアル。トップステージをきれいに飾っ
てくれました。
2回目:大きなこうもり傘を持って登場。メアリーポピンズですね。そのあとフラフープ大のリングを使ってエアリアル。お洒落でファンタスティックなス
テージでした。きれいなパイ○ン。

2黒宮えいみ(くろみや〜)さん。
白いミニのドレスで登場。ダイナマイトバディーで迫力のダンス。笑うと意外に子供っぽい笑顔で可愛い。今年デビューだそうですが舞台度胸はじゅうぶんで
すね。ぜひ長く続けてほしいです。

3藤咲茉莉花(ふじさき まりか)さん。
1回目:着物姿で登場。琴の音で「さくらさくら」が流れ、優雅に1曲舞います。2曲目から一転、演歌に乗ってちょっとお酒に酔ったように踊ります。弥生
三月、花吹雪の舞い散るように。
2回目:着物姿で登場、クラシカルに優雅に展開。どこか懐かしいようなステージでした。

4藤川菜緒(ふじかわ なお)さん。
1回目:(昨年原作者が亡くなった)「ルパ○3世」をテーマにしたお洒落でスピード感のあるステージ。
2回目:平成女子の元気な歌をバックに扇子を振って乗り乗りの踊り。小柄ながら盛り上げるのがうまいですね。この人もバレエをやっていたそうです。

5翼裕香(つばさ ゆうか)さん
1回目:バロックのような荘重な曲が流れ、右手に剣、左手に天秤を持って黒い目隠しをして登場。(外見でだまされない)正義の女神ですね。2曲目ではガ
ラリと変わって白い衣装でかわいくダンス。そして…深い寓意を込めたステージでした。
2回目:着物姿で登場。現代の桜の歌に乗って踊ります。

6みおり舞(〜まい)さん。
1回目:「ボレロ」年に1回しか出さない演目だとか。
モーリス・ラヴェルの名曲が静かに流れ、ほの暗い舞台にみおり舞さん白いシンプルなスカートだけで裸足で
立っています。無表情で、ほとんど動きはない。そして少しづつ、やや機械的な動きで手を動かします。
物語は、セビリアのある酒場で一人の踊り子が足慣らしをしているうちに興が乗ってきて、回りの人も巻き込んで
大きな踊りに、ということなのだそうですが、私にはやはり興福寺の阿修羅像を思わせます。
そして曲が大きくなっていくにつれて、照明も少しづつ明るくなり、踊りながら前に出てきて動きも大きく
のびやかに表情豊かになっていきます。やがて最高潮に達し、終結。拍手。
一瞬で終わることによってかえって永遠を感じさせます。

2回目:「火の鳥」今回初だしだそうです。
ストラヴィンスキーのバレエ曲が流れ、赤い照明の中でみおり舞さん和服のような衣装で登場。原作はロシアの民話に基づくそうですが、2曲目では和太鼓の
音が鳴って日本の踊りのように。やがてあの手塚○虫の世界と繋がっていきます。ユーラシアをまたにかけたスケールで。そのあと赤い火の鳥のドレスで再び
バレエに。
終わった時の舞さんの紅潮した笑顔が印象的でした。「ブラヴォー!」

2回目の終わったあとフィナーレがあり、そのあとイベントに。
舞台に置かれたテーブルの上に、ろうそくのついたケーキやシャンパングラスなどが置かれ、舞さんをセンターに共演の踊り子さんたち(飛び入り参加の武藤
つぐみさんも)。そして翼裕香さんの司会で始まります。
舞さんがろうそくを吹き消し、ここでクラッカー、シャンパンでカンパーイ!お客さんから花束・プレゼント贈呈、そして共演の踊り子さんたちからお祝いの
言葉。それぞれが暖かいメッセージで、みおり舞さんはみんなに愛されているなあと改めて感じました。
そのあと新企画でクイズ大会に。踊り子さんたちが出す問題で、色々ありましたが、
翼さんの出題は「舞さんが踊り子デビューする前に私と共演したAVの題名は次の2つのうちどれでしょう」
正解は「入院中の性処理を母親には頼めないからお見舞いに来た叔母にお願いしたら優しい騎乗位でこっそりぬいてくれた
中出しスペシャル」の方(注)シリーズもので、何番目かは未確認です。ご存じの方おられましたら教えて下さい m(_ _)m。
そんなふうにクイズは進行し、勝ち残った5人(たぶん)に商品が。拍手。
そして最後にみおり舞さんのごあいさつ。
「世界的にコロナで大変な時に集まってくれて…(そのあと共演の踊り子さんやスタッフ皆の協力に感謝)…
私は踊りが好きなのでずっと続けていきたいです。ババアになっても(笑)」そして
「今日はありがとうございました」拍手。そんなふうに盛り上がってイベントは終わりました。
私はここで劇場を後にしました。6時15分頃。以上記憶不正確です。


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