●「浅草艶絵巻 11月公演」レポ
2016年11月26日(土)浅草リトルシアターに行って艶絵巻の楽日を見てきました。新作2本を含む4本立てで、その4作品それぞれが濃く、深く、そして美しいまさに艶絵巻でした。出演は女優陣が灯月いつか、朱魅、牧瀬茜、RIKA、つちやまい、和田渚、男優陣が小林歩祐樹、小枝ノリユキ、森健太郎、大橋健太郎、演出並びに司会は山口六平の皆さん。以下、簡単に。1「春琴抄」(谷崎潤一郎原作)暗転の中、わらべ歌のようななつかしいような歌声。照明がつくと、上手から佐助(小林)に手を引かれた春琴(灯月)が白い杖をついて出てきます。これだけで既に絵になっています。このコンビでもっと続けてほしいのですが、小林さんは今回で艶絵巻卒業とのこと。ストーリーは分かっていますが、こまかい仕種、台詞など、今まで気がつかなかった新しい発見がいっぱいありました。この春琴・佐助2人のことは他の者にはとうてい真似はできない。けれども強く惹かれる、究極の愛の世界。ラストで二人がよりそって下手に去っていくところは、後光がさしているようでした。拍手。
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- 11/27 16:14- 行った人削除
●訂正
「義血義血→「義血侠血」でした。m(_ _)m
- 11/01 18:59- 行った人削除
●「浅草艶絵巻 10月公演」レポ
2016年10月28日(金)、またまた浅草リトルシアターに行って艶絵巻(10/26〜29)の楽前を見てきました。出演は女優陣が灯月いつか、朱魅、RIKA、美樹うらら(初)、つちやまい、和田渚、光子(初)、男優陣が小林歩祐樹、小枝ノリユキ、森健太郎、大橋健太郎(初)、上重順平(初)、司会は山口六平の皆さんでした。つちやさん〜山口さんは劇団「浅草くじら座」のメンバーです。以下、簡単に。1「義血義血」(泉鏡花原作)美樹うららさん初出演なのにヒロイン滝の白糸になりきって好演、初代水谷八重子さんを思わせるものがありました。男優陣は判事役の小枝さん以外は入れ替わり、村越検事が大橋さん、弁護人が上重さん、悪役の南京出刃打ちを森さんメークも凝って熱演。ナレーションは光子さん着物姿で堂々と、そして時に見せる笑顔がかわいい。その後の踊りではうらら姐さん日舞で時に色っぽく時に可憐に魅せてくれます。さすがですね。2「春琴抄」(谷崎潤一郎原作)春琴(灯月)が白い杖を持って佐助(小林)に手を引かれて登場し、「暑いわ」と関西なまりで言います。これでもう観客の心をつかんでしまいます。あとは御存じの展開ですが、この究極の愛を描
- 10/30 11:50- 行った人削除