●吉沢伊織さん 2014-1130 [4th] stage
白の和装。きらきら光る簪。鈍い光を放つシルバーの帯。右手に大きく開かれた白い羽根扇子には‥ひと差しの「朱い色」。と。静寂に響き渡る女性の声。差し迫った雰囲気。「決意」の滲むモノローグ。続いて曲が掛かる。ポップなメロディ。伸びやかで、適度にエッジの効いたムーヴ。だけど決して‥明るくはない。白く大きな羽根扇子は優雅に宙を滑らせる事で冬枯れの空を往く遥かなる鳥影になり‥また、後ろ手にふるふると震わせる事で雪原に降り立った一羽の冬鳥にもなる。捲れ上がる衣装の裾の「朱色」とシルバーの帯の上端に僅かに覗く「緑色」が、和装の「白」との対比で色鮮やかに映えている。白い衣装を脱ぎ去ると微かに柄を散らした朱色の肌襦袢姿になり、緑の帯揚げを本舞台右から左方向へと勢い良く放る。また、襦袢を結わえていた二本の白い帯もほどいて激しく振り廻される。が、空中に描き出される軌跡は艶やかで優美な物だ。一旦袖に退き、仕切り直して本舞台で「三つ指」をつき、深く一礼をしてからベッドショーが始まる。静々と歩を進める身に纏う襦袢の「朱」は初夜に伴う破瓜のイメージなのか‥自らの身体を削って美しい反物を織り上げる際に素肌に滲む血の色な
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- 01/20 15:55- くるりん削除
●吉沢伊織さん 2014-1130 [3rd] stage
フードつきでシンプルなシルエットの白い薄衣を纏い、ステージに立っている。足元は白い編み上げのロングブーツ&髪を纏めるのはフワフワの白いシュシュ‥と白ずくめの装い。ターンを入れ込み、コートの裾を翻しながらの舞いが下に穿いているハイレッグの白いTバックショーツを「チラ魅せ」している。僅かにラメが散らしてあり‥ライトを受けてキラキラ反射する輝きが virgin snow を連想させる。ひとしきり舞い、フードつきの薄いロングコートを脱ぎ去ると、新雪の様に目映いラメ入り白のビキニスタイルに。舞いの途中で背中を向けると本舞台後方に設えられた格子状の黒いフレームに肘をつき、ボリューム感たっぷりのヒップラインを突き出して魅せる。やがてステージ右側に至るとブラのホックを外し、Tバックの片側だけを解いてしゃがみ込む。後ろを向いて手際よく編み上げのロングブーツを脱ぎ去ると右袖にシュシュッ‥と投げ入れ、続いてブラトップ、そしてTバックを投げ入れると右袖からオフホワイト‥ゆったりめのカーディガンをピックアップし、素肌に纏うと立ち上がり、花道を進む。その途中で片肩を晒し、一つ留めのボタンを外して前を開く‥。しどけなくカーディガンを纏ったままでノーポ
- 01/12 22:45- くるりん削除
●ALLIYさん 2014-1130 [4th] stage
アメリカ国旗風デザインのビキニスタイルに淡いピンクのシースルー‥英文字の柄を散らしたシャツを羽織ってステージに立ち、柔らかな表情でアクティブに舞う。次の衣装はサテン地のオレンジピンク‥シンプルなシルエット&タイトな身頃のロングドレスに。ドレス前面に貼り付く様な黒レースのアレンジが施されていて、華やかだけれどシックでもある。ベッド入りは白のネグリジェドレスで。フレンチスリーブにフリルをあしらった可愛らしいデザイン。静々と歩を進め‥盆に至ると前身頃のホックをプチプチと外し‥大きく前を開く。しっとり丁寧にこのパートを演じた後、ステージを締めるのはダンスベッド。小さな音量で始まるイントロが徐々に大きくなり、高揚し、臨界点で一気に弾けるその瞬間に‥最初のポーズ切りをぶつけてくる。ポーズ間を繋ぐエッジの効いた軽やかなムーヴは曲の激しさと比べて若干おとなしめで‥彼女がデビュー作で見せた様な「熱量」を期待する向きには「淡白」と感じられてしまうかも知れない。しかし曲に「競り掛ける」のではなく、曲に「乗る」この感じに彼女の別な一面を見つけた様な気がして‥興味深かった。例えば2コ出しとかで交互に「曲をねじ伏せる」ステージと「曲に乗
- 01/07 18:35- くるりん削除