2015年5月23日(土)深夜、阿佐ヶ谷ロフトAに行って「Grotesque Dream」を見てきました。元踊り子のGrotesque Athena(ルーシー)さんとDreaming Mio(羽月澪)さんが中心になったDJ(ディスクジョッキー)企画の第一弾ということです。出演は他に思考サコ、Mari、東京ディスティニーランド、Mistress MAYAの皆さん。
映像とDJがメインになって、それに寸劇やダンスや歌が出てくる、ちょっとシュールなイベントでしたが、可愛らしさとグロテスク、アットホームで、それにエロスの香りもある楽しい、ちょっと早い「真夏の夜の夢」でした。以下、時間を追って。
JR中央線阿佐ヶ谷(あさがや)駅の南口を出たのが夜の11時50分ころ。アーケード街を2〜3分歩いてロフトAに着きます。地下への階段には何人か並んでいます。女性客もいます。12時過ぎても開場する気配はありませんが、皆さんおとなしく待っています。少しして女性スタッフが出てきて年齢確認をするとか。私は偶々持っていた健康保険証を見せてOKでした。「あと少々お待ち下さい」
12時20分くらいになって開場。私はネット予約してあったので受付で入場料2000円とドリンク代500円払い、フライヤーとドリンクの引換券を貰って会場に入ります。
中は学校の教室くらいの広さ。奥に舞台がありスクリーンに何か映像を映しています。舞台の上手の方にはテーブルがあってDJの機械が置かれていて、黒いドレスの(SMの女王様のような)女性が1人、機械を扱っています。
フロアの、舞台に近い市松模様になっている部分は広くあいていて、ここも舞台の延長のようです。その左の隅には小さなテーブルにパソコンが置かれていて、白い服でなぜか顔を青白く塗った女性が1人、操作しています。
客席の方にはテーブルが4つほど。その後ろがカウンター。お客はまだ10人ほど。後から少しづつ増えてきます。
私はテーブル席を確保し、カウンターに行ってドリンクを貰ってきて、飲みながらのんびりスクリーンを見ています。
映像は、サイケになったりアニメになったり実写になったり、モノクロになったりカラーになったりと、次々に前後の脈絡無く映し出されていきます。曲はロックのような、重厚なものや哀愁を帯びたもの、などなど。イベントは、これから始まるのか、もう始まっているのか…
少しするとフロアに何人か男女が出てきます。何か打ち合わせをしているのか、出たり引っ込んだり。
お客は少しづつ増えて来て、20人余になりますが、見知った顔はありません。
1時になりましたが、状況に変化なし。ちょっと心配になります。
1時10分を過ぎたあたりで少し変化のきざしが。
場内の照明が暗くなっていって、そして天井につけられた無数のランプ(発光ダイオード?)が点滅。何か始まりそうです。
映像が、静止画像になります。
少しして女声のアナウンス
「それでは東京都知事選候補の「花と夢いっぱい党」ドリーミング・ミオさんの政見放送になります」
この声は、アテナさん。何が始まるんだろうと思っていると
舞台下手から2人がゆっくりやってきます。拍手。
前に立ったのが白いちょっとシースルーのロングドレスで頭に薔薇の冠をのせたミオさん。
その後ろに白いミニのドレスでやはり頭に薔薇のアテナさん。
二人、まるでギリシア神話の世界から出てきた姉妹みたいです。
舞台中央に立ったミオさん
「自然は神の愛です。私達はこの美しい自然を守らなければなりません」そんな演説になります。
この間うしろに立ったアテナさん、先端に蝶や小鳥のついた棒をひらひら動かしています。この、わざとらしさが可笑しい。
アテナ「ドリーミング・ミオせんせい、そのためにはどーしたらいーのですか」
ちょっと幼稚性のあるような独特のしゃべり方。愚者を装う知者か。そういえばアテナといったら知恵の女神だった。
ミオ「シスターグロテスクアテナ、愛の花を枯らさないようにするのです」
アテナ「ドリーミング・ミオせんせい、愛の花を枯らすとどうなるのですか」
ミオ「愛の花を枯らすのは罪です。犯した者は」と言って
舞台にあった黒地にダビデの星を描いた布をさっと取ります。
アテナ「キャー!」
布の下から現れたのは3つの生首。かなり精巧なマネキンの首みたいですが、それぞれ一部づつ赤い大きな傷が口をあけています。もうチームソドムの乗りですね。
このあとよく覚えていませんが、曲に乗って
2人踊ったようです。そんなふうにして
2人の寸劇が終わります。なかなか深いですね。拍手。1:20。
ここでミオさんは去り、残ったアテナさんがDJを担当します。機械の所に行っていっしょうけんめい操作しています。時々考え込んだりしている横顔が可愛い。
映像も動画が再開。色々あった中にクラゲの泳ぐ映像がありました。
そのあとアテナさんの静止画像。十字架に縛り付けられた写真など、ちょっとロリ的なM女的なマニアックな写真が次々に映し出されていきます。
このへんでフロアに出演者かお客か、男女10人ほど(女性の方が多かったようです)集まってきて、今使った生首や蝶や小鳥の小道具をDJのテーブルに飾ったりしています。そしてBGMに乗って踊ったり。お客も参加していいとか。このあたりから出演者とスタッフ・お客の区別がつかなくなって、場内カオスになっていきます。
現在2:00。
しばらくそんなことがあって
そのあとショーの再開。
舞台に白いドレスを着て黒いベールをかぶった人が出てきてゆっくりダンスになります。仮面舞踏会のような仮面をつけているようですが、ドレスを脱ぐと、背中にタトゥー。そしてツンブラ姿になると大きな羽根扇を持って客席に出てきてファンダンス。そんなふうにして終わります。拍手。2:23。
静寂。
またDJ。少しすると白い着物の男性と、黒いバレリーナ衣裳の小柄な女性が出てきます。拍手。
この辺り、良く覚えていませんが、2人続けて独り芝居になります。
最初は女性の方。「オペラ座の怪人」のパロディだったかしら、喜歌劇「こうもり」序曲が流れ、カメノコタワシで作ったネズミの人形を手に持って腹話術をやったり、ダンスをしたり、歌を歌ったり(これが上手い!)。芸達者な人ですね。拍手。2:55。
引き続き男性(東京ディスティニーランド氏)
時空を超えた時代劇。四十七士が出たり柳生十兵衛が出たり坂本竜馬が出たり。はてはパンツ1丁になって刀を振り回して絶叫したり転げ回ったり大熱演。ストーリーはよくわからなかったですが、迫力は十分に伝わってきました。終わったのが4:00。
ここでサプライズ。出演者やお友達がろうそくのついたケーキを持ってきてミオさんの誕生祝いになります。
「Happy birthday…」の合唱。そしてみんなで「かんぱーい!」
ミオさんろうそくの火を吹き消します、拍手。
なごやかに盛り上がります。
そのあとミオさんのDJ。現在4:15。
聞き覚えのある曲もいくつかありましたが、ラストは
「マイウ○イ」だったと思います。
このへんでスクリーンに映画のエンドロールのようなものが映されます。今日の出演者名など。いよいよお開きのようです。
ここでアテナさん「みなさんおそくまでありがとうございました」とご挨拶。
そして物販の案内。ミオさんアテナさんお二人の写真集のCD。1部1500円。大勢が買ってサインしてもらったり握手してもらったり写真を撮ったり。私もさっそく1部買ってお二人に握手していただきました。(^^)
まだ残っている人もいましたが、私はここで会場を出ました。5:00。
外はもう明るくなっています。
以上は個人の感想です。勘違い・記憶違いも多いと思います。m(_ _)m
- 05/26 16:34
- 行った人