広島第一劇場
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●2017年1月31日 (その1)

第一劇場グループの中で、最後まで営業を続けていた、広島第一劇場の最終公演日。
昭和50年の開館から40年余り。とうとう、この日がやってきてしまった。

場内は、第一劇場伝統の赤い皮のシート。
一部の椅子は朽ち、真新しい布張りのシートもチラホラ見え、
ロビーの床も真新しいものに張り替えられており、
決して資金面が潤沢ではなかったであろうに、
涙ぐましい努力を察することができた。

28日土曜日からは、開場11時半、開演12時に早められていたが、
定員68名の劇場は、開演時刻には既に立ち見が出る超満員となった。

その後も減ることはなく、
夜半には入場制限をしなければならないほどの盛況だった。
場内に入りきれなかったお客さんが、ロビーをも埋め尽くす状況。

場外では、若い女性数人のグループが「入れないんだって…」と、
残念そうに中をうかがう姿も見られた。
そう、特筆すべきは、女性客の多さ。
踊り子さんのリアクションを見る限り、
冷やかしではなく、踊り子さんと顔なじみの常連さんが多数のよう。

そんな中、この日でさえ、特にめかし込むでもなく、
飄々とした社長さんの姿が印象的でした。
常連さんであろうお客さんの姿を見つけるや、
しっかり顔を見つめながら「ごめんな」と声をかけているのを見ると、
社長さんの心中察するに余りある…でした。

- 02/01 16:09
- たまに行ってたスケベ


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