浜劇
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●浜劇 [digest] 2013-09/12

【藤咲茉莉花さん】二曲目からラストまで彼女に寄り添う‥白いシースルーの布で彩られたフープが様々な顔を見せる、ファンタジックな演目。ラストのポーズベッドでは‥定番のポーズにフープが加わる事で、まるで別物の様に鮮やかなニュアンスを表現している。また、個人的には盆の中心でフープの輪の中に座り込む彼女の姿が印象に残った。たっぷりのフリルが盛られたネグリジェドレスを纏う彼女は、そこでは本当に花の様に思えるのだ。

【夢見ほのかさん】盆つき‥後ろ向きでスタート。衣装の長い裾が盆の縁からたっぷりと零れている。和テイストの衣装(和装ではない)と、ピンクと白‥二つの羽根扇子を巧みに操り、独自の世界を表現している‥。カブリのお客さんに知った顔を見つけたみたいで、時折柔らかい表情を見せていた。

【かんなさん】おもちゃ箱をひっくり返したみたいな導入部‥絵本の中に入り込んでしまったかの様な展開が楽しい「アリエッティ」と、これが観たくて足を運んだといっても過言ではない「祭り」を観劇。圧倒的な運動量とスピード感‥そして「かんな兄さん(笑)」の男っ振りの良さに惚れ惚れ。(かんな兄ぃ‥ついて行きやすゼ!)なんてネ(笑)(^^)

【翼裕香さん】アラビアンな衣装で始まりオリエンタルな曲で全編を覆う演目。一曲目の振りの中で繰り出される前蹴りが、クイック&シャープで‥何だか格闘家みたい。関節の可動域の大きさを生かした柔らか〜いポーズベッドは健在で、特にシャチホコを切った後、時間差で膝下を折り、頭上に垂らす展開に息を呑む。とにかくセクシー!

【矢崎茜さん】和装×ロック(和ロックではない)で貫かれた演目。一曲目の黒い装いは箱結びを前に廻した「花魁」風なのだけれど、イメージとしては、何というか‥「極妻」(笑)。ステージラストの曲は、静かなアンビエント調で始まり‥途中からトランス風のアップテンポに転ずる〔We Will Rock You!〕。キレッキレのポーズが曲のメリハリに完全にシンクロする連続ポーズベッドは「圧巻」の一言に尽きる。

【MIKAさん】「あまりにも完璧すぎる踊り子」MIKAが演じる「あまりにも高精度な」ポーズベッドは‥十分に見知った姿態の変遷であっても、まるで別物の様に見る者の眼に迫ってくる。その卓越した技量は地上のものに留まらない。四回目ステージ終盤のエアリアルに於いても神憑った「凄み」で存分に魅せてくれた。

- 09/15 10:35
- くるりん


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