ピンクの和装ドレスの裏地はライムグリーンメタリック。花魁風に前に垂らした帯は黒地にゴールドの小さなモノグラム柄が散る意匠。その上には帯締めの淡いブルー。帯を解くと濃いグリーンの帯揚げが控えている。更に言えば、持ち手のピンク&ブルーのコサージュから同じ配色の布がたなびく小道具や、件の黒い帯からスルスル‥と引っ張り出されるシースルー‥イエローグリーンの布に至るまで、まるで様々な花が咲き乱れるが如き絢爛豪華な「色彩」とその「変遷」が印象的な、アバンギャルドな「和」の演目。翻して裏地を見せたり‥帯を振り回し‥脱いだ衣装を丸めてから前に放ったり‥と、かなり動きのあるアクティブな展開で魅せる。本舞台にしゃがみ込むと‥件のイエローグリーンの布を頭からすっぽり被り、その中で白足袋を脱ぐ流れを挟み、衿と袖口を白くあしらったオレンジ色の襦袢に着替え‥ベッドショーへ。盆に仰向けになった状態からの「三点支持+片手差し上げ」といった‥ゆっくり動いてポーズを決める「流れ」の中に、腕立てシャチホコから上半身を「ガクン」と倒して通常バージョンのシャチホコに転じる等、動きのあるムーヴを効果的に援用し「メリハリ」を持たせている。ステージラストは本舞台で後ろ向きに立ち、肩脱ぎにしたオレンジ色のベッド着をストン‥と下に落として上半身を反らし、顔を見せるとそこから切り返し‥充実の表情で決めのポーズ。そして「終幕」となる。
(追記)extra-track!
四回目のステージ。最後のオープンショー。幾分疎らになった場内のあちこちに散るお客ひとりひとりに「アイコンタクト&手招き」をして盆周りに集合をかける彼女。自分も「ご相伴に与って」何年ぶりだろう‥正面カブリでの「観劇」となった。人懐っこくて可愛らしい表情の彼女。近づく事でより一層鮮明になる美しい肌や、小さく整えられた繁み‥その側の淫靡にして悩ましいクレパス等、ストリップ本来の?プリミティブな楽しみ方をすっかり「堪能」してしまった(笑)。踊りながらお客にしっかり「絡む」彼女が可愛らしくも楽しくて‥何だかサプライズでちょっとしたプレゼントを貰えた気分。りょんりょん姐さん‥ありがとうございました。本当に楽しかったです(^^)
- 05/06 00:50
- くるりん