川崎ロック座
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●初芽里奈さん 2015-05-23 (4th) stage (2/2)

ブラトップを外し、スカートを脱ぎ、盆に置かれたトランクにしどけなく腰を下ろしてベッドショーが始まる‥。ノーポーズ〜ポーズベッド間を揺らめく様に推移する過程でトランクに片手をつき、後方に伸ばした脚をリフトしてシャチホコ風にしてみたり。廻る盆の上でトランクから外したイチゴ型のチャーム(飾り)を口に含んで瞳を潤ませたり。このパートの冒頭で脱いだシャギースカートをショールの様に肩から掛けてみたり‥等々。その流れの果てにトランクを開けて取り出されるのは、最初のシーンでメイド服姿の彼女が見入っていた、あのハードカバー。本を抱えて立ち上がると小走りで本舞台に下がり、場内は暗転。闇に乗じて袖に消えた彼女が再びメイド服に着替えてステージ中央に立つ。ピンスポットが照らす円錐形の光の中‥本のページを開いて顔の側に掲げ、満面の笑み。おとぎ話の世界から現実世界への「帰還」を無事に果たし、夢みる少女の冒険話に幕が下りる。

(追記)extra-track!
いきなり棺桶から飛び出してくる様な演出があったり、ひとり音楽会みたいな作品だったり。たまたま自分の観劇時にそういった演目に出会う事が多いのかも知れないけど、凝った意匠の大道具や小道具、ファンタジックなストーリー展開の出し物を見ると、初芽さんらしいなぁ‥なんて思ったりする。(今回は割とシンプル?)
どの演目も完成度が高く、オモチャ箱をひっくり返したみたいで凄く楽しいんだけれど、荷物の発送とかステージのセッティングとか、超大変そう(笑)
でも、そんなコダワリが「その人らしさ」に繋がっていくんだろうなぁ‥って思うのも事実。
今回の作品も楽しかったです。

- 09/05 16:45
- くるりん


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