川崎ロック座
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●川崎ロック座 20170526 (1st)(2nd)(3rd)stage -outline- (1/3)

[西園寺瞳さん]
(1st)(3rd)この日の観劇は彼女のステージ途中から。百合の花を模したコサージュと簪で髪を飾り、盆上でパールピンクの襦袢をはだけ、オレンジ色の下穿きを脱いでしっとりと。静かな曲に情念を込めて演じるベッドは基本ノーポーズで‥ぐぐっとタメを作ってじっくり伸び上がる動きが美しかった。
(2nd)ピンク色でくしゅくしゅフリルのドーム型スカートが印象的なロングドレスでステージ中央‥後ろ前に設えられた椅子の座面にしゃがみ込み‥たっぷりした身頃のスカート部分が椅子全体を覆う様な体勢でスタンバイしている。椅子には大振りなグリーンの布が掛けられていて、客席側を向いた背もたれ部分に百合とハルジオン‥二つの白く大きな花弁が並ぶ。「花の精」をモチーフにした?終始エレガントで可愛らしいステージは、この後オレンジスパンコール×フリンジのセパレーツ→紫シースルーのドレスへと色鮮やかに変遷し、本舞台でフィニッシュ!

[英※里さん]
(1st)(2nd)(3rd)淡いパープルのミニワンピースで二曲→パープル×裾に刺繍をあしらったスリップミニドレスで二曲‥という構成をとる。ムッチリ健康的なボディを弾ませてアイドルダンスを決める一曲目→ディーバ系の女性ボーカルに乗せて雰囲気たっぷりに舞う二曲目‥と続き、この演目中最大の「魅せ場」となる三曲目へ。「醜い女の子」がモチーフの‥ちょっと暗めな曲に乗せて披露されるコンテンポラリー・ダンスは「今はこれが精一杯だけど‥いつか」的なメッセージが込められた‥力強く、かつ伸びやかなもの。続くポーズベッドに、デビュー間もない新人さんらしい若干の拙さは感じられたけれど、それを補って余りある「熱い」ステージで魅せてくれた。

[清水愛さん]
(1st)漫画「デスノート」的な世界観で編み上げられたこの演目は‥本舞台の椅子の上から盆に向けてノートを放ったり、何か書き付けようとして思いとどまったり。かと思えばそこから唐突にポーズを切ってみたり、カーテンの隙間から差し出して揺らめかせたり‥とノートを上手く使った象徴的な演出で目を惹く。また、椅子に後ろ前に座り、上体の動きのみで魅せるコンテンポラリー・ダンス、初速<終速で独特のキレを生む高速ターン、照明のon⇔offで少しずつ衣装を変えるなど非常に完成度が高く、稀有な踊り子=清水愛のエッセンスがギュギュッと「凝縮」されている。

- 06/27 02:10
- くるりん


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