川崎ロック座
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●HIROさん 2014-0601 [1st][2nd][4th] stage

黒地に白ドットのトップ部分にハイウェストで切り返すフリル仕立てのロングスカート。浜劇で見て、デラカブで見て、そして川崎のステージで見ても、その佇まいは美しい。長い髪は黒いシースルーの布で控えめに彩られ、耳元は青い炎の様な小さな房が下がるピアスで飾られている。シャギーっぽく遊ばせた毛先に紛れてごく自然に馴染むソレは、パッと見‥良く出来た部分エクステの様にも見える。前回のデラカブで見る事が叶わなかったタップダンスを、今回はたっぷりと。本舞台に敷いた透明なアクリル板の上で靴底を鳴らす音が場内に響く。ジャケットの胸元に覗くインナーは、黒のビキニトップ。浜劇で見たサテンも良かったけれど‥これも良い。そして衣装は、胸元を段々フリルで彩ったピンク色のシースルー‥プルオーバータイプのネグリジェドレスにシフトする。今まで他劇で見た演目と比べて「違い」が最も際立っていたのがこのパートだろうか。ネグリジェドレスの振り袖を翻したり‥顔を覆って見せたり。はたまたドレスの裾をつまんで振り廻したり‥と多彩な展開を見せている。このドレスを纏ったまま演じられるベッドショーの‥シースルー越しに蠢くしなやかな肢体が何ともセクシーだった。ステージの〆はダンスベッド。魅せ場の「人」の字は、ズバッとポーズが決まった瞬間に膝下が折られている‥いわば「ワンモーション仕様」に進化していて、力強さとキレが増していた。演目がブラッシュアップされ‥育ってゆく「過程」でも魅せてくれる興味深いステージ。もう一度くらい‥どこかで見れるかな?

- 06/13 20:00
- くるりん


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