川崎ロック座
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2018年3月14日(水)川崎Rに行って2回目の途中から見ました。以下、周年の踊り子さんを中心に、覚えている範囲で簡単に。(記述の長短は演目の
良しあしとは関係ありません)

1牧野れいなさん。奇数回は和傘に和風ドレスでパワフルな踊り。「飾りじゃない○よ涙は」が合っていました。偶数回は黒い帽子にグレーのコートで
「CAT'S E○E」に乗ってかっこよくダンス。                                    
2平野愛さん。色白で茶金髪。白いふんわりドレスでかわいく踊ります。きれいなパイ○ン。
3雨宮衣織さん。偶数回と奇数回で曲と衣裳はちがっていたと思いますが、ともに大人の雰囲気で、ちょっとアンニュイに。
4倖田李梨さん。
偶数回は「BASHMENT」:赤いスラックスに白いTシャツで登場、ラップに乗ってボーイッシュに踊ります。2曲目では缶ビールを持ってお客と順に乾
杯していきます。独特のリズム感のステージでした。なおbashmentとはどんちゃん騒ぎのことだそうです。
奇数回は「愛for愛」:暗い中、裸で出てきてうずくまった所からスタート。照明がつくとゆっくり起き上がり、ものうげな表情。そして踊りながら衣裳を
つけていきます。「逆転ストリップ」ですが、テーマはあくまで愛。ラストは明るい笑顔で。
5武藤つぐみさん。
偶数回:虫取り網を持って客席から登場。昆虫採集の少年のようです。あの夏。やがて「さとうき○畑」のインストルメンタルが静かに流れます。戦争で一番
犠牲になるのは子供たち…。そして本舞台で純白のシルクでエアリアル。少年の魂のように。(ジェフ・バックリィだったかしら)ハレルヤの声がいつまでも
耳に残りました。
奇数回:暗い中、舞台に置かれたランタンの明かりだけで静かに始まります。やがて丸盆に出てくると、荘厳な音楽に乗って回転していきます。天上からの光
に感応するように。
6みおり舞さん。
2回目「ボレロ」
暗転の中、演奏会の始まる前のチューニングのような音が流れ、すぐ収まります。
そしてラベルのボレロが静かに流れてきます。照明がつくとみおり舞さん
本舞台中央で正面を向いてまっすぐ立っています。腰に簡単な白い裳のようなものをつけただけでトップレス。無表情というか喜怒哀楽を超えた表情。場内は
水を打ったように。そして
ゆっくり右手を挙げ、ゆっくり下ろします。
今度はゆっくり左手を挙げ、またゆっくり下ろします。
私はなぜか興福寺の阿修羅像を思い出しました。
そんなふうに始まります。
曲がすこしづつ大きくなり、それにつれて
動きも大きくなり、踊りながらすこしづつ前に出てきます。
曲が最高潮になると、裳は脱ぎ捨てダイナミックにかつ
超絶技巧で踊ります。観客は魅せられて動けなくなります。
Y字バランス、片手片足立ち、あるいは跳んだり、寝そべったり。
そして踊りながら本舞台にもどっていくと
クルクルッと回転して終わります。拍手とブラヴォー!の声。暗転。
すぐオープン。「ロックンオム○ツ」が流れ
法被をはおって笑顔で出てきてちょっとコミカルに踊ります。手拍子。
ここで差し入れを渡す人も。そんなふうにして明るく盛り上がって終わります。
3回目「アイリッシュの恋占い」
ヨーロッパの民族音楽的な曲が流れ、みおり舞さん
(たぶん)アイルランドの衣裳で笑顔でタンバリンを持ってステップをきかせて踊ります。今日は収穫祭か。
やがて麦の穂の束から1本抜いて耳元で振ってみます。(良い音がしたら恋が実る?)
しかし首を振っています。良い音がしないようです。
何度やってもダメ。ついに麦の穂を投げ捨て、腕を組んでふくれっつら。これが可愛い(^^)
そして、私には踊りがあるもん、と言うように思いっきりダンス。
足を高く蹴りあげてタンバを鳴らしたり。拍手・手拍子。
一頻り踊り回って本舞台にもどると、さっき投げ捨てた麦の穂に気づき、拾い上げて
何気なく耳元で振ってみます。ここでパッと頬が紅潮して、暗転。拍手。
4回目「牧神の午後〜ニジンスキーに捧ぐ」
(注)ヴァーツラフ・ニジンスキー(1890〜1950)ロシアの男性バレエダンサーで振付師。斬新でエロチックな振り付けで賛否両論あったが、多くの
アーチストに影響を与えた。
暗転の中、ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」が流れ、
幕が開くと古代ギリシアを思わせるような舞台に、上手と下手に2つの椅子が少し離れて向き合うように置かれ、その上手の椅子に白い薄衣をまとった美しい
ニンフのみおり舞さんが掛けています。
少しして立ち上がると下手の椅子に移りますが、体の右半分に獣を思わせる茶色のペインティング。
(体の右側と左側でメークを変えて演じわけているようです)
そして男っぽく座り直して、このあと牧神(半人半獣の神)の妄想になっていきます。
丸盆に出てきてニンフの残した薄衣にほおずりしたり、オナニーショーになったり。
やがて本舞台にもどると、擬似せっくす。カーテンで半分かくしているので更に想像をかき立てられます。
このあとよく覚えていませんが、2曲目がバッハのフランス組曲第4番のアルマンドだったと思います。
3曲目はストラビンスキーの「春の祭典」の終曲「生贄(いけにえ)の踊り」
生贄にされる者の不安と恐怖を、もがき、あがき、のたうつような踊りで表していきます。やがてカーテンの隙き間に〜この奥は死の世界か〜引きずり込まれ
るように消えていきます。暗転。拍手。
ポラショーの時にご本人に尋ねたら、選曲はオリジナルだそうです。「牧神…」だけだと時間が余るからだとか。
オープンではまだ体中に絵の具がついたまま踊り、これがシュール。盛り上がって終わります。10:45。
なお17日はイベントだそうです。

- 05/06 13:04
- 見物人


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