池袋ミカド
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●池袋ミカド 20170922 (3rd)(4th)stage -outline- (3/3)

[愛野いづみさん]
(4th)聞き覚えのある「あのメロディ」が流れ始めると‥椅子に横座りし、浮かせた両脚を揺らめかせつつ上体を燻らせる官能的なシルエットで、しどけなさの権化「エマニエル愛野」のステージが幕を開ける。白のシンプルなノースリーブドレス‥から黒のブラトップ&ガーターベルト&赤レースのパンティ姿に転じ、更に椅子に座り直し脚を組み変えながら黒のニーハイ・ストッキングを身に着ける等、徐々にテンションを上げてゆくと、遂にはしどけなく床に横たわって悩ましく身体を押し付けたり、アンニュイな表情で髪をかき上げたり、とろんとした瞳で客席を舐める様に見渡したり‥と「本家」エマニエル夫人もかくや‥なエロティックな展開で魅せる。演目を離れると純朴でお人好し‥な印象の彼女が見せる、真逆のキャラクター。ある種「憑依的」なステージが興味深い。

[上野綾さん]
(3rd)ノースリーブにジャケット風の襟が付いた黒いミニドレスで始まるステージは「WANTED」と大書されたお尋ね者を探すポスターやステージに敷かれた大振りなクッション、後方に吊るされたエアリアル・フープの内側に描かれた大きな顔‥と、目鼻をくり抜かれたワル〜イ表情が印象的な「ハロウィン風」かぼちゃのモチーフが頻出するファンタジックなもの。また、ステージ後半ではメタリックカラーのウサギちゃんコスで水晶の塊?を口から出したり、斜め掛けしたポシェットからも取り出してみたり、ポシェットのファスナーを全開にしてひっくり返し‥ステージに撒き散らしてみたり。更にはグーパンチ o(`へ')○☆!でフープ内側のかぼちゃフェイスを撃ち抜いてからのエアリアルで魅せたり、と疾走感あふれる展開が楽しい。ポップでキッチュな世界観に忍ばせた「毒」が絶妙に効いている「上野綾のひとりアミューズメントパーク」的な好演目。
(4th)レッド×ブルー‥和洋折衷で重たげなドレスを脱ぎ去ってブラック基調のシンプルなミニドレス→左袖にドレスを投げ入れて代わりにピックアップしたホワイトシースルー×柄の衣装に転じるこの演目は、音圧の高いハードな楽曲でのハイパフォーマンスが何とも素晴らしい。また、写真タイムではシリアスなステージ本編からは想像がつかない気さくで楽しいお姐さんに変貌するのだけれど、これがまた可愛い。この日は強まる雨足に「帰るのヤダ〜」なんて言っていた様な気がする(笑)

- 10/25 04:50
- くるりん


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