池袋ミカド
[投稿する]
●池袋ミカド劇場[2021-0212]DE

D浅葱アゲハさん(2nd)
白い縁取りが施された赤のベビードール→ピンク地にチェック柄のワンピース→透け感のあるブルー系のベッド着へと展開する二回目は、七人の小人の人形と林檎のオブジェを用いた白雪姫モチーフの演目。可愛らしい導入部‥からアクティブなダンスパート→目隠しをしながら妖艶なポーズベッド→目隠しを解いてハードなダンスベッド‥へと繋いでゆき、最後の最後でテンションMAXの超絶エアリアル・リングへ。高速回転‥しながら輪を掴む位置を刻々と変え、身体を入れ替えて姿態を様々に変遷させる‥唯一無二&圧巻のパフォーマンスで魅せる。

D浅葱アゲハさん(3rd)
三回目は怪獣大戦争な演目。大音量で響き渡るモスラやゴジラの「あの曲」に乗せて披露される超絶エアリアルは、何かもう「一線を超えてしまっている」感じで‥上手く言語化できない。中でも圧倒的な疾走感で駆け抜ける最後のゴジラパートは、漆黒のティシューに空中で絡まり、解け、また絡まる‥その刹那に目まぐるしく変遷する姿態のバリエーションとそのスピードが、まさしく神レベル。身体を苛めに苛め抜いたハードなステージの終焉は、曲終わりにドンピシャでシンクロさせた空中ポーズで。逆光に浮かび上がらせた美しいシルエットに思わず息を呑む「凄絶な」ラストとなる。

Eちるちる★いちるさん(2nd)(3rd)
上は赤、下は緑〜青のグラデーション?の袴スタイル→白/黒のミニドレス→ピンクシースルーに白い花弁をあしらった襦袢でのベッド‥と展開する二・三回目のステージは、一本かと思っていた和傘が途中で二本に分かれたり、傘の先端を持って一振りすると逆さにパッと開いたり‥と、和傘を効果的に使ったギミックでも目を惹く。凛々しい表情でパワフルなダンス&傘イリュージョンな前半と、しっとり演じる後半のベッドとの対比が素晴らしく、豪放磊落さと繊細さが同居するアンビバレントなステージがいちるさんの一番の魅力だと思う。

- 03/03 19:10
- くるりん


0.HOME