新宿ニューアート
[投稿する]
●新宿ニューアート[2021-0716]BC

B香山蘭さん(1st)(2nd)(3rd)
楽しげな東京ブギウギ‥から軍靴の響く不穏な時代が忍び寄る大本営発表→戦争の最中に嫁入りする一回目。戦地に出征した若い夫と内地で彼の帰りを待つ妻の一人二役を演じる二回目。亡き夫を偲びつつ、街娼として戦後を逞しく生き抜く女性を描く三回目‥と、当時の世相と現代風のセットリスト&コンテンポラリーダンスを融合させた「反戦歌」シリーズを観劇。あくまでも個人的な感想‥ではあるのだけれど、昭和初期の時代背景の作品である事を鑑みて、如何にも今風の図案のタトゥーを上手くマスキングして演じてくれていたなら、更に作品の世界に没入できた様に思う。そういった意味で、大きなフルバックパンティに手を突っ込んで演じる三回目の自慰行為の場面は良く出来ていて、観劇中にふと我に帰る事もなく、集中して観れました。とても良く出来た作品だけに、僅かな瑕疵が気になってしまった‥という事でしょうか。

C虹歩さん(1st)
長い裾の先がそのまま手首に結わえられたゆったりしたライムグリーンのロングドレス→白いチューブトップの上に淡いオレンジ×ブルーのショートジャケット&スラックス→透け感のあるダークカラーのセパレートドレスへと変遷する一回目は、クライマックスで曲に合わせ、ゆっくり脚を伸ばして完成させる「人」の字が美しい‥存在感あふれるステージでした。

C虹歩さん(2nd)
以前ミカドで観劇した青×緑のトレンチコート→ショートブラウス&ビスチェ&ミニスカートへと変遷するダンス演目。トレンチコートの襟がラインストーンで飾られていたり、ブラウス&スカートのデザインが少し変更されて?より洗練された印象に。キレッキレで熱いダンスは今回も健在でした。

C虹歩さん(3rd)
ワンショルダーで黒のブラトップに黒×ピンクのストライプ入りスラックス&シルバーラメのロングコートで始まる三回目も、二回目同様、ミカド以来の観劇となる絶品のダンス演目。前回は黒レースパンティだった部分が、黒マイクロミニパンツ→黒Tバックになっているなど若干のブラッシュアップが施されていて、180度開脚を組み込んだ流れる様なムーヴや、ふわりと身体を浮かし、ストンと着地してからスッと脚を伸ばす「人」の字など、ステージのどの部分を切り取っても見応えのある作品に仕上がっている。

- 10/02 12:10
- くるりん


0.HOME