新宿ニューアート
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●新宿ニューアート/2020-0803/@1st→C3rd

@香山蘭さん(1st)(2nd)(3rd)
戦前〜戦中〜戦後の世相と、運命に翻弄される一組の若い夫婦を描いた「戦争三部作」を初観劇。レトロな流行歌や街娼、額縁ショーといった有りがちな懐古ネタで引っ張る1〜2回目に対して、戦地での夫と本土で彼の手紙を読む若い妻の姿を描いた3回目のバックに流れるのは、ミディアムテンポの、やや抑揚を抑えた感じで歌われる今時のラブ・ソング。この演出でそれまでは何処か遠い時代、遠い世界の出来事だった「戦争」が、令和のこの時代に妙なリアリティーを持って立ち上がってくる。「バラシ」で観ても成立するけど、「通し」で観た方が絶対に刺さる。たまたまだけど、この日プンラスで観れて良かった。

A藤咲茉莉花さん(1st)(2nd)(3rd)
1回目は片肩脱ぎの和装から徐々に琉球テイストへと移行→ラストは「海の声」をバックにゆったりした舞い。2〜3回目は藤咲流ブラックスワンな演目を披露。何年ぶりかだったと思うんだけど、自分の記憶の中の彼女より現在の彼女の方が若く、可愛らしくなっている気がする。これぞ美魔女?(°д°;;)

B藤川菜緒さん(1st)(2nd)(3rd)
ドミノマスクにメタリックカラーのミニドレスで女盗賊?な1回目→女性駅員さんがほとんど手振りだけで滅茶苦茶に運動量の多いダンスを披露する2回目→終始アップテンポな曲だけのセットリストで一気に突っ走る3回目まで、とびっきり楽しくてアイデアに溢れた3演目を観劇。スト初心者にこそ観て欲しい‥この世界の楽しさと表現の可能性がギュギュッと凝縮された最高のステージに仕上がっている。

C浜野蘭さん(1st)(2nd)(3rd)
1・3回目はスワロフスキーの光るリンゴ?をモチーフに赤→黒ベースの衣装で舞う演目。2回目は全体的に白基調で、色彩的にメリハリの効いた構成になっている。ベッドショーの冒頭、ノーモーションから繰り出す高速ポーズで場内を一気に掌握する力技は流石‥の一言。あの細い身体の何処にそんなパワーが秘められているのかと、いつも思う。

- 08/11 16:25
- くるりん


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