新宿ニューアート
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●新宿ニューアート 20170928 (2nd)(3rd)(4th)stage -outline- (3/3)

[加瀬あゆむさん]
(2nd)ステージ中盤の‥襦袢をはだけて解いた帯を巧みに援用するベッドショーが、この演目の白眉だろうか。完全無音の中、件の帯を目隠しに使う本気度の高いオナB→目隠しを外して帯の一端を口にくわえ、途中‥足指の間を通してもう一端を強く引きながらLやシャチホコを決めるポーズベッド‥とアンニュイかつ耽美な「和」のテイストで魅せる。また、ステージ冒頭の和傘トワリングや終盤のバレエ風ムーヴ、空間を広く大きく使うコンテンポラリー・ダンスと多彩な要素を滑らかに繋ぎ、ラストはステージ中に纏めた髪を再び下ろし‥ピンクシースルーの和傘を構え直して、艶やかにフィニッシュ!
(3rd)オレンジ×黒のフリフリミニドレスに黒のジャケットを羽織り、本舞台右側に設えられた椅子に座ってスタンバイ。手鏡でメイクを直す可愛らしい仕草の後に立ち上がるとマイクを持ち、踵を鳴らしながらターンテーブルにin→バックに流れるソウルフルな女性ボーカル曲に乗せて口パクのエア歌唱パフォーマンスを熱演→衣装を脱いで黒のブラ&パンティ&赤ガーターベルト姿に転じてベッドショーへ。件の椅子にジャケットを掛け、盆に据えると意中の相手に仮想してのエア尺八&手淫のご奉仕プレイ。その後ジャケットを羽織り直して優雅に舞う‥もののその瞳には「別れ」や「追憶」といった哀しい色のニュアンスが滲む。そして座面に片膝をついて脚を上げるなど椅子を援用しつつ展開するポーズベッドへと繋ぎ、ラストは吹っ切れた様な爽やかな笑顔での「終幕」となる。
(4th)シックな柄の着物ドレス&前結びしたゴールドの帯‥の上にオレンジ系の豪華な打掛を纏って始まる花魁風「和」の演目。途中‥本舞台のカーテンを閉ざしての暗転→花魁の由来や当時の時代背景を語るナレーションを挟んでからの再開→暗い場内を微かに照らす手持ちの明かりを携えつつ盆の縁を周回し、本舞台へと回帰する道のり‥からステージに設えられた障子の衝立を効果的に援用したベッドショーへ。衝立の枠を掴む彼女のシルエットが背後からのライト越しにぼんやりと大きくなったり、黒く小さく収斂したり‥と客と「情を交わす」場面が雰囲気たっぷりに描かれている。

- 04/17 01:15
- くるりん


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