[清水愛さん]
(3rd) 紫の着物‥の下に黒地に細い黄緑で密にラインが描かれた柄×半身黒の和装‥の下に朱色の下穿き。脱ぎに絡めてシックな色彩の変遷で魅せるこの演目は日舞的な身のこなしであるものの、高まりゆく情念に寄り添う所作がまるでコンテンポラリー・ダンスの様な‥さながら「ネオ日舞」といった趣き。控えめ‥だけどエモーショナルな動きに、目が釘付けになる。
[香坂ゆかりさん]
(3rd) 全身を編み上げる黒い紐リボンに黒のロングブーツ、黒の指出し手袋。これを基調に白のトップス&ショートパンツ、黒のミニドレス、紫のガーターベルト‥といったアイテムを脱ぎ着しながら進めてゆく。途中‥テンガロンハットを被り、ピストルを構えてハードボイルドに魅せたり、ブート感強めの K-POPを多用してメリハリを効かせたり‥と、何となく「小室りりかさん」風?の展開に。自分的には香坂さんに「ゆったり‥ふんわり」したイメージを抱いていたので、何だか新鮮でした。
[真白希実さん]
(3rd) メタリックカラーのウィッグ、スパンコールのキャミソールトップ、サテン地のロングスカートで盆付きスタート。本舞台に遡り、羽根扇子を一つ〜途中から二つ使って艶やかに舞う。アイテムを少しずつ脱いでゆき‥やがてゴールドのボディチェーン&Tバック姿に転じてからは、派手なポーズに頼らず、滑らかな動きだけで観客を惹き付ける「絶品」ノーポーズベッドで魅せる。最後は逆光の中‥羽根扇子を二つ持って見得を切り、その後で照明を落とす雰囲気たっぷりのラストとなる。
(4th) ショート丈の燕尾服風ジャケットの下にパステルカラーのミニドレス、足元は黒のストッキング&黒のロングブーツ。踊りながら手先に花弁を一つずつ出現させるマジック?と辺りに振り撒くパフォーマンス‥そしてバトントワリングで魅せるとトップレス&黒いハットを目深に被ってのベッドショーへ。途中までぐぐっと引き付けた脚を次の瞬間、無造作に放り出してLを切らない?フェイントや「焦らし」を上手く使い、ハットの下に隠されたミステリアスな表情と相まって観る者の気持ちを逸らさない。ラストのダンスベッドはブート感の強い打ち込み系の楽曲に乗せてハード&アクティブに。前段の焦らし&肩透かしの反動からか‥このパートのカタルシス感が半端なかった。
- 12/15 18:15
- くるりん