〔PROLOGUE〕闇に沈む場内に、フルボリュームで鳴り響く男性ボーカルのK-POP。いつ果てるともなく延々と流れ続けるその曲が唐突に途切れ、照明がともると、本舞台への視界を遮っていたカーテンがスルスルと袖に退く‥。
〔SCENE1〕本舞台には左右一対‥大型の青いパーティションが置かれているだけで、誰の姿も見えない。そのパーティションには「一辺=1m」はあろうかという‥かなりの大きさのゴールドの扇子が開かれた状態で掛けられていて、向かって左側のパーティションの影から遥嬢、右側のパーティションの向こうからりりか嬢が、それぞれ現れる。和のニュアンスが濃いものの‥全体としてはアジアンなテイストのロングドレス。赤を基調に片肩から袖にかけて黒く染め抜かれたデザイン。ブルー×パープルのツートーン‥外周にふわふわな素材を廻らせた羽根扇子を携えてゆったりと、艶やかに舞う。と。舞いの途中で遥嬢がふいにその動きを止める。しかしりりか嬢は構わずに踊り続け‥しばらくすると今度は入れ替わる様にりりか嬢がその動きを止め、代わって遥嬢が踊り始める。このルーティンを数回こなした後に、パーティションに掛かるゴールドの大きな扇子をピックアップすると畳んで肩に担ぎ、本舞台から花道‥そして盆へと練り歩く。ターンテーブルの上で一人が片膝をつき、その背後にもう一人が立った状態で再び扇子を大きく開いて見得を切る「絵になる」シーンでこのパートを締め括る。
〔SCENE2〕いったん見得を切った後、再び本舞台へ引き返すと‥赤×黒のアジアンテイストなロングドレスを脱ぐ。次の衣装はファスナーを途中まで下ろして胸の谷間をしどけなく晒す‥ピンクの「ツナギ」スタイル。ウェストを廻る緑のベルトラインがアクセントになっている。太腿の辺りがゆったりしていて‥裾をロングブーツにinする事でニッカボッカー風のシルエットに。ひとしきりペアダンスで舞った後、りりか嬢が袖に退き‥ひとりステージに留まる遥嬢がソロダンスで魅せる。
- 04/18 00:25
- くるりん