白のブラウスに赤いリボン、グレーのジャケットにチェックのミニスカート、紺のハイソックスに黒のローファー‥。J-POPのノリの良いメロディーに乗せて元気いっぱいの舞いを披露する「イマドキのJK」匠悠那。何度もターンを決める度にふわり、ふわりと浮き上がるミニスカートの下にピンク色のフルバックパンティが覗く。パンチラ‥ではない。パンモロだ(^^)。途中でスポーツバッグをリュック風に背負って「部活女子」的に見せたりと、中々に芸が細かい。天真爛漫な舞いでステージを一気に駆け抜けた後は、帰宅後の自室で寛ぎのひととき。縦長の姿見の前でお召し替え。姿見をハンガー代わりに使ってジャケットを掛けると着ている物を手早く脱ぎ去る。床置きのスポーツバッグに無造作に放り込み、ピンクレースのフルバックパンティだけを身に着けると客席に尻を突き出す様に魅せつける。そうしながらパンティの縁を指先で摘まんで整える‥いかにも「有りそう」な、無防備な仕草が可愛らしい。やがて姿見のサイドフックに掛けられていた白いナイティをピックアップするとふわり‥と纏い、身を翻し、軽やかな足取りで盆へ向かう。赤いカーペットが敷き詰められたターンテーブルをベッドに見立てているのだろうか。縦長の白い「ウサちゃん」クッションと戯れながら、その下に置かれていた一冊のアルバムを発見する。クッションを枕代わりに仰向けでページを捲ったり、身体を裏返して俯せになったり。眺めているうちに思い出が募ったのか、やがて身体を起こすと上に掲げたアルバムを下から覗き込んでみたりもして‥。最後は立ち上がり、盆の上にクッションとアルバムを置き去りにしたままで、アクティブにダンス。思い出の世界で楽しげに舞い踊りながら花道を遡り、本舞台に至り、袖に消えるタイミングでステージは暗転。間髪入れずにノリの良いメロディーが流れ出し、続いて本舞台に躍り出る彼女は上がピンク、下が裾に小さな花を散らした意匠‥グリーンの「袴」スタイル。卒業証書の入った筒を携えながら縦横無尽に踊りまくり、本舞台から花道〜花道から盆へ。これでもか‥と言わんばかりにポップに弾けまくり、最後に花道を駆け上ると本舞台でもアクティブに舞い続ける‥。曲と照明が揃ってフェードアウトする闇の向こうに「青春の残り香」が匂い立つ。
- 03/21 22:00
- くるりん