シアター上野
[投稿する]
●目黒あいらさん 2015-02-20 (4th) stage

所々にピンクのフリルでアクセントを効かせた‥ホワイトのキャミソールロングドレス。後ろを向くとヒップの辺りに透明パープルの羽根の様なアレンジが施されたキュートなデザイン。全体的にベビードールっぽい雰囲気で、ピンクのハットを被り素足で伸びやかに舞う姿が何とも可愛らしい。踊りながらハットを飛ばし、自身もいったん袖にハケると、ストラップレスのシンプルなフォルム‥淡いピンクのキャミソールミニドレスに着替えて本舞台に還って来る。その衣装で盆から花道にかけてピョンピョンと跳ねるアクティブなムーヴはとても瑞々しく、まるでデビューしたてのローティーンのアイドルみたいだ‥。続くベッド入りは、鮮やかなオレンジのネグリジェドレスで。丁寧に畳んだこの衣装を花束の様に抱きかかえて右袖に立ち、傍のポールをフック代わりに使って掛ける。それまで身に着けていたピンクのキャミソールミニドレスを脱いで、代わりにピックアップしたこの衣装をフワリ‥と纏い、花道を進み、盆に至る。床に座り込み‥かと思いきや身体を切り返して横臥して見せたり、途中‥当てもなく宙を彷徨う視線に垣間見える「あどけなさ」にドキリとさせられたり。このパートで丸々一曲分の時間を使い、パンティを腿に巻きつけると、次の展開に‥。ステージの〆はダンスベッド。小さなイントロで曲が始まり、徐々にボリュームが上がってゆく。それに連れてテンションを上げてゆき、やがて音量Max‥サビのメロディが鳴り響く瞬間に一気に弾ける構成は「さすが」の一言。途中‥盆に仰向けになって片脚を浮かせ、そこから上体を捻って床に頬を寄せて見せる安らかな表情や、何度も浮き沈みを繰り返す両手放しブリッジといった表現に、何とも言えない「優しさ」が滲む。最後は踊りながら本舞台に下がり、曲終わりにしっかりシンクロさせてフィニッシュ!「ありがとうございましたぁ」幼さの残る表情は闇に消え、代わりに溌剌とした声がその向こうから響いてきた‥。「アイドル童女」目黒あいらに癒される。

- 05/20 18:05
- くるりん


0.HOME