浅草ロック座
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●7/20

2020年7月20日(月)浅草Rに行って「Earth Beat 2nd season」の楽日を見てきました。コロナ禍の中、
世界の舞踊を通して自然の大切さ平和の大切さを改めて思わせられる感動のステージでした。以下、簡単に。
なお各景のタイトルは幕間に映された演目紹介によるものです。

開演時間になると「本日は浅草ロック座に…」と倉木しおりさんのアナウンス。そして始まります。

1景「カリンカ(ロシア)」椿(つばき)りんねさん他6人。
カリンカはイチゴに似た赤い小さな果物で、花嫁を象徴しているとか。
おなじみのロシア民謡が流れ、民族衣装の娘たち7人が踊ります。
きょうは誰かさんの結婚式か。
やがて椿さん一人残ってダンス・ベッドショー。すなおに可愛くトップを飾ってくれました。

2景「ワヤン・クリ(インドネシア)」小室りりかさん他4人。
インドネシアの伝統的な人形影絵芝居のことです(ワヤンは影、クリは(人形の材料の)皮革の意だそうです)。
本舞台中央に置かれた、テレビくらいの大きさのスクリーンに影絵が映されます。テクノロジーの進歩した今、
かえって新鮮です。もっと見たいと思っていると影絵はすぐ終わり、黄金色の衣装のダンサーたちが現れます。
そしてガムラン音楽〜ドビュッシーやラヴェルにも影響を与えたという〜に乗って舞います。神々しく、そして、
どこか懐かしいような…やがて小室さん一人残って自然な流れでラヴェルの「水の戯れ」をバックにダンス・ベッド
ショー。

3景「ドラム&ダンス(アフリカ)」みおり舞さんソロ。
丸盆に古タイヤが3つ重ねて置かれています。と、中から手が出たり、足が出たり、意表を突く出だし。すぐ極彩色で
ポップなアフリカ装飾のみおり舞さんが飛び出してきます。そしてリズムだけのような音楽に乗って踊ります。時折
brrrrrrrrrr なんて声を上げたり。ボーイッシュというか、もう性別や肌の色は無意味ですね。
踊りは時にアクロバティックに。やがて2本のバチを持って太鼓を叩くような動きに〜和太鼓にも通じるような。
人類の発祥の地とされるアフリカの、舞踊・音楽の原点を見るようでした。

4景「アンダルシア(スペイン)」鈴木千里さん他4人。
アンダルシアはスペイン南部の州で、迫害を受けてきた少数民族ヒターノ(ロマ)の中から生まれてきたのが
フラメンコなのだそうです。
暗い中、フラメンコ・ギターだけが切なく流れます。
舞台下手にプラチナゴールドの髪の男(鈴木)。赤いシャツに黒いジャケット黒いズボンに黒いハットで、沈痛な
面持ち。これが気障(きざ)でかっこいい。やがて同様な衣装のダンサー4人が出てきて5人で群舞。そのあと
鈴木さん舞台の奥に引っ込み暗い中で着替える様子。あとの4人がダンスでつなぎます。
やがて鈴木さんドレス姿で再登場。ダンス・ベッドショーになっていきます。やはり笑顔はなく、ずっとミステリアス。
男と女、大人の世界です。


ここで10分間の休憩。
この間、カーテンに次週の予告や、今週の演目紹介が映されます。

5景「オクトーバー・フェスト(ドイツ)」鈴香音色(すずか ねいろ)さん他4人。
10月祭、つまりミュンヘンのビール祭りのことですね。実際には9月〜10月。今年はコロナのため中止になった
そうですが。
乗りの良いドイツ語の歌が流れ、赤い衣装の女の子たちがジョッキを持って踊っています。男の子も一人まじって、
この日ばかりは無礼講?
やがて鈴香さん笑顔でステージに出てきて、ジョッキを持ってお客と乾杯(ふり)して回ったり。
酔ってきたのか衣服が乱れ、巨乳がポロリ、Wow!
そして悩殺ベッドショーへ。明るく楽しく、おいろけたっぷりの景でした。

6景「琉球舞踊(日本)」西園寺瞳さん他2人。
3人の沖縄衣装の女性が華やかに登場。「僕が生まれた この島の空を…」の歌に乗って踊ります。
やがて西園寺さん一人奥に引っ込みお色直し。その間残った2人が踊りでつないでいます。
やがて薄地の着物に着替えた西園寺さん、丸盆に出てきます。
色白で細面、沖縄の歌に乗ってしっとりと舞い、ベッドショーへ。
本土の人間が忘れていた日本の良さを再発見させられる思いでした。

7景「オリタヒチ(タヒチ)」倉木しおりさん他6人。
オリはタヒチ語で踊るの意。オリ・タヒチでタヒチアンダンスの意味だそうです。
舞台には腰みの、ココナッツ・ブラの娘たちが勢揃い。楽しそうに踊っています。ここは常夏の国。
やがて倉木さん登場。さらに盛り上がって皆でバンブーダンス(竹の棒を使った踊り)をしたり。
急に風が吹いてきたのか、大波が押し寄せてきたのか。自然は時にやさしく、時にきびしい。それでも
人は自然にいだかれて生きている。
再び明るい曲。倉木さん青いパレオを腰に巻いて、笑顔で丸盆に出てきます。
そしてやさしく客席をさそうように踊っていきます。なんか涙が出そう。
そしてベッドショー。やがて立ち上がり、光の中を踊りながら下がっていきます。拍手。
マナとは何か、感じられたような、気がしました。

8景「フィナーレ(キューバ)」踊り子7人ダンサー4人の出演者全員。
いったん暗転、すぐまたカーテンが開いて全員集合。明るく楽しくリズムに乗って踊ります。
やがて倉木さんにマイクが渡されご挨拶、そしてメンバー紹介。それぞれに拍手。
盛り上がって終わりました。

最終回ではこのあと拍手鳴り止まず、やがて手拍子に変わります。
少ししてカーテンが再び開きます。拍手。そして踊り子さん一人づつ出演順にご挨拶。
ラストの倉木さん、今回浅草R初出演でトリで司会の大役でしたが、
このあたりになると、もう、うるうる。「がんばれ!」の声援。
倉木「…正直、プレッシャーもあったんですけど、みなさんのおかげで乗り越えられて…
貴重な経験をさせていただきました…ありがとうございました」大きな拍手。
このあと恒例の3本〆。いよぉーシャンシャンシャン…
そんなふうにして盛況のうちに楽日がお開きになりました。10時20分ころ。
以上、私の記憶は不正確です。m(_ _)m

- 07/26 02:43
- 見物人


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