トップ部分は黒ベースに幾つもの赤いリボンを飾り付け、スカート部分は赤ベースに黒の段々フリルをあしらったキャミソール・ミニスカドレス。足元は黒のレッグカバー×素足。本舞台を右に‥左に。盆と本舞台間も頻繁に往き来しながらのアクティブなダンス。軽快なステップワークとキレのある動きが目に心地よい。次の衣装はパステルイエローの地に前身頃を斜め縦方向に過るピンク色のフリルが印象的なロングドレス。片肩にだけフレンチスリーブをあしらった、何気に凝ったデザイン。冒頭でも披露した、エッジの効いたポップなダンスはこのパートで更に一段‥ギアが上がる。上半身と下半身‥それぞれの動きが連動して紡ぎ出されるムーヴは、冒頭のそれを「点」とするなら、それらを有機的に結んだ「線」のイメージ。反り、くねり、捻る。小さな身体を切り返して大きく魅せる動きは、さながら「全身使いの手話」といった趣きで、曲へのシンクロ率も高く‥何ともエレガントだ。この衣装をはだけて盆に座り込んで始まるベッドショーは、着崩した衣装を持ち上げてシースルー越しに脚のラインを魅せたり、片方ずつパンティをずらしてその都度身体を捩りながら脱ぐなど‥so sexyな魅力に溢れている。後半ポーズベッドに転じてからは、腰上げL〜シャチホコ〜三点支持+片手差し上げ‥といった超定番ポーズの連続技で、流れる様に魅せてくれる。ゆっくり廻る盆の上、そのスピードでは足りないのよ‥と言わんばかりにポーズを切る度に向きを大きく変え、360度全ての方向からの視線に満遍なくアピールするサービス精神と、オーソドックスながら練度の高いポーズのコラボレーションが何とも素晴らしい。最後は本舞台に下がり‥満面の笑顔でフィニッシュ!(2015-03-16/西川口テアトル)
- 06/05 06:25
- くるりん