淡いピンク地に柄をあしらった可愛らしい浴衣姿。帯は濃いピンクで背中の結び目は大きな蝶ネクタイの様な形に誂えられている。曲は全編‥「TUBE」だ。記憶違いでなければ‥ファンの方の発案で、演目名「悠TUBE」とか。上手い事言うなぁ(笑)。ミディアムテンポのナンバーに乗せてパステルピンク&パステルグリーン‥ふたつのボンボンを器用に操り、艶やかに舞い踊る。リラックスして伸びやかに舞う‥彼女の表情も柔らかい。ボンボンは途中から白い団扇に持ち替えられ‥さらに一舞。そして本舞台を左右に行き交い‥その途中にターンを入れ込みながらの「脱ぎ」で魅せる。彼女が身体を切り返す動きに連動して、ハラリ‥ハラリ‥と浴衣がほどけてゆく。やがて本舞台左側に背中を向けてしゃがみ込むと‥最後まで残った肌襦袢をはだけ、肩を晒す。その後ろ姿が何とも艶やかで‥色っぽい。ベッド入りの衣装は、シースルーに青い花柄の肌襦袢‥というか和風ナイトウェア。先刻と同様‥肩を晒したしどけない姿で滑る様に花道を進み、盆に至る。そしてまさに盆入りのその瞬間‥一気に前をはだけると、小柄な身体には余りにも不釣り合いな‥見事な美巨乳が眼前に晒される。何というか、3Dみたいな‥凄い迫力(笑)。「どう?」と言っているかの様な、彼女の表情も柔らかく‥眩しかった。続くベッドショーはオーソドックスなポーズベッド‥なのだけれど、例によって、ゆーっくり動いて「タメ」を作る‥独特のムーヴ。焦らしに焦らした後でポーズが決まるため、その瞬間のカタルシスがハンパない‥。腰上げL〜Hバランス〜シャチホコ‥etc じっくり切り返し、たっぷり魅せてのち、静々と本舞台へ下がり‥振り返る。艶やかな表情で見得を切る‥その瞬間に合わせて曲が途切れる。打ち寄せる波の音だけが最後までステージに残されて‥去りゆく「夏」を惜しんでいた。
- 09/09 06:05
- くるりん