新宿ニューアート
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●沢村れいかさん 2015-07-09 (4th) stage (1/2)

闇に沈む場内。「ステージの準備が整う迄暫くお待ち下さい」のアナウンスから数十秒。閉ざされたカーテンが開く際に僅かな隙間から漏れ出る強い光は、幕が開き切ると、その圧倒的な光量でステージ上の全てを覆い尽くしてしまう。

やがてゆっくり光量が減衰し‥目映い光にも眼が馴れてくるとステージに佇む演者、そして背景の舞台装置が徐々にその姿を現す。本舞台両端にキャスターつきの黒いマイクスタンドが一対。その頂には提灯が置かれていて、左が赤×白&右が白×赤と対照的な配色になっている。その中央に‥大きく脚を開き、腰を落とし、腕を横方向に真っ直ぐ伸ばした体勢で「彼女」がスタンバイしている。上はピンク地に花柄を散らしたショート丈の和装、下はマイクロミニのシャギースカート、帯はメタリックなオレンジレッドで後ろには大きな「蝶結び」があしらわれている。足元は白のショートブーツ。

「ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ、ソイヤ‥」

勇ましい掛け声が入る和ロックに乗せて披露される男衆の舞いは、パワフル&スピーディー‥そして無尽蔵のスタミナで観客を煽り、自らを乗せ、どこまでも尽きる事のない上げっぷりで存分に魅せつける。次の衣装はピンクのチューブトップ&ヒップや太腿にフィットするスパッツ‥その上に赤×青×黒の半纏を纏い、オレンジ×黒の捻り鉢巻きを締めて。客席に背を向けて腰を落とし、前方高く掲げたバチを力強く振るう「エア和太鼓」パフォーマンス。曲の間奏部分で太鼓の縁を「トンカラカンカン」と叩くパートも上手く再現されていて、力強さだけではなく、そのシンクロ率の高さにも舌を巻く。

激アツのダンスパートから一転‥しっとりしなやかなベッド入りへの橋渡しは本舞台上で行われる。ステージ右側にしゃがみ込み、後ろ向きで髪を整えると立ち上がり、着ている物を全て脱ぐ。その後で件の半纏を羽織り直して振り返ると「全裸+肩脱ぎした半纏」というセクシーな出で立ちになり、静々と花道を進み‥盆に至る。

そしてステージは、ダンスパート以上に熱く、弾けまくるベッドショーへ‥。

- 12/14 00:40
- くるりん


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