多分元ネタは、キュートなキャンディPOP‥それをハードな打ち込み系のサウンドにアレンジし直した曲をバックに盆で膝をついている。横方向‥水平に伸ばした両腕を徐々に掲げてゆき、それに連れて視線も上に。やがて頭上でクラッチした両掌と相まって天に向かって祈る様な‥神々しい姿勢になる。衣装はベルトラインと裾に覗くフリルに黒をあしらった、オレンジのキャミソールミニドレス。足元はゴールド系のヒールサンダル。立ち上がるとステージ中央から花道〜盆に至る縦のラインにのみ光を当て、それ以外の部分を思い切って闇に沈めた独特のライティングの中、ハードな曲に乗せてノリノリのダンスを披露する。曲を変え、仕切り直して次のパートは、本舞台中央に設えられた椅子の上から‥。可愛らしいドレスを纏っているのに脚を大きく「ガバッ」と開いて座り、上半身を横方向にググッと捻っている。このポーズを繙いて‥フェミニンな衣装に似合わないハードな曲&ダンスでステージを駆け抜けると、客席に背を向けて上体を前に折り、穿いていたスカートを勢い良く下ろして魅力的なヒップを晒す。振り返るとやはり剥き出しの乳房をたわわに揺らして花道を進み‥盆に至る。拙くも懸命に演じるノーポーズ〜ポーズベッドの流れは、まだ荒削りながらも将来への期待が十分に持てるもの‥。L→三点支持+片手差し上げ。そしてシャチホコ。四つん這いからの片脚後方突き出しなどを絡めて丁寧に纏め上げ、充実のラストとなる。
(追記)extra-track!
「意外に踊れる」印象の彼女だけど、横方向を含めてステージ全体を広く、大きく使える程には、まだ、こなれていないのかも知れない。それを逆手に取り‥彼女が移動する縦方向の動線のみに光を当てて「演出」に転化してしまう投光氏のセンスにも「キラリ」と光るものを感じました。GJ!(^^)v
- 07/23 17:15
- くるりん