ブルーメタリックのキャミソールトップに前開きの黒いショートジャケット。裾にふわふわの黒レースを覗かせるブルーのミニスカート。足元は黒のニーハイ・ストッキングに黒のロングブーツ。胸元にシルバーラメのネクタイを煌めかせ、ポニーテールを揺らしてアクティブに舞うロック座のダイナモ「沢村れいか」のステージは、圧倒的なパワーとスピード‥そして迸るエネルギーの「熱量」で、他の追随を許さない。
ステージのほぼ全域を埋め尽くす男性ボーカルのハードな K-POPに乗せ、絶え間ないうねり〜しなり〜切り返しのルーティンで魅せる力強い舞いは、どことなくロボットダンス風‥ではあるもののコミカルな要素は微塵もない。寧ろターミネーター〜バトルサイボーグ・ダンスとでも形容したくなる程にアグレッシブだ。
途中‥シルバーラメのネクタイ&黒いショートジャケットを袖に飛ばしてからはうねり、しなり、くねる‥ターミネーター〜バトルサイボーグ的なニュアンスを廃し、より力強くエッジを効かせたハードダンスにシフト。激しく明滅する照明のストロボ・アクションと相まってパワフル&スタイリッシュなシーンの連続となる。
続いてはステージ右袖から椅子をピックアップして本舞台中央〜続いてターンテーブルに据え、立ったり座ったり‥を絡めながらの舞いで魅せる。終始出ずっぱり&動きっぱなし。そしてひたすらに加速し続けるそのエネルギーの源泉はどこにあるのだろう。見ているだけで全身の血が沸き立つパワフル&ハートウォーミングなステージ。「ロック座のダイナモ」沢村れいかはやっぱり今日も‥止まらない。
- 04/24 22:40
- くるりん