シアター上野
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●榎本らんさん 2014-0811 [3rd][4th] stage

(3rd)本舞台に‥猫がいる。アニマル柄のセパレーツに、大きなネコ耳。足元は白のショートブーツ。中でも一際目を惹くのがピンクの肉球をあしらったでっかい手袋‥というかグローブ。コテコテなんだけど何だかスッキリ見えているのは、長身で小顔&脚長な彼女の「完璧」なプロポーションの賜物‥なのかも知れない。続く衣装も‥ネコちゃん。ネコ耳はグッと小さくなり、肉球グローブも無し。ワインレッド×黒の大人びたセパレーツ。足元は黒のロングブーツ。ベッド入りは、大きくラウンドした襟が胸元を抉る様に見せているプルオーバータイプのネグリジェドレス。裾を持ち上げて翻し、ターンを決めると「フワリ」と浮いたドレスの向こうに、白のTバックショーツと「ぷるん」とした可愛らしいヒップが覗く。ベッドショーで一際目を惹くのがHバランス。四つん這いから身体を開くと掲げた腕をグルグル旋回させ、それに煽られる様に真っ直ぐ伸ばした脚を上方にリフトしてゆくという「合わせ技」。しなやかな「姿態の変遷」に、どうしようもなく魅せられてしまう‥。盆に座り込み、脱いだパンティを手首に巻き付けると、四つん這いになり‥cat walkでステージを練り歩く。舌足らずの女性ボーカルが歌う「思い切り甘えて〜思い切り生きてる〜」のフレーズをバックに、潤んだ瞳のRCが「寂しがり屋なのに気丈に振る舞う」強がりな仔猫ちゃんを好演している。ラストは本舞台に下がって‥暗転。「にゃお〜ん!」暗がりに可愛らしい鳴き声が響き渡る。

(4th)トップスがピンク‥スカートと胸元のスカーフがグリーンの格子柄。フレンチスリーブとロングブーツの「黒」をアクセントに使う「東洋のリアルバービー人形」榎本らん。続いては全体的にピンクなショートジャケット&ショートパンツ姿に転じ‥アクティブに舞うと、その後はハイウェストで切り返すエレガントなロングドレスに着替えてのベッド入りとなる。ウェスト部分に大きな黒いリボンをあしらった白いドレスを脱ぐとフワリと床に敷き‥その上に横たわってのベッドショー。横臥する伸びやかな肢体。片膝を立て、反対側の脚をスッと伸ばす‥。それだけで十分過ぎる程「絵」になる。榎本らん‥という最高の素材の「魅せ方」を誰よりも熟知しているのは、実は彼女自身なのかも知れない。

- 09/08 07:15
- くるりん


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